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いきもの大図鑑ミニコレクション 昆虫03 レビュー
前説
ようやく地元に並ぶようになったので、タイトルの製品をレビューしていきたいと思います。
この製品は、バンダイが展開するカプセルトイ「いきもの大図鑑」シリーズのスピンオフである「いきもの大図鑑ミニコレクション」の1種です。
同シリーズの昆虫は、過去にカブトムシやクワガタが中心の1弾、バッタやカマキリの2弾を経て、3弾で再びカブクワに戻ってきたかたちになります。
1弾のそれと似た形状のラインナップが多く、「仕様変更で安く上げようとしてんじゃねーの?」という感じを漂わせていますが、果たして……?
本体
ギラファノコギリクワガタ(飛型)
![](https://assets.st-note.com/img/1687323309446-h4dqiaW7Nt.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687323345740-RCCJJT8Sml.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687327222080-Bb9aAj23OG.jpg?width=800)
まずはギラファノコギリクワガタ(飛型)から。下翅と台座は、第1弾のヤマトカブトからの流用ですが、それ以外は同弾のギラファからいっさい流用していません。
サイズはオオアゴ先からお尻まで76ミリほど。
1/2スケールよりちょっとデカめです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687323630317-qvvzjTchGM.jpg?width=800)
なんと歯形や頭部の形状も若干異なっており、スキャンした標本自体が違う個体の物じゃないかと思わせます。
![](https://assets.st-note.com/img/1687323941223-e1GN8bqVL4.jpg?width=800)
下翅は1弾のヤマトカブトから流用された物のようですが、よく見ると彩色が2箇所だけ増えています。お時間のある方は探してみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1687324052924-0eizftB5ai.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687324084388-2xo9ySPWj9.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687324205103-o4KUm5VhI9.jpg?width=800)
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サイズ感は1弾のギラファとそんなに変わっていません。可動に関しては、オオアゴと下翅が写真くらい動きます。
ところで、このシリーズは実際の標本をスキャンして設計されているそうですが、ギラファがラインナップされているという事はギラファの3Dデータもあるはずという事で……本家いきもの大図鑑でも期待していいんでしょうか?
ネプチューンオオカブト
![](https://assets.st-note.com/img/1687324602582-yadANOhx52.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687324610086-xZCuNfAWrT.jpg?width=800)
続いて、ネプチューンオオカブトをご紹介します。見るからに1弾のヘラクレスの使い回しだろと思わせるラインナップですが、実は…
![](https://assets.st-note.com/img/1687324755320-hf0G5zb2JW.jpg?width=800)
実際に比較してみると、腹側に毛の造形が追加されているではありませんか。本家では完全に同じ形状だっただけに、この変更には驚きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687324973759-T5mxZzrBHG.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687325066082-3Gub07ekv8.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687325107899-GH6xDpn6Un.jpg?width=800)
体長は83ミリほど。
本物は最大で165ミリになるようなので、約1/2スケールという所でしょうか。
可動としては、頭部が2重ボールジョイントで可動します。頭角をいっぱいまで上げて胸角とクロスすると、なんだかムシキング作中のビジュアルに近い雰囲気。
![](https://assets.st-note.com/img/1687325302585-XnDItmxBvg.jpg?width=800)
さらに、こちらも新規造形の足は、フセツ先端部のギザギザした突起まで再現されています。1ミリ強の太さしかない部分に、これほど細かなモールドが成されるあたり、さすがバンダイの製品ですね。
グラントシロカブト
![](https://assets.st-note.com/img/1687325606773-t5R2U0OzmR.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687325614848-0gsVV2lGgs.jpg?width=800)
グラントシロカブトは白と黒の2色がラインナップされているので、2体まとめてご紹介します。
前脚を除く上半身以外はおおむね1弾のヤマトカブト(歩行)と似通った形状ですが、よく見ると非常にわずかな違いが存在します。
どうせなら、より形状の似ているヘラクレスをベースにしてほしかった…
![](https://assets.st-note.com/img/1687326016282-RcSXPxsoOm.jpg?width=800)
具体的には、裏にあったコピーライト表記が削除されたほか、足の太さや突起の配置が微妙に変更されているようです。なぜ……
![](https://assets.st-note.com/img/1687326143989-FJ0Pg2EWBd.jpg?width=800)
さらに、グラントシロカブトはお尻がより翅からはみ出した造形になっています。こちらは尻毛のぶん出っ張って見えるという表現でしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1687326273577-oANFdJJJZJ.jpg?width=800)
ちなみに、本家いきもの大図鑑のグラントシロカブトと比較すると、模様のパターンも異なっています。個人的には今回のほうが好みかな…
![](https://assets.st-note.com/img/1687326410593-nC8aiPtLio.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687326443811-hxZr4rwUtk.jpg?width=800)
体長は61ミリほど。画像検索した限りだと、このサイズでこのプロポーションのグラントシロカブトは実在するようなので、実物大と言えなくも無いです。
頭部が可動するのはお約束ですが、いっぱいまで頭を下げると隙間が大きく開いてしまうのが残念です。
ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ
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オウゴンオニクワガタです。全身が金色に塗装された美しい仕上がりで、この点においては全身成型色だった本家に勝っています。しかも、下半身がノコギリクワガタと共用だった本家に対し、こちらは全身新規造形のようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687326930010-aRTMvA25GW.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687326940052-k3DELOnmfs.jpg?width=800)
オオアゴが可動しますが、ムシキングカードにも「大アゴがあまり開かず~」と書かれてしまっていた通り、あんまり印象は変わりません…
ですが、前胸の斑点状の模様も本家より細かいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687327066378-z0w4Xmx429.jpg?width=800)
オオクワガタ
![](https://assets.st-note.com/img/1687327142454-8u4HgvPaMa.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687327174329-BqMwPRR6yt.jpg?width=800)
個人的に今回のMVPだと思うのがこのオオクワガタ。体長65ミリと実物に近い大きさで、造形もシボ加工が若干わざとらしい以外はほぼ完璧。
![](https://assets.st-note.com/img/1687327360149-Vwlvz2ZkYB.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687327372314-lcUpvM29Gv.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687327387251-qLb98z225p.jpg?width=800)
オウゴンオニと同じく全身新規造形で、オオクワガタらしいプロポーションが再現されています。
本家いきもの大図鑑では残念な形状だった下半身もようやくドルクスらしい逆三角形になりました。
じゃあな
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