法治国家と山上徹也容疑者の罰
減刑を求めるのは、私は違うだろうと思います。一方で厳罰を求めるのも又、違うでしょう。積み上げてきた判例に基づき、情状は情状として他の判例と同様に考慮して、適正に処罰するのが、法治国家というものだと思います。https://t.co/PvtrDJ9t73
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) April 7, 2023
現状の日本がどういうステータスにあるのか、という認識の違いによるんだろうな。国会議員として、あくまでも「日本は法治国家だ」という立場から見れば米山さんの言うことも理解できる。
が、安倍が撃たれた時点、そして現在、「日本は法治国家として機能している」と胸を張って言える状況だろうか。
まともな法治国家で、政治家が国会を、憲法を蔑ろにせず、踏みつけられている弱き者に手を差し伸べられていたら、こんな事件は起きなかっただろうと思う。
とはいえ法治国家だったかどうか、というのも立場によって見方は変わるんだろう。そんな空論を捏ねている間にも、弱き者は自力救済に追い込まれていくわけだ。
おそらく山上徹也容疑者も、それをわかった上での行動だっただろう。彼の罰を軽減したい気持ちは僕にもあるが、この国の腐り具合からしてそんな大岡裁きが起きるとは思えない。せめて、各個人が山上徹也の生きた軌跡を想像し、自分の身に置き換えて考える。判決が出たら忘れるんじゃなくて、ずっと考えていく。そういう事件にすべきなんだろうなと思った。
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