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犬の幸せを追求するあまり、人の幸せをないがしろにしてしまうプロ達

近年の行動学ブームで、ドッグトレーニングのあり方が見直され、犬を尊重してストレスやプレッシャーを与えずに、犬本来の行動を熟知して問題の対処にあたるトレーナーがほとんどになった。
これはいいことだと思う。

行動学は誰でも学ぶことができる。
そこが長所でもあり短所でもある。

おかげで、犬に触らないトレーナーが山ほど増えた。触らない?触れない?どっちかはわからないが・・・

犬を尊重する。とにかく犬に悪いところはない。悪いのは全て飼い主。のスタンスがとんでもなく多い。

それは正論なんだけれども、正論過ぎて、

「留守番が長すぎるので、仕事を変えない限り直りません。」
「問題行動があるのに、なんで赤ちゃんを産んだのですか?」
「犬に対して無礼です。」

これらは実際に当所に相談にきた飼い主さん達が実際に別のトレーナーに言われた言葉だ。

あまりにも辛辣で、何の解決にもならない。

我々は犬のプロとして、犬を尊重することは当然だが、同じくプロとして、依頼主の幸福も考えなければならないのではないだろうか?

人の心に寄り添えない人間が、なんで犬の心に寄り添えようか。