偽すべあなのメールの題が曲名っぽいので歌詞を考えたときのや〜つ

「目の裏泳ぐ月光に夢見し蝶は頑なに沈む」と題された偽すべあなからのメールが一部のかいわいんちゅに届いたときに、これ曲名っぽいな〜と思って歌詞を妄想したんですが、その産物をここにも置いておきます。例によってもし使いたい場合は許可を取らずに使用していただいて構いませんが、その場合はわたしの名前を書いてください(承認欲求)。使用していただけると泣いて喜びます。

Title: 目の裏泳ぐ月光に夢見し蝶は頑なに沈む
Lyrics: 

焼いた八色(やいろ)の雲合いに、
雨粒余す天津神。
干枯らぶ非科学、飛花落葉、
夢幻泡影、無間(むげん)の業。
唯酔う宵に漂って、
仄かな目には小糠雨。
誰(たれ)を知るかと垂れ落ちる。

万策尽くれど贋作作る、
汎用品化の迦陵頻伽。
天空の電球は天球の牽牛。
胡蝶の夢見し湖上の舟と、
瑪瑙よ唄え、目の裏に。
面白くないオクシモロンと、
ノーチラスの恩知らず。


沈む斜陽に左様なら。
小夜の作用に帰依されて、
消え去れば良い、機縁さえ。
深き俯角の不確定。
滾つ涙に秋津(あきつ)見て、
厭夢たりうるヘイムダル。
銀貨海月の銀河系。

枯れ果てた先の隠れ魚なら、
成れ果て捧げた隠れ鬼か。
春怨の終演は春烟の周縁。
烏夜にむやうは有耶無耶なれど、
未必の故意は秘密の恋。
あふれあぶれるアブレーションに、
リリシズムの日が沈む。

(③)
勿忘草忌むは忘れ泣く催涙雨。
来夏、ニライカナイに雷火無く、
滴るは自堕落、
彼我成す五字陀羅尼。
海亀泳ぐ、玉響に。
月影踊る、頑なに。

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