信頼ということ。

画像1 ヒューストンマラソン3日前。空港にまで迎えに来てくれた横田コーチは「新田もいろいろ思うところがあるみたいですね」とポツリと言った。現役を引退した新田コーチが新谷仁美選手の日本記録をアシストするためのペースメーカーをやる。フルマラソンのベストが2時間14分代の彼にとって2時間19分切りを狙う今回のペースメーカーはあまりにも重責であった。重責であったがゆえに集中してきた新田コーチと新谷選手の関係は3日前に崩れ去っていた。レース前日、二人は目すらあわさず、当然足合わせもしない。そんな前日を過ごし、

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