【アークナイツ4.5周年特別映像】リターニア:アーツA1.1(翻訳)
諸君、教科書とカリキュラムを手に取ったようだね。よろしい。授業の内容にすら気づいてない者もおろうからな、今日の授業は「アーツ」に焦点を当てているのを言っておこう。では、リターニアの主要な流派から紹介していこうか。
呪法化系統(School of Beschwörung)、これは最も古いアーツの形式でね、オリジニウム・エネルギーを利用して外部に力をかけるものだ。一般的には対象の形状を変えたり、分解したり、飛ばしたりするために使われる。その長く続く人気っぷりは、人間生まれつきの最も深く根付いた性質の1つーー物事を弄りまくるのが大好きのこと――……あるいは他人をいたぶるのが大好きのことを証明しているのだ。
アーツを使って寮でバーベキューをした経験があるのならば、諸君はもう力術転換系統(School of Hervorrufung)のアーツの最も大きな歴史的意義を会得したのだろう。火焔、そして気流のアーツのおかげで、人類の祖先は昼も夜も寝ずに燃えてる枯れ木を見守る代わりに、より有意義に時間を過ごすことができるようになったのだ。——例えば、より複雑な放電と冷凍のアーツを研究し、昼も夜もテレビを見守って冷たい飲み物を楽しむようになったとかね。
力術再構成学派(School of Umwandlung)のアーツは、土木術師と錬金術師による千年以上にわたる執念から生まれたものだが、現代に至っては無から有を生むこと、いわゆる何もない状態から純金を生み出すことを実現した者は一人もおらん。しかし、そうだな。その副産物として、彼らは確かに源石溶鉱炉と鉱山の巨像を作り出して、炭素レンガ、ゲルキューブ、トイレットペーパーやビニール袋の錬成に成功したのだ。
名誉教職員フォン·ムスビースト(鼷獣)氏一族の実演から、生理変化学派(School of Verbesserung)のアーツはどのように身体機能の変化に可能性を探究しているのか、大まかに理解することができるだろう。そこから派生した回復療養学派(School of Wiederherstellung)も古くから応用される伝統がある。しかし、傷を癒し、命を救うことは単なる善意の希望以外に、十分な生理学の知識も厳しく求められるものだ。
勇気をもって医務室に踏み込んできた患者に敬意を払いたまえ――彼らは絶対に自らの指先に小さな頭が生えてきてほしくないのだから。
諸君は全ての単位を取るよりも、オリジムシを踊らせ、レコードプレイヤーと会話し、引いては廊下に掛けられている歴代の我らが学長先生と精神的共鳴を図りたい希望があるのならば、最も難解な感応伝達学派(School of Wahrsagung)のアーツを選択し、履修するがよい――
——今年のコースは選択人数が少なすぎることで中止にならないように私は願っている。
与太話はもうここまでにしよう。さあ諸君、アーツユニットを構えなさい。授業を始めるぞ。
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