GOTO豪遊物語 いちにちめ(熱海)
どういうわけだかその前日、私の周りでは人が倒れ続けていた。
遅番で、時間が経つ度に人が消え、最後に立っていたのは私と夜から来た学生が一人だけだった。今まで身をおいてきたあらゆるパーティで、もっとも早く倒れ続けた私にとってはほとんど初めての経験だった。
といってみたけれどそれは嘘だ。すわ学級閉鎖か!?というその瞬間まで立っている人間だったのだ私は。倒れるのはいつでもみんなが元気なときなので、みんなが倒れているときに立っていることをみんなは知らない。だからいつも倒れている人と