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スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

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タイ東北部スリン県・ブリラム県に暮らす失業ゾウたちを支援する記事を集めたマガジン。失業ゾウ実態調査のアンケートから得たデータをもとに、失業ゾウと生きるゾウ使いたちが運営するYou…
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#ボランティア

いま、ゾウたちのために私たちが出来ること | スリン・ブリラムの失業ゾウ

サワディカー、ゾウの村の住人です! 先日、高校生向けにゾウの村での私の研究と実践についてお話しをさせて頂く機会がありました。その中で、私の調査地であるタイ東北部スリン県・ブリラム県に暮らす、まさにいま困難な状況にある失業ゾウやそのゾウ使いたちのために何が出来るのかを高校生と一緒に考えました。 今日はその内容の一部をみなさんと共有したいと思います。 失業ゾウとはどのようなゾウなのかは、以下の記事で紹介しています。 なぜ失業ゾウを支援しなければならないのか? アジアゾウは、

タロー | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介 [003]

ゾウの村の住人です。11月第三週目に開催される象祭りも近づいてきました。失業ゾウたちもショーなどに参加する予定なので、そちらも楽しみですね! さて、今日はスリンの失業ゾウ、タローを紹介します! タローは北タイ生まれの17歳の青年ゾウです。 ゾウ使いは所有者であるトーンスックさんの息子、ジョーさんです。トーンスックさんもタローの世話を一緒にしているということです。 ジョーさんとタローは、元々スラタニーの観光施設で働いていました。ですが、その施設がコロナの影響で閉業することに

サーオノーイ&ダイモン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介 [002]

ゾウの村の住人です!今日は失業ゾウのサーオノーイとダイモンを紹介します。 サーオノーイはチョンブリー生まれの50歳のおばあさんゾウ、ダイモンはチェンマイ生まれの10歳の女の子のゾウです。 ゾウ使いはスリンに暮らす64歳のナットさん。普段は稲作、多年草の収穫、ゾウの世話をして生活しています。ただ、もう高齢なので、同居する三人の息子さんからお小遣いをもらっているそうです。また、サーオノーイとダイモンの世話は、奥さんと息子さんたちも手伝ってくれるそうです。 サーオノーイとダイモ

エーン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

ゾウの村の住人です。 今日は、失業ゾウのエーンを紹介します! エーンは、2012年1月22日にスリン県で生まれた女の子のゾウです。 テオさんが所有者ですが、ノンさんがゾウ使いとして面倒を見ています。 エーンは元々チョンブリー県のパタヤで仕事をしていましたが、働いていた観光施設が一時閉鎖になり、収入がなくなっためスリンに戻ってくることになりました。 現時点でまだパタヤの観光施設が一時閉鎖中のため、スリンで営業の再開を待っています。それまでは、ライブ配信でエーンの飼育にかかる