終わりなき爬虫類の知識探求
閲覧ありがとうございます。
近くの爬虫類専門店でバイトをしている専門学生の女の子が、就活も兼ねて自分が働いている爬虫類専門店に三日間研修に来た。
バイト先の店は自分もお世話になっており正社員スタッフは皆知っている人なので
「とりあえずの研修の目標はバイト先の女子スタッフ全員ぶっ倒そうぜ」
と言うと、とても乗り気。こういった研修で来る学生は沢山相手してきたが、自分のこの変なスイッチに反応した学生は初めてだったので、自分も教えるのにやる気を出してみた。
まず一日目に宿題を10問。本当にペットとしての爬虫類の知識が皆無なので、まず自分で調べる事を覚えてほしくて割と調べたら簡単に出てくる単語のお題をいくつか出してみた。本人の好きなナミヘビの問題。
二日目の朝、意気揚々と宿題の添削を依頼してきた。
「ヤモリ食べる蛇を調べてきて」という課題に「ペリネヨルモリヘビ」という回答。ペットとしての知識の基礎が無いから、全然売ってない蛇が答えとして返ってきて、新鮮だった。
次はコーンスネークに特化して宿題を出す。ペットショップなので、売られているものを知らなければ話にならない。
3日目、タイミングよく、お客様に爬虫類関連の学者様がご来店。研修生にありがたいお話をしてくださった。貴重な経験だったろう。
そして、爬虫類という同じカテゴリーの中に、生態への追求とペットとしての探求で全く違う世界がある事を伝えた。
彼女がどう成長するかはまだ分からないが、右も左も分からない若い芽が、健気に勉強する様は自分にとっても良い刺激になった。
分かってくれると教えるのも楽しい。
というか、これだけ専門学校からペットショップに就職する学生が多いのに、ペットとしての爬虫類のノウハウが全く培われていない今の専門学校ってどうなのってのも疑問。
そしてこの業界をより豊かにするためには、そこの教育も必要だと強く感じた。
専門学校の先生、やってみたいなぁ。
ペットという、動物の末端需要に対する、最前線からのアドバイス。自分が学生だったらめちゃめちゃ知りたいと思う。
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