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えりざべすの行政書士試験受験記録

行政書士受験の記録について、特段変わった事をしていたわけでもありませんが、私の記録が少しでも受験生の方の参考になる事があればと、
そんな思いで、いつか書こう書こうと思っていたものです。
気が付いたらもう100日切っているのですね。必死に勉強していた1年前が懐かしくもあり、何か受験生の方のお役に立てる事があればと、まとめてみました。

長い文章になってしまいましたので、気になる項目があれば目次から飛んで読んでいただければと思います。

受験期間は2年で2回目での合格でした。
1年目はフォーサイト、2年目はアガルートの豊村先生クラス、2年とも通信講座での受講。
1回目の受験中に第二子を妊娠し、2回目の受験は妊娠後期と出産を経ての受験となりました。
仕事は育休中ですが子どもと過ごす中での時間の使い方など、主に2年目の勉強について書きたいと思います。

1.時間  

◆勉強時間
勉強時間はトータル1000時間ほど。
時間だけが大切ではないのですが、記録して蓄積していくのが好きだったりするので、タイマーを使って割と正確にはかってました 笑
前年の試験終了後すぐ勉強再開しましたが、3月に出産やら緊急事態宣言で保育園がお休みやらで、本腰を入れられたのは6月くらいかな、と思います。

6月は大体週に25時間くらい、7月から30時間くらいを目指して、8月以降は35時間前後…とゆう感じで毎週目標を設定していました。スタプラを使っていましたが完全に自分の記録管理の為だったので非公開にして活用。

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私の場合は平日が主力で土日は子供が2人いるのでできたらラッキーくらいに考えて、平日のうちに目標をほぼ達成できるように組んでいました。
なので1日平均、5時間、6時間くらいですかね。
下の娘はまだ生まれたばかりで寝ている時間も多かったのですが、上の息子が構って欲しいお年頃のやんちゃ2歳児でしたので、息子が居る時は基本的には勉強しないと、割り切ってやっていました。なので平日息子が保育園の時間にとにかく集中、土日は切り替えて脳みそのリフレッシュと思って思いっきり遊ぶ。
今思うと、1週間7日中毎日ガリガリやるより、土日のできない時間はもどかしくもありましたが、逆にメリハリになって良かったのかもしれないと思いました。

土日平日限らず、とにかく早寝早起きの朝方。夜は子供が寝る時間までに家事を全て終わらせ、寝かしつけと共に一緒に寝る。就寝20時〜21時。起床は3時〜4時で子どもが起きてくるまでの間勉強する。下の子は授乳が頻回なので、授乳して、ベッドに置くと起きたりするので抱っこ紐で寝かせながらが日課でした。息子が早起きで、5時ごろ起きてきたりするので3時に起きても1.5〜2時間できたら良いかなとゆう感じ。
起きてくるとこんな感じに邪魔をされます 笑

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因みに受験1年目は夜型で夜に勉強してたんですね。朝型夜型、どっちがいいも無いそうで、自分に合うスタイルでやるのが良いみたいですね。私は勉強は早朝が相性が良かったみたいです。

◆SNSの使い方
ちょうど2年目の受験を始めたころ、Twitterで受験アカウントとして現在のアカウントを作ったのですが、当時朝早く起きて勉強と言っても早くて4時半ごろだったのですが、他資格含め受験生のフォロワーさんの朝の早いこと!え、みんなこんな時間からやってるの?!と刺激をうけ、3時〜4時というスタイルが確立されたのです。
Twitterも朝ツイ1回だけと決めて、日中はほぼ見ないようにしてました。朝のおはようツイで、他の受験生の方も頑張ってるんだなと思うとなんだか皆んなで一緒に頑張ってるようで凄く心強かったですね。受験にSNSは大敵とゆう声もあるかと思いますが、要は使いようだと思います。モチベーション上げるために自分でコントロールして使えるのであれば、私はやっていて良かったと思っています。素敵な出会いも沢山ありましたし。
Twitterに限らず、スマホはやはりあるとチラチラ見てしまうので、自己管理できない時は思いきって電源オフがおすすめです。
直前期1ヶ月はTwitterお休み。もう、その時期は死に物狂いなのでお返事返すのも遅くなるの申し訳ないですし、やはり時間が勿体無いと思ったので。

◆休息
集中出来なくなる時は大体眠いか疲れている時です。そうゆう時は思い切って20分ほど仮眠します。眠いのに我慢してやっていても身になりませんので思い切って寝る、もしくは可能であれば横になって体を休める。これが1番でした。

