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同世代芸人




三四郎やアルコ&ピースのトークに共感できる、パーソナリティと同世代のリスナーが羨ましい

もちろん芸人さんの話す懐かしトークは聴いてて楽しいし、自分だってストⅡやミニ四駆を知らないわけではないけれど、パーソナリティの少年時代に同じく少年少女であったリスナーはそんなの比じゃないくらいトークを聴いた時の一体感やノスタルジー、マニアックな面白さを感じているに違いない


ラジオに限らずコントや漫才においても同じく、当時の芸能ニュース、漫画やドラマに関するボケもリアルタイムで触れていた世代の方が直感的に、より豊かに笑える気がする


なぜそんなことを思ったかというと、
ついに自分も同年代の芸人が活躍する歳になったからである


若手芸人の集まるライブへ行くと、お笑いサークル出身のプロがめちゃくちゃいて、20代前半の実力者達が遊戯王やらオレンジレンジといったワードを駆使してお客さんの笑いを掻っ攫っていく


スマブラものまねの動画がツイッターでバズったのも記憶に新しい


お笑い好きやラジオリスナーって笑いどころを少しでも多く拾えるようにあらゆる元ネタの知識が他の同世代の人に比べてより深いからこういうことに気付きにくかったり、むしろ自分の世代どストライクの話題が出た時も「これ大丈夫?マニアックすぎない?俺らしかわかんないよ?」って無駄に心配になったりしちゃう


聴いてるラジオの種類にもよるけど、若い世代の人達って昭和の歌謡曲を勉強したりとか、ある程度こちら側からおもしろを迎えに行ってると言うか、背伸びしてるって言ったら語弊あるかもしれないけど、そういうとこあると思うんすよ


そうじゃなくて、お笑いなんて意識せず少年少女時代無邪気に触れていたものを大人になってから同世代の人にふと呼び起こされた時のあの感じ、あの感じなんです


20代前半の芸人がそういったお笑いをした時、少し上の世代の人達からは学生ノリじゃんって言われることもあるかもしれないけれど、これからその若手が芸人として脂の乗ってくる年齢になってメディア露出が増えてくればそれに共感する受け手側がマジョリティになっていくと思うし、個人的にはこれからが楽しみでしかないのです

自分よりお兄さんお姉さんの人たちには、「今までこんなに楽しい思いをしてたんですね!」
と思うし、10代の人たちには
「あと数年するとこんな未知の快感が待っているよ」
と教えてあげたい


「いやお前それ、ボルシャックドラゴンじゃねえんだから!」

というツッコミをする漫才師が現れるのを今か今かと待ちわびています。



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