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劫財は「ハリー・ポッター」-通変星のイメージキャラ


四柱推命の占いでは、人それぞれに現れる"星"の関係を見ながら、その方の性質を読み解きます。

人の行動や思考のパターンを

比肩/劫財/食神/傷官/偏財/正財/偏官/正官/偏印/印綬

の10種類に分けて捉えております。
ここでは、10種類それぞれに対する私のイメージを漫画や映画などのキャラクターで書いていこうと思っております。

セルフ鑑定をされる方は、
「中心星」と呼ばれる通変星を見るのがおすすめかな、と思います。
中心星は、パブリックな場所で出やすい性格と言われております。

さまざまなサイト様でご自身の命式を調べることができますので、
命式が分かりましたら、中心星の場所を↓でチェックしてみてください。


占い師さんに相談するまででもないけど、
ちょっとだけ占いの知識を使って、

・考えていることが良く分からない、けれど大切な人
・苦手だけど、上手く付き合っていかないといけない人
・意外に分からない自分自身

など、誰かをなんとなくゆるい目線で理解して、そこそこ付き合っていくヒントにお役立てください。


通変星のイメージキャラクターについて

今回は劫財
掴みどころが難しい…劫財さんです。

【劫財のキーワード】
・フレンドリー
・目的を達成する
・集団での能力
・優柔不断
・清濁併せ吞む

「劫財」のイメージキャラクターはハリー・ポッター!


ハリーも、掴みどころがないんです…
どーん!とわかりやすい個性ではないので…
可愛いだけじゃない、さすが生き残った男の子ですね。

最近、映画版にはまってシリーズを見直しています!
小さな頃からの俳優さん達を見れるので、
どんどん大きく成長していく様を見ていけるのも楽しいですし、
妙に感情移入してしまいます。

今回は1作目「賢者の石」のハリーより、劫財をイメージしていきます。

このお話の舞台になるのは、ホグワーツという魔法学校。全寮制の学校って、わくわくしますね!憧れです!

そこで、クラス分けを行われるのですが、
魔法の帽子が、その子の資質を見抜き、その子に合ったクラスになります。

ハリーの本質は、
グリフィンドールかつスリザリン。
意味は、勇敢さと狡猾さ。

どっちの性質も持っている、
主人公のハリーはそのような子です。

さて、お話のはじまりは、
人間界で不幸に暮らすハリーは、実は魔法界ではヒーローだった、というところからはじまりました。

突然、周りの人から「ハリー・ポッターだ!キラキラ」と持ち上げられる世界になっちゃうわけで、
戸惑うだろうし、自分自身も変わってしまいそうです。
けど、ハリーは、その状況を受け入れつつ、
偉ぶらないし、素朴だし、大人しいままです。

流されず、変わらず、けれど順応する。

ロンやハーマイオニーのような素敵な友達が至極ナチュラルにできるんですが、元々ハリーは人間不信になってもいいような環境で育っていましたよね。

けど、そんなひどい環境でも、
ハリーはハリーのまま、こじれてないんです。

また、もう自分は、魔法世界では、有名人で人気者、という自覚があるのに、
人間界においては人気者の自分を出さずに、元の不幸なハリーで過ごします。

リモコンで切り替えられる「自分チャンネル」を持っているような、その環境に合わせた自分になる。究極の社会性のようなものを持っています。
相手によって、または環境によって、
自我を出し入れしているような…


ハリー・ポッターって、ヴォルデモートという悪い魔法使いを倒す話だと思うんですが、

なぜハリーはヴォルデモートを倒そうと思ったのか?どうしてなのか?

は、明確には描かれていません。
気づけばそうなっていました。

両親の復讐なのか、
両親がいなくて寂しい思いをしてきたその原因を作った奴だったからなのか、
みんなのことを苦しめる悪は倒さなければならない、という正義感を持っていたから、なのか。

私が率直に思ったのは、

みんなが「ハリーがヴォルデモートをやっつけてくれる」と望んだから。だから、ヴォルデモートを倒そうと思ったんだな、

と思いました。

自分発信のどうしたい、ではなくて、
みんなの願いを、少しずつ少しずつ自分の中に取り入れて、目標にしている。

ヴォルデモートの手先を退治したことに、
倒したぞー!やったぞー!感が全くない…
喜んでいたのは、周りであって、
ハリーは倒した後、淡々としているんです。
「石はどうなったの?」「ヴォルデモートは復活するの?」と確認して、状況把握に努める10歳。
自分自身の喜びって感じとは、また角度が違うんですよね。

何が何でも自分の望みを叶えるようなところはあるけど、
健気で切なくて生き急いでいるような劫財さんのイメージ。

そんなところが、ふと、ハリーと重なりました。

最終回でハリーが"普通に"幸せになってくれて、心からのおめでとう!が湧き出ました。


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