◆食事
朝晩は家族と一緒に食事を摂るのでちゃんと用意して食べるのですが、自分だけの昼食に時間をかけるのが勿体無かったのでプロテイン系のドリンクで済ませていました。10秒で終わるし、栄養バランスも良いので言うことなしです。お腹いっぱいになると眠たくなりますし、勉強中のお昼はこれでよし。

2.模試

模試はLECの6回と、アガルート1回のみです。全て自宅受講。模試の時は夫に娘をみてもらい3時間きっちりとれるようにカフェ等でやっていました。
LECの到達度の2回目くらいまでは確かまだ全ての科目一周しきれていなかった気がします。
LECの模試の結果はこちらです。
(全日本公開模試の2回目だけ記録がありませんでしたので5回分です(__))

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一般知識の足切り具合が本当に酷いです。笑
最後までずっと不安でした。
法令科目については、力はついてきてるかなとの実感もありましたが、ファイナルで初めて合格点下回ってしまいヤバい!とやる気掻き立たされたのを覚えています。

色んな方が言われてると思いますが、模試で重要なのは本番どのように解くかのシュミレーションなので、解く順番、一問にかける時間、トイレ休憩はどこで行く、とゆうような事を色々試してみる事です。
解く順番も、何回か試して見て、これがいいなってのがしっくりはまってきます。
模試の後半では時間も区切って計算しておく事で、時間が足りない、と焦る事なく進める事ができます。

◆解く順番
最初に全体確認

行政法択一 手続き法から始めて最後に総論

行政法多肢選択

憲法多肢選択

記述

トイレ

文章理解

一般知識個人情報系→一般知識政経社

民法

憲法

商会社法

基礎法学

先ずは全体確認。これ凄く大事なんですよね。どんな問題が出てるか把握する事で心の準備と安心材料になります。
一般知識は本当に苦手で不安でしたので、どんな問題か一通り見ます。
本試験で、あ、この問題ならなんとなくいけそう、と思ったものでした。
記述も問題を見ておいて、なんとなぁく頭の中にぼんやり思い浮かべておく。
そんな準備をして、いざ解き始めるのは、私は行政法の中でも行手法から。
取りやすい行政法から始める方は多いと思いますが、その中でも、総論は結構難しかったりするので、確実に取れる手続き法から入って自信をつけて波に乗らせる、戦法で行きました。
そしてその流れで行政法多肢選択、憲法多肢選択、ここで、時間の取られる記述、トイレ休憩挟み、文章理解。
模試の結果見て頂いても分かるように、一般知識にとにかく不安要素がありました。なので文章理解は絶対に取らなけれいけない科目でした。時間がなくなり焦ると冷静時に読み取れるものもパニクってミスる危険があるので中判に入れてじっくり解く作戦。続けて一般択一の個人情報系。こちらも同じく落としてはいけない科目ですので先にやっつけます。そして残りの一般択一と。後半は得意な民法、時間押しても何とか解けるだろう憲法、最後半分捨ててる商会社法、一問は奇問が出ると言われている基礎法学、で締めです。
私は色々試してこれがベストでした。
きっと人それぞれ得意不得意あると思いますので、ご自身の中で戦略を立ててみるのも楽しいと思います。

◆時間配分◆
行政法択一      40分
行政法・憲法多肢選択 15分
記述         15分
トイレ        10分
文章理解       15分
その他一般知識    22分
民法         27分
憲法         10分
商会社法       10分
基礎法学       4分

これで2時間48分なので、最後10分見直しができるペースです。そんなに余裕もないので、このペースより遅れたらまずいとゆう気持ちでやっていきます。模試でも大体これより早くは終わっていたと思います。
本試験では先ず問題用紙にこの配分を書いておきました。そして時計を見ながら、配分に対して遅れているか、余裕があるのか、逐一確認しながら進めました。結果本試験では結局トイレも行きたくならなかったので行かなかったですし、一通り解き終わったのは2時間ちょっとだったと思います。そして、飛ばした問題、記述の仕上げ、見直し、と進めていきました。時間的にはかなり余裕はありました。

ちなみに、1年目はこうゆう事を全くやらず、本番で何故か今までと違う順番で解くという、1番やってはいけないパターンで失敗しました 笑 
そして時間配分も、模試では2時間半くらいでできていたから余裕だと本番調子こいていたら、まんまと時間足りなくなり焦るという、失敗のお手本のような事をやっていました 笑
事前のシュミレーションは本当に大事です。
身をもって体感しました。

