002 マスターにお伺いごっこ
自分自身を許すのが苦手な貴方。
そんな時は、友だちとお互いに許し合う、「マスターにお伺い」ごっこをやってみましょう。
マスターって何?誰?
喫茶店の店長?
いえいえ、導師(先生)のことです。
カンフー映画とかでよく出てくる、白ひげの主人公を鍛えてくれる、絶対的なスキルや知識をもった人です。
誰をマスターにすればいいの?
一般的には、マスターというのは凄く偉かったり、とてもすばらしい技術を持っていて我々が弟子になって学ぶようなものです。
スターウォーズとかにも出てきますよね。(見ていないので、あくまでイメージで言ってますが・・)
でもそんな偉い白ひげのおじいさんは、そう簡単には周囲に見つからないので、ここはひとつ、仲の良い友だちにマスターを頼んでみましょう。友達が忙しかったり、面倒くさそうな反応だったら、家族でもきょうだいでも、誰でも構いません。ノリの良い人を希望します。
そして、あなたも相手のマスターになれば、お互いにマスター弟子の関係性の完成です。
マスターに何をお伺いすればいいの?
さて、ここからが本題です。
あなたには何でも聞ける、心強いマスター(という設定の友人)ができました。
でも、何を聞いたらいいのでしょうか。
宇宙の真理?
愛のしくみ?
赤ちゃんはどうやってできるの?
そんな深淵なことを聞いても、あなたの日々にちっとも役に立ちそうにはありません。
ここはひとつ、こう決めましょう。
「迷ったら、マスターにお伺いを立てる」
そして、マスター役になる側は、1つだけシンプルなルールを決めます。
「お伺いを立てられたら、全力で許して勇気づける」
たった、これだけです。
ポイントとしては、2択や複数選択肢をマスターにお伺いするのではなく、「xxしても良いでしょうか?」という形がベストです。
マスターにお伺い 実践編
1)お昼に少し奮発してステーキ丼が食べたいあなた。
あなた「マスター、ランチにステーキ丼を食べたいのですが、よろしいでしょうか?」
マスター「許して進ぜよう。おぬしは普段頑張っておるから、今日くらいは昼からご馳走を食べて午後からも頑張るのじゃぞ」
あなた「ありがとうございます!では行ってまいります!」
2)ヘアスタイルをチェンジしようかと迷っているあなた。
あなた「マスター、ちょっとイメチェンして髪を切ってみようと思うのですが、よろしいでしょうか?」
マスター「よろしい! 新しいスタイルになったおぬしにメロメロになってしまう男子たちが気の毒だが、それは仕方ない事じゃ!魅力あふれるお主は罪よのう」
あなた「ありがとうございます!では行ってまいります!」
マスターの気分を味わう
いかがですか。マスターのような高貴な(?)存在に全肯定されてしまうと、迷っていた気分がすっきりして、やってみようと思えたのではないでしょうか。師の力は絶大です。完全に信じてくれているマスターからの後押しがあれば、あなたはきっと自信をもってやれるはずです。
そしてあなたもまた友人のマスターとなって後押しをしてあげることで、全知全能のマスターが弟子たちに与える寛大な許しの気分を味わうことができます。マスターの役をしているターンでは、あなたはきっと相手にこう思うでしょう。
「あなたは魅力的なのだから、どんどんやりなさい」
だんだんと面白くなってきて、友人と一緒にどんどんエスカレートしていくかも知れません。お伺いの内容も、どんどん活動的で、アグレッシブになっていきます。
そのうち、お互いが慣れてきたら、自分の中に仮想マスターができてきて、自分の心の中でマスターお伺いごっこができるようになってくるかも知れません。そうなれば、しめたもの。
あなたは誰かにお伺いをたてなくても、自分で自分の背中を押せるようになるのですから。
ひとりでマスターと弟子ができるようになるのも素敵ですが、このマスターにお伺いごっこでは、友人も巻き込んでいっしょにアクティブになれてしまうところが、嬉しいポイントです。
バカバカしい、と言って取り合ってくれない友人には、自分のマスターになってもらう所から始めてもいいかも知れません。やっているうちに、相手もマスターにお伺いを立てたくなってくるかも・・?
お伺いを立てられる勇気あるあなたと、相手のお伺いを全肯定できる寛大で偉大なマスターのあなたに、乾杯!
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