2022/08/13 29日目 Pimbo → Uzan 25.5km 計 705.6km

6時前に起床。部屋で準備していたら、カード会社からキャッシング支払い金額の連絡があった。昨日連絡した際に希望時間を伝えなかったのだが、ちょうど良い時間に掛けてくれてありがたい。そして、タイミング良く一人部屋を使っている日だったので、周りを気にせず電話できた。やはり何事も上手くいく。
昨夜、フランス人が朝食用のコーヒーを作っておくよと言ってくれたけど、アメリカ人の方が早かったんだろう。フランス人夫妻はまだ朝食を食べていて、アメリカ人夫妻はもういなかった。


7時10分出発。気温は23度弱で涼しいというわけではないが、曇っているおかげで歩きやすい。
これなら早起きしなくてもよかったかな。そういえば今まで全く天気予報を気にしていなかった。明日はこの地域では雨のようだ。

一旦、丘を下りて比較的平坦な車道を歩き、アルザックアラジゲに向けて上っていく。地図をみると川が谷を作っていて、その谷を横断しているようだ。1時間半でアルザックアラジゲに到着。街の入口にあったカルフールでお好みのスムージーを購入し、パン屋で昼食用のパンを購入。ここは1軒しかパン屋はないようだ。

街を出たところで二日ぶりにジャンピエールに再会。こうやって会えるとやはり嬉しいもの。どこで友人宅に戻ろうかとしばらくずっと考えていたけど、たとえ話せなくてもこうやって知り合った人たちに会えることがうれしい。やはりサンジャンピエドポーに行ってから一旦戻ることにしよう。

また、次の村まで下るが、小石がゴロゴロしていて歩きづらい。このペースで歩いていると、聖地には到達しないかな。未完成。それはそれで次の機会を作ることができるから良いのかも。
坂を下り、ルヴィニーLouvignyに到着。川筋まで下りてきたようだ。そうして、また、次は上り。上りでは前を見ない。数歩先だけ確認して進んでいくとそのうちにのぼり切っている。モモのベッポじいさんのように。


フィシュリュマユーFichous-Riumayouを通過する時、カステルノーで同じ宿になり、エアシュールラドゥール手前でも見かけた年配のフランス人(のちにジャンピエールと判明。カステルノーで出会った男性は二人ともジャンピエールだったのだ)に声を掛けられた。名前もわからないけど、こうやって同志と何度も再会できるのはうれしい。
ラルールLarreuleの村で12時になったので昼食にした。街にカフェがあることになっていたが見つからず、古い教会近くの休憩所のテーブルで食べる。今日の宿泊地はここから4kmほどなので、昼もたっぷり休み、14時過ぎまで昼寝。

そのあと1時間弱でウザンUzanに到着。


年配の女性セシルが出迎えてくれた。普通の家を宿にしていて、トイレやシャワーは一つづつしかないが、元々4人ほどしか泊まれないので問題なし。まだ誰も来ていないようで、さっとシャワーと洗濯を済ます。洗濯をしているうちに一昨日からずっと同宿のマリーが現れた。

さらに、昨日も午前中の休憩中に再会したフランス人の若者(のちにベンジャマンと判明)も同宿になった。
明日の宿を予約していないのでマルサックMarsaqの宿に何件か電話したものの、どこも満室か休みとのことで、宿泊地を一つ手前のアラニョンAragnonで探してみたが、やはり満室。最後の宿に連絡した時、最初は満室でマルサックにジットがあるからそちらに行くように言われたのだが、どこも満室だというと、泊めてくれることになった。その次のナヴァランクスNavarranxの街の宿も同室のフランス人に教えてもらった宿にメールするとすぐに返事が来てOKとのこと。巡礼路に一言ボードを残している人の宿だという。公営の宿は大したことがなかったので別の宿を取れてよかった。
明日のアラニョンから電車を使って友人宅に行くことも考えていたけど、これでサンジャンピエドポーまで行ってから友人宅に戻ることに決定。それで一度体勢を立て直して北の道に移動する。
夕食は畑の野菜を使った料理で、シンプルだが美味しかった。デザートはなかったが、チーズを出してもらえたので十分だった。マリーとベンジャマンと宿の女性の4人で穏やかに食事を済ませた。

夕食の最後の方で雨が降り出してきそうだったので洗濯物を取り入れに。そのあと、夕立が来て、フランスにきて本格的な雨になった。それでも、しばらくすると止んで、雨の独特の香りをもたらせてくれた。
日の入りが早くなり、22時半前に就寝。

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