伝説の競歩

画像1 あっという間の35km。オレゴン世界陸上男子35km競歩を最後まで観るものをひきつけたスペクタクルなレースに持ち込んだのは松永大介であった。35km競歩はできたばかりの新しい種目。ペース設定やレース運びなど未知の部分も多い。夏の世界大会。優勝を確実にするのであればじっくりついていってラストのスパート合戦に備えるというのがセオリーだろう。それじゃあ競歩は面白くない。このレースでメダルをとって引退することを密かに考えていた松永はすべての人の記憶に残るレースをしようと考えた。世界ジュニアで優勝したオレゴンの地。

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