ガンダムSEED FREEDOMを観たという話(ネタバレあり)

タイトルの通りである。

話の細かい部分には触れないが人によってはネタバレと思うことも書くかもしれないので、ネタバレありと表記させていただいた。

ちなみに俺は映画を観ない人間である。
今回映画を観たのも「ドラゴンボールZ 復活のF」以来であり、
その前は「アナと雪の女王」、その前は「おくりびと」、その前は「マトリックスレボリューションズ」…と思い出せるくらいには映画を観ていない。

しかしこの「ガンダムSEED FREEDOM」は、なんてったってアニメが完結してから約20年の時を経て映画になったってんだから、
そりゃもう心の中の少年の俺が叫んでいるわけである。
行け、と。
なら、行くしかあるまいな。

ということで観てきたのであるが、感想を一言で言うなら以下の通りである。

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「20年ぶりにコズミック・イラ町に帰ってきたぞ、懐かしいなぁ。そういえばあの店まだあるかな。好きだったんだよなぁ~ガンダム食堂のSEEDカレー。よし、行ってみよう」

「へいらっしゃい」

「すみません、SEEDカレーください」

「あいよ」

「うんこれこれ、変わんねぇなぁこの味」

「お客さん、この店は久しぶりで?」

「ええ、20年ぶりこの町に帰ってきて、久々に食べたいな~って思って」

「それはそれは」

「でも20年ぶりにSEEDカレー食べたけど、こんなに記憶の中の味と一致することあるんだって、ビックリしました」

「思い出はどうしても美化されますからね」

「20年間、この味を守り続けてくれてありがとうございます」

「いえいえ、それが仕事ですから。それにこの20年、このコズミック・イラ町は何も変わっていませんよ。
相も変わらず自分と違う相手を認められない、許せない、そんな人間達が殺し合っている。
デュランダル議長のデスティニープランを否定したキラ・ヤマトも、
本当に自分は正しかったのか、本当に自分は争いのない世界を作るための力になれるのか、
ずっと悩みっぱなしです。
そして今日もそんな思いをよそに、ほら、核ミサイルが飛んでいる」

(急に語りだしたなこの人)

「おっと、つい喋りすぎてしまいました。すみませんねぇ」

「あぁ、大丈夫です」

「お詫びと言ってはなんですが、これ、どうぞ。SEED唐揚げです」

「唐揚げ?まぁ唐揚げが嫌いな男の子はいないもんな。いただきます」

「こちらもどうぞ、SEEDエビフライです」

「エビフライ!?まぁエビフライが嫌いな男の子はいないもんな。いただきます」

「SEEDハンバーグです」
「SEEDラーメンです」
「SEEDフライドポテトです」
「SEEDハンバーグです」
「SEED唐揚げです」
「SEEDフライドポテトです」
「SEEDハンバーグです」

「おいおいおいどうした急に」

「ハンバーグ!カレー!ラーメン!唐揚げ!エビフライ!ポテト!唐揚げ!ハンバーグ!ラーメン!エビフライ!カレー!唐揚げ!カレー!ハンバーグ!ポテト!カレー!エビフライ!唐揚げ!ラーメン!エビフライ!ハンバーグ!」

「おいおいおいおい」

キラキラバシュゥゥゥゥン‼‼

「フォアグラ!フカヒレ!大トロ!ジンギスカン!シャトーブリアン!うな重!伊勢海老!松茸!北京ダック!シャトーブリアン!フォアグラ!伊勢海老!うな重!松茸!ジンギスカン!シャトーブリアン!フカヒレ!フォアグラ!」

「あわ…あわわわわわわ…」

「ハンバーグ!フカヒレ!大トロ!カレー!ラーメン!フォアグラ!唐揚げ!伊勢海老!エビフライ!ポテト!シャトーブリアン!唐揚げ!ハンバーグ!ラーメン!松茸!ジンギスカン!エビフライ!北京ダック!カレー!唐揚げ!カレー!ハンバーグ!ポテト!うな重!カレー!エビフライ!フカヒレ!フォアグラ!唐揚げ!松茸!ラーメン!エビフライ!ハンバーグ!フォアグラ!フカヒレ!唐揚げ!ラーメン!エビフライ!」

「あああああああああああああ‼‼」

おわり


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