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生きづらいことを選ばず、心地の良いことを選ぶこと=自分を知ること

最近、福島哲夫著「ユング心理学でわかる8つの性格」を読んだ。
表紙には[あなたは、まだ、「本当の自分」を知らない]と書いてある。

「いやいや、知っているけど」と思いつつユングに興味があって、読み進めた。

結果、この本で自分が見えないようにしていた自分いることに気がついた

考え抜いてこれだ!と思ってやっているのに、全然楽しくなくて飽きてやめてしまう。
それを繰り返していることの反省と後悔

なぜ負のサイクルの中にいるのか、わかったような気がする。

〇●〇あるべき姿でなければならなかった自分〇●〇

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社会人として働いていく上で、自分ができないことをできるようにして成長していくのが人間。
わたしはそれが比較的うまくいったタイプの人間だと思う。

若い頃はコンサートのオーガナイズもまともにできず、先生やピアニストにキレらたこともしばしば。

そんな自分がいやで、そうじゃない自分になろうと少しずつ努力した。
その結果、まあまあ社会の中でそれなりにやっていける、なろうとした自分になったと思う。

けれどいつしか、なろうとした自分が本当の自分だと思い込んでいた

「あるべき社会人としての姿」を常に考えて行動してきた。
ただ、本当の自分の気持ちとは違う方向に進んでいたら、どうだろう?

〇●〇自分の型〇●〇

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福島哲夫著「ユング心理学でわかる8つの性格」では、わたしは『直観型』だった。
『直観型』とは、インスピレーションが強く、自由奔放なタイプらしい。
ひらめきがアイデンティティになっているとも書いてある。

思い当たる。

でも、わたしは「自由奔放」にならないように、地に足をつけて生きていこうと考えながら生きてきた。

何かをひらめいても必要ないと心にしまっておいた。

だから、この『直観型』はわたしにとって、正直ショッキングな結果だった。

つまるところ「インスピレーションで動く自由奔放な自分」が出ないように、わたしは自分を押さえつけて生きてきたのだ。

〇●〇本当は『直観型』になりたかった自分〇●〇

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本当は『直観型』な人間を羨ましく思っていた
自由にひらめいたことをやっている人たちに憧れていた。

ルーチンワークや毎日決められたことをやり続けることが苦手なわたしは、お金のためにルーチンワークの事務の仕事を続けてきた。
「こうでなきゃいけない」という思いで、『直観型』の自分を出さないようにしていた

でも、わたしはこの仕事を一生できないし、やりたくない……と、必ずある時点で自分の概念が崩壊する時期が来て、仕事を辞めた

また辞めてしまった、と自己嫌悪に陥る。

そんなときでも歌を歌っているときだけは自分の世界を感じられて、心の安定が図れた。
自分のインスピレーションや感情を自由に形にできることだったから。

仕事で感じるアンバランスさを、歌を歌うことで自分を保っていた時、ひらめいたことがあった。

ライティングってどんなだろう?
インスピレーションを形にできるし、自分の中にあることを伝えることができるのでは?!

〇●〇ひらめきで生きてもいいじゃない?〇●〇

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ひらめきのみでライティングを始めてみた。

楽しい!
なんと、中学生程度のお小遣いも稼げるようになった。

何よりも自分の頭や心の中にあることを、外へ放出していくことに癒やしすらかんじている。

お金を稼ぐ手段として、ライティングも一つ手のだと考えられた時に『直観型』のインスピレーションが「OK」サインを出した。

〇●〇自分を見つめて受け入れる〇●〇

本をきっかけに「わたし自身がどうしたかったのか」にやっと向き合えた

自分のやりたい歌を守りながら、お金を稼ぐことに一生懸命になりすぎていたと思う。

自分がそもそもどういう人間なのかを考える余裕がなかった

自分が『直観型』であるからこそ、『直観型』の行動が目に入って憧れとも妬みともいえない感情が沸き起こっていることも受け入れ難かった。

自分の性格を知って、自分で自分を生きづらくしていたのかと納得。
納得したら「わたしはそのままでよかったんだ」と心が軽くなった。

ライティングが教えてくれた新しい世界も、自分の心の中を示してくれた。
自由を求めたっていい、その瞬間に感じたことを行動にしていい

自分で自分に許可をだしてあげようと思った2021年。

あたらしい自分にエールをおくろう。

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