2022/08/11 27日目 Nogaro → Aire-sur-l’Adour 29.1km 計654.8km

真夜中、気分が悪くなって目が覚めた。水分の摂りすぎで消化不良かな。その後は、眠りが浅く、早く起き出す人の物音で何度か目が覚めた。昨日の午後、ウトウトとしていた時、何ヶ所か虫刺されがあり、夕食を食べる前に再度シャワーをかかったが、昨夜は寝袋の上に寝ていたせいか、虫刺されはそれほど増えていなくて良かった。

今日は距離が長いので6時に起きたが、あまりテキパキ動く気になれず、それでも朝食は食べられそうだったので、自分で準備したものを食べた。

7時、シルヴィーが朝食の準備に来て、挨拶し、7時20分出発。明日の宿泊地ピンボPimboの予約メールの返事がなかったので、歩きながら電話をするとOKとのことで一安心。

ピクニックテーブルがあったので休憩していたら、午前中、何度か道で会った女性シルヴィーが来て、昼食を共にすることになった。彼女は今日で歩き終えるか決めるらしい。いつかgîteを持ちたいというと、エスペレ(オーヴィラーの手前の村)で3年間彼が買ったGiteを手伝っていたことがあるようで、良い経験だったとのこと。彼女にはフランス語の発音がきれいだと言ってもらった。

午後は特に暑い。途中、散水機が回っていて、散水機のシャワーを巡礼者達で浴びる。自分とシルヴィー以外の巡礼者は、宿に到着してからわかったが、ローランの仲間達だった。

バルセロヌデュジェールBarcelonne-du-Gersまで、途中、木陰もあったが、その後は陽を遮る所のない線路沿いの道で辛い。GoogleMapsでカルフールを見つけたので巡礼路を外れて行ってみたが、存在していなかった。確かに、国道沿いだが街から離れ過ぎている。そのまま真っ直ぐ国道を行ってもよかったが、一旦巡礼路に戻り、バルセロヌまで進む。この30分が本当に辛かった。途中、木陰で休んでいるジャンピエールに挨拶し、バルセロヌのバルに到着してビールを一杯。ようやく一息つけた。その後、本当のカルフールがあり、スムージーを見つけたので購入。このスムージー、ウーズの昼食に買った商品が、どの味も美味しい。

あと、残り30分ほど、今日の宿泊地エルシュラドゥーAire-sur-l’Adourに到着。郵便局があったのでお金を引き出した。

15時55分、ようやくGîte d'étape La Maison des Pèlerinsに到着。日々の疲れも溜まって来ているのだろう、椅子に座り込んでしまった。

巡礼者の女性に声をかけられ、彼女はカオールからだけど何度も見かけていると言われた。こちらはなかなか覚えられないけど、覚えてくれているのはありがたいことだ。

宿の主人に案内してもらい、部屋へ。4人部屋はもう3つのベッドが埋まっていて、入口の目の前のベッドで荷解きした。

シャワーはトイレとバスルームが一緒のタイプで、バスタブがあったのでタオルで栓をして、少しだけお湯を溜めて浸かることができた。やはりお風呂は最高。それほど痒みはなかったのだが、気づくと右腕が20箇所くらい咬まれている。やはり昨日の宿のベッドが原因か。

街中なので洗濯物干し場はなかったけど、宿の裏の路上に干すことができた。洗濯中、5本指靴下をこすり洗いしていると、左足のかかと部分が破れてしまった。こすり洗いはまずかったのだろうが、やはり左足の方が踏み込みが強くて弱っていたのだろう。

19時からの夕食前に昼食用のオレンジジュースだけ買いに行った。
夕食時、女性の一人が宿主の食事の配膳を手伝っていた。明日から出発するから疲れていないと言っていたけど、こういうの、どこまでやれば良いのか難しい。
食後、日本企業に勤めていた男性が英語で話しかけてくれ、毎年日本に1月来ていたと言っていた。日本とフランスの違いなどを話をしてくれるのはありがたいけど、話が長かった。

21時半ごろ、朝が早いのでそろそろ寝ると言われて、まだ更に少し話が続いたが、同じ部屋だったので一緒に戻った。ベッドの足元の窓が開けられていて、食事の時に22時ごろ就寝。

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