フォームを大きくする・小さくする

ダーツのフォームは動く部分が少ない方が良いとされている。それは再現性を高めるためである。

また、日本ではフォームも小さい方が再現性が高く良いとされていた。

しかし、現代においては身体に無理がないことが一番良いとされており、肘固定の小さいフォームこそ至高とされていた考えは淘汰されつつある。

そもそもPDCの試合をちょっと見れば身体が大きく動いてる選手が多数いることはわかると思う。国内に目を向けても、女子プロや男子でも身長が低い選手はフォームが大きいことが多いように見受けられる。フィル・テイラーやポール・リムのフォームが恐ろしく洗練され動きが必要最小限に見えるからそういった考えが浸透したのかもしれない。

さて、ここからは私個人の体験によるものなのでが、フォームは大きくすると身体全体が動きやすくなり力がダーツに乗りやすくなる。小さくすると窮屈だが楽でスタンスが安定する。それぞれを一言で表すと前者はダーツを飛ばすのが楽で、後者は身体が楽なのだ。

どちらがより良いかではなく、どちらにも利点があり、各人でしっくりくるフォームの大きさを探っていくということが大事だと私は考えている。

フォームを固めることが良いとされているが、その日身体のコンディションでスタンスをいつもより大きくしたり、小さくしたり、肘を身体から遠ざけてみたり、近づけてみたりすることも良いフォームを見つけるヒントになるのではないだろうか?

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