3.勉強計画

豊村先生の受講相談に行ってましたので、その時のアドバイスを忠実に、改正のある民法をまず一周する、その後行政法と憲法、これを出産予定の3月までに一周しましょうと。
実際は産前は思ったように体調もすぐれず、3月までに民・行・憲の一周までは進まなかったと思います。
ただウェイト的には最初から民・行メイン、これはずっと変わらなかったです。
1年目を失敗に終え、いかに民行が大切かということが分かったのです(遅いw)。よく、会社法は捨てる、などといいますが、一年目はそのことにも気づかないくらい、学習の配分やウェイトの置き方をわかっていなかったんですね。本当に浅はかでした。


◆LEC横溝先生の学習計画
私はアガルート生で豊村先生の講義を受けていたので、ほぼほぼ豊村メソッドというか、豊村先生の教えでできている受験生だったのですが、細かい学習計画については、横溝先生が細かく学習スケジュールの組み方えを提示してくださっていたので、それはもうそっくりそのまま、完全忠実に遂行しました。
だって、まだ合格したことのない人が自己流でやるよりも、何人もの合格者を出しているカリスマ先生の言うこと聞いた方が絶対にいいと思ったから…!
とゆうことで、まずは”180日前の過ごしかた”で教えてくださったスケジュールを忠実に再現し、実行しました。
民法が一周終わっているなら、債権総論から、債権各論、物件、、、などど確か1週間か2週間ごとにスケジュールを組み、同じように行政法、その他の科目についても学習スケジュール組んでくださっていました。細かいことは忘れてしまったので、今年も上げてくださっているはずなので、YouTubeチェックしてみてください 笑(すみません)

レポート用紙に1週間ごとの学習スケジュールを記載し、壁に貼って毎日確認して進んだとこを書き込みしたりしながらやっていました。めちゃくちゃアナログですけど、とにかく目に見えるとゆうのが大事だと思うんです。毎日勉強する机から見える場所で常に進捗状況チェックできること、いつでもペンで書き込み入れられること。
それから、過去問なんかについては、たとえばこの1週間で債権総論やるのであれば、問題集の数を日にちで割って、1日平均何問解けばクリアできるのか、というのを計算してスケジュールに書き込んでいました。
目標を達成するには明確な数字が必要ですから、ただ今週で債権総論終わらせよう、と漠然と思っても過去問の数も把握していないようであればどのようなスピードで取り組めばいいかも分からなくなってしいます。もちろん、過去問解くだけが勉強ではないですのであくまで指標の一つとしてです。

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行政書士シンプルで最強な合格戦略 https://www.amazon.co.jp/dp/4502351911/ref=cm_sw_r_li_api_glt_i_WKS911Z1HJBTMCFH713X

50日前からはこちらの書籍にまた同じようにそれぞれの教科ごとの学習スケジュールが書いてあります。直前期はさすがに、自分の苦手や不安箇所が明確ですので本通りではなかったですが、超直前期まではほぼほぼ横溝方式に忠実に計画を立てて学習しました。
日を追うごとに、時間がなくなるごとに、やる事はたくさん、時間は無くなり、いったい何に重きを置いてやっていけばいいの?!と迷路に迷ったりするんですね。(私だけでしょうかw)たぶん、この横溝先生のスケジュールを見なければ、180日前あたりでも、民法なら総則からまた回すか~!と最初から単純に回す、というようなことをやってしまっていたかもしれません。
学習計画を立てるのが苦手な方にはおすすめしたいと思います。


4.学習について

◆記述対策
7月くらいから、1日1問くらいをゆるく始めました。もちろん後半はもっとペースをあげます。
テキストはアガルートの”記述解きまくり80”、これと、豊村先生が講義中に仰った記述出るポイント、それから模試で出てきた問題。これのみです。ノートはジャポニカの方眼5㎜ノート。
1行15字なので試験と同じように書き込めます。
基本は書いて覚えるのですが、やはり時間もかかりますので、もう1つの方法として、単語帳に問題と解答を書き移動中や隙間時間、寝る前なんかにパラパラ見て覚える。単語帳おすすめです。

