2022/08/14 30日目 Uzan → Aragon 22.9km 計728.5km

昨夜、同室のフランス人(ベンジャマン)が、普段は5時半に起きているけど明日は暑くなさそうだし6時くらいかな、と言っていたので、それに合わせて起床。しかし、彼はもう朝食を食べに行っていた。
マリーも朝早く、一人ゆっくり朝食を摂って、7時15分出発。

気温は22度ほど、昨日と同様、曇っていて歩きやすい。こういう日は距離を稼げるのだが、宿を予約しているのでそこまで。
今日も20kmほどで急ぐこともない。昨日泊まった村もそうだが、前回歩いた時はこの辺りは30km歩いた区間で、とにかくその日の宿泊地を目指して歩いていたから、小さな村の記憶がない。小さな村での宿泊こそ、巡礼の面白みがある気がする。
8時過ぎ、モンレアルの宿で同宿だった姉妹と再会。だいたい服の色で認識している。8時半前にポンプに到着。お店が8時半からと書いてあったので、寄らずに通過。8時40分、霧雨がほんの少し降ってきた。

9時前、マリーと再会。道を間違ってベンジャマンと会ったという。そうだ、彼の名前はベンジャマン。人の名前は一度では覚えられないけど、これでようやく覚えられる。
9時過ぎ、カスティヨンCastillonの手前でジャンピエールと再会。今日は赤色のシャツだったので違うかなと思ったけど、やはりそうだった。挨拶だけの人も多いけど、再会できることがやはりうれしい。

次の村カスティヨンもカフェはなくて通り過ぎ、丘を下りると車道へ出る。アルテスドゥベアルンArthez-de-Bearnに向かって最後に丘を上る。10時半過ぎにアルテスに到着。パン屋で休憩していたら雨が降ってきた。今日はあと7kmほどだけなので、再度カフェに行って1時間ほど休憩。休憩中のカフェでドイツ人(のちにオーストリア人と判明)女性に話しかけられ、ジョルジュのことを話した。彼女とどこで会っただろう。オーモンオーブラックの宿の受付かな。彼女は泊まれなかったけど。

雨も止んだので12時過ぎに街を出て、しばらく稜線沿いを歩く。日が当たるとやはり暑いが、幸いすぐに曇り空になってくれた。気温も24度ほどで歩きやすい。
途中、昼食を取れるようなところもなく、アラニョンAragnonの街を過ぎ、今日の宿Gîte d'étape du Cambarratに到着。先に到着していたマリーが出てきて挨拶してくれた。宿主がすぐに来るだろうと言っていたけど、来ないので、シロップ水をいただいこうと思ったら、ご主人が出てきてくれた。冷蔵庫にビールがあったのでそれをいただいて昼食にした。

今日は満室と言われたのに2人だけのようだ。夜に出かけると言っていたので、受け入れを断っていたのだろう。ともかく泊まらせてもらえて良かった。
母屋に隣接した3人収容の小屋にマリーと一緒だが、広い敷地でゆったり過ごせる。出かけることもないので、のんびり過ごし、抹茶をマリーに点ててあげた。濃茶も飲んでくれたが、やはり薄茶の方が良いみたいだった。しかし、お茶に興味を持ってくれたようだ。

夕食は外のテーブルで。夕食もマリーと話をしながら楽しんだ。ロワールのソミュールに住んでいるようで、メールアドレスを教えてくれた。宿主のバンジョーは聴けなかったけど、マリーと二人でゆっくり夕食を楽しむことができた。

夜も更けて、22時半ごろ就寝。

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