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犬怪寅日子
2020年4月6日 23:14
それが営みとして正しかったのかどうか分からないが私には生活があった。今もあるし、生きていれば明日もあるだろう。生存していれば生活が続く。どんなときでも、どんな日々にも。 ときどき人間を愛していると思うことがある。 しかしそいうとき、私は自分を人間とは思っていないのだ。なにかその営みから外れた、脱落した、一種の化け物のような気持ちで、遠くから人間を愛している。人間に生活があり、その営みを、