◆行審法・行訴法の準用
準用ってややこしいですよね~。私はなかなか覚えられず苦戦しました。
でも、覚えるしかないんですよね 笑。覚えたつもり、では選択肢切れないので、やはりしっかり覚える必要があります。
1つは、表にまとめて目につくところに貼っておく。
おそらく、どのテキストにも大体まとめの表が載っているとは思うのですが、私は自分で手を動かして書いてみるとスッキリして頭に入りやすいので、一度書き出して整理していました。それを脱衣所にはり、お風呂に入る前後、ドライヤーかける時に見て覚える。毎日必ず目につく場所に貼っておくのが大事ですね。
お風呂回りには、その他覚えたい事をぺたぺた貼っていました。

もう1つは、これも横溝先生の本に載っていた方法で、●型のマスキングテープを条文に貼って、色分けし、視覚にうったえて覚える方法です。合格者の方が考えた方法だそうです。良いアイデアですよね~。
アガルートの合格者インタビューに行った際に、豊村先生もいいねと言ってくださりブログに写真付きで上げてくださってますので、詳しくはよければこちらご参照下さい。(楽をしているわけではありませんw)

http://blog.livedoor.jp/keita104mura/archives/57777704.html

◆条文学習
行政法(手・審・訴)は判例六法をA4サイズに拡大コピーして使用。行政法はとにかく沢山書き込み、沢山読むので、書き込みやすく、見やすく!
こちらは豊村先生のお勧めされている方法です。
私は片面コピーにしたので、片側白紙部分にも書き込みができるので、オリジナルノートのようになって愛着も沸きますしとても良かったです。
行政法以外にも、憲法、個人情報もA4にしていました。民法、地方自治法は六法から切り離してそのまま書き込み。

一般知識が本当に苦手で足切り回避を真剣に考えていましたので、絶対に落としてはいけない個人情報系、こちらも条文きっちり読み込みました。
六法の使い方についても、上記の豊村先生のブログにも載ってますので良ければご覧ください。

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◆商法会社法
商法は一通りやり、会社法は設立・株式・機関、までやってあとは模試で出てきたところを復習するくらい、でしたので、半分くらい捨てた感じですかね。やっぱり、ここにかける時間より、もっと行政法の精度を上げたかったですし、民法も改正があったのでもっとやりこみたい、、と考えると会社法に割く時間がこれしかなかったのでこうゆう判断でした。
結果、商法0/1、会社法2/4でしたので、それがいいかどうかの判断はできませんが、ご自身の学習の進捗状況によりご判断されるのがいいかと思います。
試験対策とは別の話ですが、開業してからは会社設立の定款作成などで会社法が必要になってくるので、もっと勉強しておけばよかったなぁ、、、なんて思いながら今勉強しております。個人的には、会社法が好きだったので、本当、時間があればもっとちゃんと受験時代勉強したかった!(言い訳でしかない!)です。


◆条文の素読
直前期になると特に、行政法(手続法・不服審査法・訴訟法)は条文の素読もめちゃくちゃする思います。これも実は横溝先生のお勧めされていた方法ですが、3つの法律をそれぞれ3分割して3日に分けて読むことです。そうすると1週間にだいたい2回づつは読めることになるんですね。これもやっぱり条文を1条から読んでいくと、後半眠たくなって頭に入っていなかったりするんです。ですので3分割することによりメリハリができて頭に入りやすくなります。

◆苦手まとめノート
その日の学習を始める前に、苦手箇所をまとめたノート(ノートといってもA4の紙をホチキスでまとめただけw)で覚えづらい要件などを見て確認してから、その日の学習に入るようにしていました。
人間は忘れる生き物ですから、何度も忘れて覚えて、を繰り返して知識が蓄積されるのですね。
過去問なんかも、おそらく皆さま、一度間違えた問題を数日後、1週間後、と繰り返し繰り返し解いて理解していくと思います。その中でも、どうしても、何度も何度も間違えてしまうところ、あると思います。そういうのを、紙にまとめて、なるべく多く目にして忘れないようにルーティーンに組み込んでいました。

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超直前期には、もっと酷い殴り書きで、間違えノートを作成し、条文そのままとか、間違えた問題そのまま書き出し、潰していくような感じで使っていました。汚くていいんです 笑

◆その日のやることリスト
1日の学習が終わったら、翌日やる事を付箋に書いておきました。
毎日勉強しているので、書かなくても忘れはしないと思うのですが、やはり箇条書きにして目で見れるようにしておくろ、取り掛かりが早く、終わったら次これ、とサクサク進む事ができます。民法も行政法も条文かなり読んでましたので、翌日確認する条文番号書いておくとスムーズだったりします。

