2022/08/07 23日目 Lectoure → Castelnau-sur-l'Auvignon 23.7km 計559.1km

朝6時半起床。同室の6人組は早く起きていたので、気兼ねせず電気をつけられた。

出発前、イサベルから、腕にしているアクセサリーをみて、インドのね、と言われた。彼女は15年も毎年インドに通っているそうだ。宿にインドのものがたくさんあったのはそういうわけか。彼女とももう少しゆっくりと話してみたかったな。

朝食を済ませて7時50分出発。イサベルが道を説明してくれたけど、わからず迷っていると、2度もビールをご馳走してくれた男性ローランが道を示してくれた。彼は今朝8km手前のカステタロワから出発しているはずだが、いったい朝何時に出発しているのだろう。

今日は、靴下の劣化を防ぐため、久しぶりに5本指靴下を履いてみた。クッションはないので、足の運びが直接伝わる。最初それに違和感を感じたが、足を運びやすい。こちらの靴下の方が歩きやすいような気がする。

朝の気温は19度で心地よい。約2時間、10km弱歩き、マルソランMarsolanの村のバールで休憩。職人のリンゴジュースがあったので飲んでみたが、濃厚で美味しかった。今日お祭りでもあるのか、屋外にテーブルと椅子が準備されていた。

その後は一気に歩き、12時過ぎ、ラロミュウLa Romieuに到着。村の広場のレストランは2軒とも満席で、パン屋でパンでも買おうと思ったら、レストランの案内板を見つけたので行ってみた。ホテルのレストランのようで、まだ席は空いていたがまもなく満席に。定食と迷ったけど、まだ歩かないといけないし、単品の鴨のコンフィを選択。盛り付けもよく、味も美味しかった。

昼食後、教会の見学をし、宿に向かう。15時前にラロミューを出発し1時間ほどでカステルノーCastelnauの宿Gîte et chambre d'hôtes Le Relais du Maçonに到着。


優しそうな年配の女性ニコルが出迎えてくれた。既に先客が2組。一人は道の途中で出会った男性。あと1組は男性ジャンピエールと彼の奥さん、姉の3人組。キャンピングカーで移動しているようだ。


部屋は3人部屋を1人で使えるので快適。この宿はプールがあるので使わせてもらった。昨日のスパに続いて2度目。風呂に入れないので、水に体を浸けられるだけでも気持ち良い。

夕食までに時間があったので、破れたパンツの修復。買った糸が思いのほか細くて、玉結びを3回してようやく糸が止まった。当て布をするつもりだったけど、とりあえず糸だけで繕う。短パンを代わりに洗い、縫ったパンツを履いてみたけど、いけそうだ。歩く距離が短い時にでもまた履いてみよう。

夕食はご主人が肉を焼いてくれ、美味しくいただいた。デザートもご主人作の桃のソルベで、これまで食べたデザートの中でも一番くらいに美味しい。

夕食時は宿のご夫婦の息子家族3人ともう一人の息子さんも一緒に食べたが、こういうのも友人の家に来たみたいで良いな。妻帯の息子さんは日本のYouTubeをよく観ているようで、いろいろと話しかけてくれた。ボナペティを日本ではなんていうの?と訊かれて、同じ意味ではないけど、食事前に「いただきます」というと答えると、この言葉が気に入ったようで、何度も聞き返された。
明日の出発時のショートカットをニコルが案内してくれた。こういう気遣いもありがたい。
夜も更けて、23時過ぎに就寝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?