"バックパック1つで欧州漫遊計画" day0

僕はヨーロッパへ旅立ちます。

大学入学時から卒業旅行は絶対にヨーロッパと決めていました。

小学校低学年の時、テレビの中で起こる大逆転劇に心を奪われ、フットボールが好きになりました。
そしていつかはこの「イスタンブールの奇跡」のような試合を現地で観るんだと強く思うようになりました。

その夢が現実になろうとしています。

僕はヨーロッパへ旅立ちます。
18日間のなかで、決まっていること。
それは、スタジアムツアーに参加することと、試合を観戦することだけです。

　

正直、歴史的建造物だの絵画だのはわかりません。
Instagramでは飽きるほどエッフェル塔のストーリーを拝見しました。みんなのストーリーでお腹いっぱいです、ありがとう。
コロッセオもビッグベンもいつ誰がみても同じ形をしてて、芸術素人の僕は写真を見るだけで十分です。

ただ。

フットボールはこの目で観たい。
あのスタジアムの熱狂を肌で感じたい。
試合後、街で荒れ狂うフットボールファンと分かち合いたい。
アンフィールドに足を踏み入れたい。
あとは、、、
ウルブスのユニフォームを購入したい。

こんな意気込みで僕はヨーロッパへ旅立ちます。
フットボール7割、グルメ1.5割、ファッション1割、芸術0.5割くらいのモチベです。

そして、キャリーバックは持っていきません。

理由はシンプル。邪魔だから。
6ヶ国を巡る予定ですが、移動の際にキャリーがあるとなにかと不便なのです。

だから僕はバックパックだけを背負ってヨーロッパを巡ります。

そんなこの旅の相棒はこちら。
「BACH travelstar 28」

もともと一昨年くらいからBACHのバックパックかっこいいなあと思ってて、使っていたバックパックが壊れたら新しくBACHを買おうと思っていました。

ところが、なかなか壊れない。
さすがTHE NORTH FACE。

NORTH FACEで行くことも検討しましたが、この旅にめちゃくちゃ気合が入っていた僕は新しくバックパックを購入しようと決め、念願のBACHを手に入れました。

利用する各航空会社の機内持ち込みについて調べ、「55×40×20」の規格内でバックパックを選んだ結果、BACHの中でもこいつになりました。

まずは18日間一緒に頑張ろうな、BACH。
盗まれないでくれよな、BACH。
日本に帰ってきてからも頼むぜ、BACH。

そうコミュニケーションをとりながら、丁寧にパッキング。
機内持ち込みっていろいろ厳しくて
「液体は合計1kgまでで〜、1つあたり最大100mlで〜」
みたいな。

まとめると、液体はだるい。けど、必要不可欠。
なので厳選していきます。

この厚み。総重量およそ7kg。
これを18日間背負い続けるという拷問の先に、プレミアリーグが待っていると考えると大したことはありません。

パッキングを終えると出発メンタルを形成。
「期待と不安が入り混じる」みたいな表現がよく似合う。

ちなみに。

海外経験はというと、ついこの前インドネシアはバリ島に3泊5日で行ったのが初めての海外で、それ以外の国に行ったことはありません。
なにかと環境が整っていたから特にアクシデントも起きなかったバリ島旅行。

でも今回は違う。
リゾートホテルじゃないし、キャリーも持ってない。英語は大学受験レベルにも満たないコミュニケーションレベルしかない。しかも約3週間の長旅。

安パイ主義で、リスクを冒してまでリターンを求めない性格の僕にとっては大きな挑戦。

人生観や倫理観を変える体験ができるのか否か。
このnoteはそんな旅の記録を残していくことが目的です。