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霊的真実|スピリチュアルで知っておくべき基礎とは

霊的な真実として、私たちが知っておくべき根本とは何でしょうか?

それは、私たちは肉体が本質ではなくて、この身体に宿っている魂こそが、私たちの本当の姿だという事です

私たちはいつか肉体を脱ぎ捨てて、また光の世界へと帰っていく存在です

その時には、肉体も、この世で得たお金も土地も、地位や名誉も、あの世に持って帰ることはできません

この世でしか通用しないものは、あの世の世界には持って帰れないのです

あまりにもこの世のものに執着した場合は、光の世界に帰れず、地上世界を彷徨う幽霊となってしまう方もいます

自分が生前に得た土地やお家に執着し、ここは自分の物だと言い張って、地縛霊と呼ばれる存在になってしまうことがあります

あの世には、そうしたこの世でしか通用しないものは持って帰れないため、執着を断たねば、綺麗に浄化できないわけです

そうした霊的な真実があるため、お釈迦様は執着を断つ教えを述べられたのだと思います

お釈迦様は、この世のものは移ろい行くものであり、諸行無常であると説かれました

この世のものは、つかもうとしても手の隙間から落ちていく砂のように、ずっとあり続けることなく、いつかは自分のもとから去っていきます

この世の乗り船である肉体も、いつまでも若くて健康的な身体を維持することは無く、いつかは衰え、病が現れるでしょう

若くて美しいと言われていた人も、いつしか肌にはシミやしわが出来て、衰えていくのを感じる事となるでしょう

この世でたくさんの富を得た人も、いつかはそれを失う時が来ます

この世で成功して、たくさんの人から称賛された人であっても、いつしか人々から忘れ去られ、かつての栄光を失う時が来ます

この世の物事は、いつまでも留まることは無く、川の流れのように時とともに流れ去っていくのです

そのため、いつまでもしがみ付いていると、執着となり苦しみを生んでいきます

では、あの世に持ってかれれるものとは、いったい何でしょう?

それこそがスピリチュアルな知識として、知っておくべきことです

あの世に持って帰れるもの、それは、あなたの心であり、思いの傾向性、そして何を信じたかです

あなたがどのような心を持っているのか?何を信じ確信して生きてきたか、その性質や特徴は、来世まで持ち越していきます

善良な心をもってあの世へと旅立てば、善良な人々の暮らす霊界へと赴きます

自分の欲を叶えるためなら、人から奪ったり傷つけても当然と考えている人は、同じような他人を思いやれない者たちの住む、暗い霊界に降りていきます

結局は、この世に生きている間に、どのような心境を維持して持っていたかによって、その心はあの世の世界の通行手形になるのです

いくらこの世で肩書や名誉ある職にあっても、総理大臣だろうが大企業の社長さんであっても、霊界では通用せず、ただその心の性質こそが、あの世でのパスポート役や、身分証明書となるのです

心という身分証明によって、光の世界に帰っていくのか、落第生として、魂の再学習のための暗い霊界に降りていくのか別れていきます

より偉大な心をもってあの世へと旅立った方は、光の世界でも高次の世界である、高級霊界へと帰っていきます

そうした方は、天使や菩薩と呼ばれる偉大な魂の持ち主です

彼らは必ずしも、この世では有名人であったり、数々の賞を取る著名な方では無いかも知れません

人知れず、その清らかな心や、愛にあふれる思いを持たれて、無名で亡くなった方もいるでしょう

宮沢賢治さんなども、作品が有名になったのはその死後においてであり、彼の家族や支援する人が亡くなった後に世に広める努力をされていなければ、彼も無名の人として消えていたでしょう

そのように、この世的にはたとえ無名の人生を歩もうとも、その心が光り輝いていたなら、高次な霊界へと帰っていきます

心が暗く、自我によって曇りだらけなら、この世でどれだけ有名になろうとも、偉大な人物として尊敬されようとも、あの世で返っていく世界は、暗く厳しい場所となります

あの世に持って帰れるのは、どのような心かであり、この世で自らの心をどれだけ統御し、良き性質へと変えていったかが問われます

そのために、この世において自らの心を良きものへとしていく努力や、心の修行が大切になってきます

自らのエゴに向き合い、我欲で人を傷つけてしまっていないか?もっと人のために役だつことは出来ないか?自我を矯めて愛を持つように、心を統御していくことで、それだけよいものをあの世へと持ち帰ることができます

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