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秘書技能検定★3級2級準1級1級、各級の違いについて

はじめに

秘書技能検定には3級・2級・準1級・1級と、4段階あります。

2級・3級は一次試験(筆記試験)のみとなりますが、1級・準1級は一次試験(筆記試験)に加え二次試験(面接)があります。

筆記試験はマークシート方式と記述試験の問題になり、面接ではロールプレイングと簡単な質疑応答が行われます。

筆記試験は「理論」と「実技」に領域区分されており、両方の領域でそれぞれ60%を越えていると合格です。

今回の記事では、それぞれの級にどのような違いがあるのか?についてお話していきたいと思います。

秘書技能検定、各級の違い

秘書技能検定は初心者から3級・2級・準1級・1級と上級者になるにつれて上がっていきます。
3級・2級は筆記試験のみになりますが、準1級以上になると筆記試験と面接試験があります。
ちなみに平均的な合格率は、3級で8割前後、2級で5割、準1級・1級が3割といわれています。

上級になるに連れて難易度が高くなるので、どうしても合格率が下がってしまいますね。
3級・2級については、社会人経験がない大学生でも解きやすい初歩レベルの問題が多いので、テキストをしっかりと勉強していれば十分に合格する確率が上がります。
しかし準1級・1級は学ぶ内容が多く合格は容易いことではありません。

筆記試験だけというのは、3級・2級に比較的取り組みやすい理由のひとつです。
一般常識的な問題が多いので、ビジネスマナーとして学んでいる人にとっては、覚えやすい内容といえるのではないでしょうか。
ちなみに就活でエントリーシートに書いても恥ずかしくないと言われているのは「秘書技能検定2級」からです。

なお、1級・準1級の筆記試験合格後、面接試験に不合格だったとしても1年間(次回・次々回)の筆記試験が免除され二次試験から受けることができます。安心してくださいね。

それでは各級について説明していきましょう

・3級

初歩的な秘書の業務を理解し、必要な知識・技能を持っていることが基本となります。

秘書としての人柄や役割・機能はもちろん社会常識・経営・財務・一般会計・マナー・人間関係・接遇など幅広い分野が出題されます。
技能では書類・文章の取り扱い方、ファイリング、スケジュール管理・事務用品など。最低限必要な知識があるかどうかを問われます。

新米秘書レベル。

・2級

一般的な秘書能力が求められるのが2級です。新米秘書から成長し、適切に業務をすすめるための優先順位や効率のよさも問われます。

敬語や接遇用語をどの程度正しく使えているのか、文例を見て社内外の文章作成が自分でできるか?折れ線グラフなどより実践的な内容にあります。
大学生受験者の多くが2級を目指しますので、しっかりとした勉強が必要です。

先輩秘書レベル。

・準1級

物事の判断力や対応力が求められます。状況に応じてより適切に判断し実践することが必要ですね。

140分間の筆記試験では、択一問題が5割・記述問題が5割です。一次試験に合格すると二次試験の面接に進みます。
面接では3人1組の10分間のロールプレイングです。相手と接しているときの話し方、態度、動作などを含め秘書としてふさわしいのかを問います。
高感度のある話し方や印象も重要です。

中堅秘書レベル。

・1級

1級では秘書としての職務を十分に理解し、高い知識を持ち、技能を発揮するだけでいけません。
そこからさらに、上司の仕事を理解して秘書が今やるべきことを判断しサポートすることが求められます。
さまざまなケースを想定した試験問題になっています。

一次試験は150分間の筆記試験ですべて記述式です。
一次に合格すると二次試験になり2人1組のロールプレイング形式にて質疑応答を行います。

上級秘書レベル。

まとめ

秘書技能検定は級が上がることに難易度が高くなります。それだけ勉強も必要になりますが、社会的にも認められている資格ともいえるでしょう。
社会人としても恥ずかしくない知識や技能、ビジネスマナーが身につきます。

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