2022/08/01 17日目 Béars → Cahors 21.1km 計402.5km


昨夜、7時から朝食で良いかと訊かれたので、カオールまでは20km程度だし、朝も急ぐことないだろうからOKした。6時半起床。

朝、昨夜も話しかけてくれた男性が英語で話しかけてくれて、彼はスイス人で、色々と旅行もしているらしい。日本にもバンドで来たことがあるという。学生が終わって、6ヶ月南アメリカにいたとか、クルーズで太平洋を楽しんでだとか。まだ、若そうに見えるけど。カオールに向かうか、ロカマドゥールに行くか友達の希望次第で決めるとのこと。また、会えたら、お茶でも点ててあげたい。


7時50分発。気温は20度ないけど、空気から感じると暑くなりそう。
昨日、準備したGPSデータは車道を通るものだったので、再度、データを探して、カオールへ向かうGR36のを準備。
ちょっとした隙に目印を見落として道を間違えてしまい、元来た道を戻る。
低い山を超え、そのあとはロット川沿いの道を行く。川沿いの道は気持ち良い。とうもろこし畑の散水器の水撒きで濡れる。最後、山道を行くか川沿いを行くか選択できたが、平坦な川沿いを選択。後から知ったが、山道を行くと、カオールの街を一望できたようだ。

川沿いで、途中、ヴィヴィアン達に再会。挨拶だけして先を行く。

ようやく、カオールに到着。街が大きくて、入り口の橋まで行くだけでも30分ほどかかる。

橋を渡り、巡礼案内所でスタンプを押してもらう。ついでに昼食のレストランも訊くと、シャンポリオン広場にあるお店を教えてくれた。


店の名前はわからなかったが、行ってみると、人気のお店のようで並んでいる。ただ、忙しくて対応が雑。地元の生産者たちのものを扱っているようでコンセプトは良いのだけど。おつまみは忘れられたし、鴨コンフィのセップ茸のソースもあまり香りも味がしなかったし、ワインは2度も忘れられたし。


会計をしようと思って待っていたら、パスカルが通りかかったので声を掛けた。今日、もう一度会えると思っていなかった。16時半のバスに乗って帰るという。リヨンとか言っていたかな。お別れの挨拶をした。彼女はまた来年ここから歩き始めるのだろう。

会計を済ませ、宿に向かった。今日の宿はユースホステル。場所はヴァラントレ橋のすぐ近くで最高。部屋もこぎれい。部屋にトイレとシャワーがついていたのだが、夜まできづかなかった。巡礼宿ではないので、洗濯物を干すところがない。有料の乾燥機で乾燥させてもらったけど、生乾き。こういうところが巡礼宿以外で泊まると難しい。

夕食は作るところはあったが、外で軽く済ませられないかと考え、買い物に行きつつ、考えていると、アフガニスタン料理屋があったので入ってみた。
ワンプレートでとても安くて美味しい。酒がないだけは残念だったが。


アフガン料理屋で男性が日本語で声をかけてくれた。言語学の先生だそう。女川町に3年間住んでいたそうだ。日本人は遠慮をするのでわかるのだという。店に入った時に遠慮をしていたらしい。遠慮というか様子を伺っていたのだけど、よく見ているな。
ワインを飲めなかったので、スーパーで買って帰り、宿のテラスでヴァラントレ橋を見ながら佇んでいると、ヴィヴィアンが電話をしに来た。同じ宿に泊まっているとは思わなかった。彼女たちも今日で終わりとのことでお別れの挨拶ができた。クリステルのほうが英語ができるが、ヴィヴィアンのほうがいろいろと話しかけてくれて嬉しかった。
カオールから先はまた新しい巡礼者に会うのだろうな。


23時過ぎに部屋に戻ると、同室の男性が一人部屋に戻っていた。窓を開けたままで良いかと訊かれたけど、フランス語を話せないと分かると特に会話もせず、そのまま就寝。

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