2022/08/08 24日目  Castelnau-sur-l'Auvignon → Montréal du Gers 27.5km 計586.6km


6時半起床。昨夜は窓を開けて寝たら、蚊が入ってきて刺されたり耳元で飛び回って何度も目が覚めてしまった。

7時前に朝食。全て準備されているわけではなかったので、出発の準備をしながら宿主が来るのを待った。ご主人が来て準備してくれ、奥さんのニコルも起きてきてくれて挨拶してくれた。最後は、門扉までご主人の見送りまであり、7時35分出発。ニコルも敷地内から声を掛けてくれた。ここまでしてくれると気持ち良い。

昨夜教えてもらったショートカットを進む。今日も朝は涼しく、朝露が出ていた。地下足袋の底が穴開き掛けで、今日までかな。今日も靴下は5本指にしてみたが、やはり歩きやすい気がする。

8時で気温16度ほど。やはり涼しい。2時間ほどでコンドムCondomに到着。
教会で少し休憩している時にカメラを置き忘れるという失態。すぐに男性が追いかけてきて、カメラのことを教えてくださった。感謝。

毎朝追い抜かれるローラン
昨夜、同宿の二人
道標
コンドムの街

街中でパンを購入しようと思ったけど、月曜日で閉まっている。街の入り口のパン屋で買っておけば良かった。もう少し先に行くともう一軒パン屋がありそうなのでそこまで進んで無事に購入できた。カフェも開いていなくて、街に出口のところでようやくコーヒー休憩。

ララサングルの入り口でフランス人の若者ベンジャマンに会った。彼はララサングルに立ち寄っていくというが、自分は以前行ったのでそのまま直進。

昼食時、フランス人親子3人連れに再会。彼らもモンレアルドュジェールMontréal-du-Gersに行くという。宿は違うようだけど。途中、古い教会で追いついたので少し話ができるかと思ったけど、彼らは昼食だろうか休憩し始めたので、先に行くことにした。

ぶどう畑

1時間ほどでモンレアルに到着。もっとも美しい村の一つだが、以前来た時もあまりパッとしないとは思ったけど、今回も月曜の15時前でお店はどこも閉まっている。仕方なく宿Gîte d'étape Compostelaに直行。

モンレアルの街

扉を開けると元気な男性が声を掛けてきた。いろいろと世話を焼いてくれるけど、ちょっと苦手な感じのタイプ。2階の部屋まで案内してくれて、何か飲むものがあるか尋ねると、下のリビングでシロップ水を出してくれた。

地下足袋は、裏を確認するともうダメそうだ。初日から履いてきた1足目の地下足袋はモンレアルでお別れ。​600km近くもよくもってくれた。感謝。


シャワーと洗濯を済ませ、なんとなくリビングの巡礼者が集まっている雰囲気に馴染めず、ビールを飲みに外へ出かける。食料品店でビールを購入して、閉まっているレストランのテラスのソファで一息。

明日はリゲRiguetまで行くことにし、電話予約もすんなりと完了。宿の表の扉は閉まっていたので、乾いた洗濯物を取り込みつつ裏口から入った。みんな宿の検討をしているようで、明後日の宿を考える参考にしようと一緒に話を聞いた。
明後日はランヌスビランLanne-SoubiranかルランラプジョルLelin-Lapujolleまで行こうと思ってると話すと、ルランラプジョルのジットgîte宿は閉まっているという。宿の予約をしてくれるというのでランヌスビランの宿の予約をお願いしたが1件は満室とのこと。もう一軒は前回泊まったが、特に印象に残るような宿ではなかったので、手前の街ノガロNogaroに泊まることにした。ノガロもジットは2軒あって、公共の宿ではない方を薦めている雰囲気だったのでそちらを予約してもらった。

食事前に支払いを済ます際、以前ここで手伝いをしていたベルギー人シャルツの話を宿主アニタにすると、アニタはもちろん覚えていたが、今日手伝いをしている男性の親友だそうで驚いた。男性はベルギー人のヴィンサントで、シャルツと同じベルギー軍で働いていたようだ。それからは、こちらも親しみを感じた。
夕食時には写真を撮ってくれたり、食後にソファで座っていると灯りをつけてくれたり、よく気が利く。

シャルツにも電話をしてくれて、本当に久しぶりに話ができた。彼とはFacebookで繋がっているだけだが、こんなに続くとは思っていなかった。

22時半ごろに就寝。

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