第19章 【楽勝だと思っていた就職活動】とよ先生の半生記

e-kids設立は2005年10月だから、後たった9ヶ月なのにここからが近いようで遠いです!さぁ、キックボクシング生活引退を決意しました。それに伴い、働いていたジムも辞めるので仕事を探さなければいけません。アメリカでアメフト頑張ってきました。キックボクシングではプロのリングにあがりました。

海外もいろいろ経験して英語も話せます。
こんな私を欲しくない会社なんてあるわけない!
なんせ、私はあのモスバーガーの「地球遊学生」で4800人の中から選ばれているんです。ちょろいです!私ならどこでも、就職できるに決まっています!とりあえずテキトーに英語を使う会社に問い合わせやら、履歴書を送りました。ほれほれ、どんな会社が私を欲しいんだい。

1週間目 テレビゲームをやりながら返事を待ちます。
2週間目 ポストを1日12回ほどチェックし始めます。
3週間目 公園を徘徊し始めます。
1ヶ月目 独り言が多くなります、で、泣きそうになります。

いや、泣きました。(涙)へ?(汗)へ、返事すら来ない・・・
やっとのことで面接に行けたとしても、会社の方「で?営業の経験は?経理は?あ、何もやったことないのね。はい、では、合格の場合はこちらからご連絡しますから・・・」
もちろん、いくら待っても連絡などありまっせん!
おいおいおい、ヤバイんじゃない?
不況ですね、はい。
企業も即戦力を欲しいわけだから、筋肉バカを育てている暇はありません。
ただの筋肉バカじゃありません、自意識過剰のやつ、です。
タチが悪い筋肉バカです。どこの会社が使ってくれましょう。

この時期はマジで落ち込みました。
この半生記シリーズでお馴染み!「やっぱり甘かった」

自分にがっかり、です。(笑)
辛かったです。
スポーツとはまた別の、「世間の厳しさ」をたくさん学んだ時期でした。

相手をパンチで倒せるとか、バーベル何キロ挙げるとかなんて社会ではどうでも良くて、社会の役に立ち、人の為になる仕事を毎日コツコツする事が大切なんだ。

人と違う世界で生きてきたぜ、俺、すげーだろ。
社会の歯車なんかになりたくねーんだよ。
と、言った所で、人に必要されない人間なんて、
まず社会の歯車に入れてももらえないんです。
お金なんて簡単に稼げると思っていました。

早く仕事を見つけないともう来月の家賃が払えません!
少しずつ自分の愚かさに気がつきました。
ビニールハウスからニョキっと横に広げた枝が飛び出て、外気に触れた感じでした。そんな中、下手な鉄砲が一発当たりました。

試用期間として会社に勤めさせてもらえる事になりました。
社会人相手の英会話学校の先生でした。
既に春、冬の電車の中でも1人半袖の私がこれから夏に向けてスーツで出勤です。

19章はここまで。
次回は2005年春、幻のサラリーマン生活のお話しです。。

「幻」・・・

次のシリーズのオチが既に見えてしまっています!(笑)

第19章【楽勝だと思っていた就職活動】最後まで読んで下さりありがとうございました。

後、数歩でe-kidsです。
ここからもう少し一歩一歩、
噛み締めてシリーズが続きますのでもう少しお付き合い下さいませ。
窪田豊彦 184cm 98kg(焦って痩せました)29歳 
社会に属せるのでしょうか。


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