◆就寝前の暗記タイム
寝る前に暗記系の学習がいいそうで、寝ている間に知識が定着することが科学的にも証明されているそうです。
私がやっていたのは、記述の単語帳と、一般知識のIT用語集などの暗記です。
机に向かってがっつり学習の時間は、他の教科で沢山時間使いたいので、記述だけにそこまで時間もとれず、用語の暗記なんかもやらなければいけないけど中々…でしたので、就寝前の時間を活用して暗記タイムとしていました。

5.隙間時間活用法

◆料理しながらや移動中
YouTubeにて、豊村先生の講義を聞いてました。
”豊村慶太の憲法統治条文一気読み”
https://youtu.be/CO87UAfZijs
"豊村慶太の政経社ポイント講義"

(こちらは沢山シリーズあるのでリンクはりませんが検索してみてください!)
ながら聞きの場合、通常の講義などはあまり頭に入らないかなと思ったので、ポイントポイントだけだも頭に残ったら良いと思い、憲法の条文解説をよく聞いてました。一文一文長く無いですし、特に統治は暗記要素が高いですので聞き流しで1フレーズや単語だけでも記憶に残ると良いなと思い聞いていました。
後半は、一般知識の政経社が苦手要素でしたが、学習するにもかなりのボリュームですし、どこまで時間かけるかとゆう問題もありますので、こちらもながら聞きにYouTubeの講義利用していました。

◆子供が遊びに集中しているチャンスタイム
長時間のチャンスタイムは中々やってこないのですが、1分5分くらいのチャンスタイムは1日の中で度々やってくるのです。
1分あるとかなり出来ることあると思います。
そんなチャンスタイムにサッと出せてすぐに出来るものとして
苦手箇所の適当メモ書きです。
思いっきりテキスト開いたりiPadに向かったりすると、勉強してると子どもにバレるのでw、A4ノートちぎっただけの紙にポイントまとめ書きしたものをチラチラ眺めて頭の整理をしたりしてました。
数分でもかき集めると、1日でそれなりの時間になるのです。
使用していたのは先述の苦手まとめノートや、記述の単語帳です。

6.本試験の結果

令和2年度行政書士試験の結果です。
あんなに模試で足切りされていた一般知識も11/14でした。
模試で足切りくらってる方も希望を捨てないで下さい。
体感的には、模試より本試験の方が解きやすいかな、という印象です。答えが分からなくても、常識的に考えておかしいものを切っていく方式が当てはまるのは本試験の方かな…という印象です。

内訳は
基 1/2
憲 2/5
行 17/19
民 6/9
商 2/5
多 9/12
一 11/14

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民法、結構得意だと思ってたんですが、改正全然出なくて、6問しか取れず自分的には不甲斐ない結果。憲法も難しかったとはいえ2/5(涙)
行政法が17/19なんですね。
直前期になればなるほど、行・民を徹底的に、基本に返り学習しました。
行政法は模試でも15,16問くらいは取れていたのですが、それでも憲法、商法が安定しないので、行政法をもっと確実に取りにいくのがいいのかな…しかし16問以上なんて目指すべきなのか?ほかの教科もっとやった方がいいのかな…と悩みましたが、決断したのは、行政法の精度を更に上げることでした。
条文も本当に基礎の基礎に返り、定義の部分とか、読み飛ばしそうな部分も一字一句、しっかり振り返り学習を意識しました。
直前期こそ、基本に返れ、というのは本当にその通りだと思います。
令和元年の試験と比べると、行政法の難易度の違いはあるとは思うのですが、合格年については、選択肢をきるときに確固たる自信のもとサクサク切れた事を覚えています。

試験終了後に、アガルートの相賀先生が推奨する振り返りシートを行政法のみ作成したのでこちらもよければご参照下さい。

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それから、本番では、満点とることが目標でなく、180点以上取る事が目標で、奇問難問はみんな解けないから拘らなくてよい、長文やわけのわからん問題はとりあえず飛ばす、という、おそらく基礎的な事なんでしょうが、そういう事を頭に入れて挑むと、案外冷静に対処する事ができました。
一年目の時はそういう情報も知らなかったですし、一問一問を必死に解いてしまったんですよね。冷静になるという事は凄く大事なんだな、と二回の受験を通して感じた事でした。

