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Youtubeで学ぶ四柱推命の星のニュアンス!~十二運&左側と右側の通変星の差~

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こんにちは。
四柱推命占い師の田原エリーと申します。

四柱推命の星について
漫画や映画、Youtubeなど様々なコンテンツを使って、
それぞれの「星あるある」を記事にしています。

占い師さんに相談するまででもないけど、
ちょっとだけ占いの知識を使って、

・考えていることが良く分からない、けれど大切な人
・苦手だけど、上手く付き合っていかないといけない人
・意外に分からない自分自身

など、誰かをなんとなくゆるい目線で理解して、
そこそこ付き合っていくヒントにお役立ていただければ幸いです。

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今回は「サイコパスおじさん【岡田斗司夫 切り抜き】」チャンネル様の

「この人には”世界の本質”が見えてます」岡田斗司夫が生涯で最も影響を受けた人物が凄すぎる【岡田斗司夫/切り抜き/サイコパスおじさん】

の動画を参考資料にしています。

※本家様の動画にしようかと迷いましたが、元動画が長時間のため、コンパクトにまとめられたこちらのYoutubeにしました。

20分くらいの動画なので少し長めではありますが、
「この場合の四柱推命の通変星、十二運は何かな?」という目線で見ていただくと、四柱推命好きな方にはとても面白く見れる動画だと思います。おすすめです。



参考Youtubeの内容

まず、こちらのYoutubeの内容は、
岡田斗司夫が「橘玲」と「内田樹」お二人の著名人それぞれと対談して感じたことについて、話されたものです。
いわく、まったく真逆、とのこと。
(※遠い存在の方々なので、敬称は省きます。)

このYoutubeで岡田斗司夫は、

橘玲を「現実主義」
政治家も国民も専門家もみんな愚か、何をやったらいいか分からないんだ、と認めようよ、からはじまる考え方

内田樹を「賢人政治」
人間が伸びるのは当たり前なんだ、みんなが頭がよくなるべきだし、良くなれる、どんな環境が来ても大丈夫な自分を作ろう、とする考え方

と表現しています。

岡田斗司夫さんが認めるほどのお二人。
お二人それぞれの特徴が、四柱推命の星のニュアンスをつかむのに、とても適している…!と思いまして。

2点、感じたことをまとめます。

※「この星持っていそうだな」というイメージなので、
生年月日から命式を出して占ってはいません。
実際にその星があるかどうかは知り得ませんが、星のイメージを感覚でお伝えできればと思っています。

①十二運のニュアンス!~帝旺・衰と冠帯・建禄の差~

持っているとリーダー向いてますね、と言われやすい星、冠帯、建禄、帝旺、衰。
これらの星は、比較的に努力をする才能がある星です。
社会の中で踏ん張りがききやすい、とも言われます。

それぞれの星で思考に微妙な差があって、
ざっくりとまとめるとこちらになります。

《帝旺・衰》…レベルMAXの感覚
・成長しきった今
・条件は満たされてる
・為せば成る

《冠帯・建禄》…レベルが上っていく感覚
・まだまだ成長できる
・必要なものを準備用意しよう
・過程も大切

この動画で言うと、橘玲は《帝旺・衰》。
現実主義者で、政治家も専門家も国民もみんなが愚か、
けれど現実に絶望しているわけじゃないんです。
単に、そうだからそう、ってだけで、
完成された伸びしろのない世界を、今あるカードで生きる方法論を言っている人、と四柱推命的には占います。
(重複になりますが、実際に帝旺や衰があるかどうかは占っておりません。)

反対に内田樹は《冠帯・建禄》。
「人は今よりもよくなれる。
自分にできることはただひとつ、どんな環境が来ても大丈夫な自分に作りかえよう。
キッカケひとつで人は伸びる、
それは奇跡でもなんでもなくて、当たり前のことだよ。」
…この眩しさ、伝わりますでしょうか。
人間は伸びる、と信じることができる、そういう明るさがあります。

若い星である冠帯・建禄の持つ、まだまだ上があって、そこに到達するまでの道を歩んでいるっていう感覚。
それは、"陽極まって陰に転ず"の帝旺、それ以降の星の衰には、なにげに難しい。良くも悪くも"老いた"星だからです。
(くどいですが、あくまで、このYoutubeの解釈上では、となるため、本当に星を持っているかどうかは占いません。)

②通変星のニュアンス!~右側の通変と左側の通変星~

この動画を見て、四柱推命的に思ったのは、
「ああ、岡田斗司夫は、橘玲を通変星左側の人、内田樹を通変星右側の人、と思ったんだな」
ということでした。

通変星の左側右側とは、何を言っているのか、と言いますと、こちらのことです。

通変星右側は、比肩、食神、傷官、偏財、正財。
にぎやかで、人を意識しやすい。好き嫌いだったり、気づかいなど、人ありきの感覚です。だから、人に訴えかける能力も磨かれます。

通変星左側は、偏官、正官、偏印、印綬、劫財。
静かで、落ち着いています。個人よりも全体に目が行くので、自分の感情を挟まずに行動しようと思えばできます。

岡田斗司夫による内田樹像は、自分以外の人も、意識しています。
言葉が、「みんなで良くなろう」、と誰かに語りかける表現になっちゃうんですよね。
これが通変星右側の人のイメージ。
(動画の内容からは外れますが、個人的には内田樹さんの本を読むと「愛情深い人だなー、優しい情熱があるなー」と感想を持ちます。)

対して、橘玲像を語るときは「現実ってこうですよ」って言い方です。
淡々としていて、賑やかさがない、つまり、そもそも人の心を動かすための言葉ではないんです。
これを岡田斗司夫は「橘玲は元気が出ない」と言っていて、絶妙な表現だなと。
通変星左側は静かなイメージ。

この差が、通変星の右側と左側の違いです。

おわりに

何度も言いますが、この動画の岡田斗司夫さんの解釈を通しての、橘玲と内田樹、という視点なので、占いを用いるのに適さないので、命式が本当にそうなっているかは、分かりません。

けれど、日常で誰かを少しでも理解しようとしたときに、いちいちお誕生日を聞いて占うわけにもいかず。
この星なんじゃないかな?とあたりをつけて、「もしかして…」って目線で相手を慮る、そんな占いの使い方が、実のところ、より身近ではあります。

動画の中で言われていた、自分のなかで影響を受けている人をひとりに絞らず、
昼用と夜用に分ける岡田斗司夫さんのアイデア、いいですよね。
通変星はバランス良く持っているといいわけで、
自分の足りない部分は誰かのマネをしちゃう、けどいつもじゃないよ、
って使いやすそうです。

ちなみになんですが、動画の最後のほうにある、
「矛盾する信念がありながら、それを維持できる自分がある」
という言葉。
これ、すごく劫財っぽいのですが、その話はまた今度。

ではでは。

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