試験中落ち着く為の小技ですが、確かこれも横溝先生のお勧めだったような…笑
ハンカチにお気に入りのアロマ等を染み込ませて持っていく。
ハンカチ当日持ち込めますので、開始直前までラベンダーの香りのハンカチを鼻にあててスースーしていたのは私ですw でも香りの効果って高いので、お勧めしたいです。

学習についてですがこちらでも触れたいと思います。
◆横溝先生のブログ
めちゃくちゃ横溝先生出てくるやん、と思ってますよねw
私も書いていて、こんなにお世話になったんだな、と再確認しました。
お礼お伝えできておりませんでしたが、この場をかりて、ありがとうございました。
直前期頃になるとブログにですね、中々まとまりづらい行政法の総論ですとか、国賠についての要点まとめチェックのような記事を上げてくださったりしていたので、ブログそのまんま見て、テキスト照らし合わせて確認しながら要点チェックして学習していました。このあたり手薄になりがちですが、細かくチェックできたので凄く良かったです。

◆黒沢レオ先生の行政手続法逐条解説YouTube
https://www.youtube.com/user/reokurosawa/featured
こちらは昨年も企画されていたのですが、今年も7月よりシリーズ始まっています。46日間チャレンジという行政手続法の逐条解説です。
逐条解説といっても、ただ条文読んでテキストに書いてあるような事説明してくれる訳ではなく、黒沢先生独自の世界観から行政法を熱く語ってくださります。
巷では、行政法って、実際開業すると実務では個別法しか使わないから一般法は試験対策だけで全然使わないよ~、なんて話を刷り込まれるんですね。だからてっきりそうなんだ、と思い込んでいました。
ところがどっこいですね、黒沢先生の動画聞いてみますと、この条文は、現場ではこうゆう風に解釈してこのような場面で必要なことですと。まだ実務やったことがない私のような受験生にもパッとイメージできるようなお話で説明してくださるんですね。かといって試験対策離れしている訳でなく、むしろ1条1条ストーリー性を感じながら深く理解する事が出来ました。深く理解できるから、忘れないですし、何というか、ポイントポイントで覚えるより全体像をイメージしながら学習できたような気がします。
正直、私行政法って暗記要素強いし、イメージ沸かないし、そんなに好きじゃなかったんです。民法の方が、数学の公式解いてるみたいで面白かったんです。行政法の中でも、手続き法が特にパッとしない(失礼すぎるw)なと思っていたのですが、180度考え方が変わりました。なんだよ行政法って、手続法ってめちゃくちゃ奥深くておもろいやん!と。
他の講師の方でこうゆう視点でお話されている方聞いたことがなかったので本当に新鮮でしたし、毎日動画見るのが楽しみでした。
試験対策ってなるとどうしても暗記必要ですし、中々現場でどう使うかのイメージの説明までできない事が多いのかもしれませんが、せっかく勉強するなら上辺だけ分かったつもりになるより、これから行政法の専門家としてのお仕事を目指す身であれば、深く追求してみると面白いんじゃないかなあと思います。そのおかげで行政法が大好きになり、高得点とれた理由の一つかな、と思います。

7.さいごに

皆さまそれぞれのご環境があり、仕事、家族、色んな制限がある中で勉強時間を駆使して努力されていることと思います。
時間を集める工夫は、とにかく勉強することに貪欲になる事かな、と思います。隙間時間は見つけようと思えばいくらでもあると思いますし、同時並行で作業しながら耳で聞く、といった事もできます。
座って机に向かえないのであれば、立ちながらできる勉強方法を見つける、私は娘を抱っこでゆらゆらしながらテキスト読む、子どもと遊びながらこっそり耳で憲法聞く(子供の教育的にはNGだと思います 笑)、左手でベビーカー揺らしながら右手で過去問解く、いろいろ工夫はできるのかなと思いますので諦めない事ですね 笑
それから1分の隙間時間も活用する。1分あったら、条文何条読める、肢別何問解ける、テキスト何行読めるか、という事ですね。1分の積み重ねで大きな結果に繋がるのではないかなぁと思います。
切り替えも大事ですね。私は子供と遊ぶ時がリフレッシュタイムでしたから、お熱プスプスしてるヒートオーバーした脳みそを休ませるイメージで 笑

以上でおわりとなります。
拙い文章になりますが、ここまで長い文章読んで頂いてありがとうございました。
あと90日以上、まだまだまだ、できること沢山あると思いますので、
本当に頑張っている皆さま心より応援しています!!



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