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SERIOUS BACON 2つのライブの感想

SERIOUS BACONが出演したタイフェスティバル東京2024(2024.5.11)と、代官山のライブハウスSpace Oddで開催されたライブ(2024.5.13)に行ってきたので、その感想を書きたい。

私のライブ関連のnoteは、覚えていたいこと、忘れたくないことの備忘録として、ある意味自分のために書いている。
どんなに感動したライブも時が経てば忘れてしまって、1年前のことですら覚えていないことが多い。たまに読み返して思い出すきっかけにしたいという目的がある。
でもそんな感じで書いた記事が、もし他の人の役に立つことがあるならばとても嬉しい。

私はタイフェスに来る多くの人が好きなタイドラマもまだ見たことがない(たぶん見始めると止まらないから自制してる)し、
辛いものが苦手なのでタイ料理も食べられるものが少ないし、
普通のタイ好きの人とは入口自体が違うと思うので
(好きになったアーティストがたまたまタイ人だった)
みんなが期待するようなレポではないかもしれないけど、私は2024年5月を忘れたくないので、書き残します。

あれから1ヶ月が経って、今でも思い出してぼーっとしている時があるので、これを書き上げることで現実に戻る区切りにしたい^^;

SERIOUS BACONの2人は「可愛い」という言葉で形容されることが多く、実際とても可愛かったけど、それだけじゃないことを伝えたい。

<タイフェスティバルでのセットリスト>
1. เพื่อนดีเด่น(BEST FRIEND 4EVER)
2. แฟนฉัน(Love Ads)
3. 1001(You’re Lovely)
4. I (don't) MISS YOU (JP VER.)
5. ไม่อยากฟัง
6. พี่ๆ ตัดแว่นให้หน่อย with Copter,Talay


<代官山ライブのセットリスト>
1. บอกให้ฟังหน่อยนะ (please tell me) with Copter
2. ไม่พิเศษ
3. แป๊บนึง (Can you stay?)
4. I (don't) MISS YOU (JP VER.)
5. Dear Stars
6. ไม่อยากฟัง
7. ยิ่งเหงายิ่งคิดถึงเธอ
8. แฟนฉัน (Love Ads)
9. เพื่อนดีเด่น(BEST FRIEND 4EVER)
10.1001(You’re Lovely)
11.พี่ๆ ตัดแว่นให้หน่อย


セットリストは、タイフェスティバルの方は「自己紹介」的なセトリ。
来場者は誰でも見ることのできるフリーライブで、この日初めてSERIOUS BACONを知るという人もいるので、それで正解なのだと思う。
人気曲と日本語曲と最近リリースした曲といったラインナップで
一部の曲は1番だけだったり冒頭がカットされていたりしたけど
持ち時間をフルに使って多くの曲を歌ってくれて嬉しかった。
3~4曲くらいかな?と思っていたので。
いつも私がYouTube等で見ていた、客席にレスポンスを投げるところはなかったので、今思い出すと、13日の代官山ライブと比べればなんか物足りない感じもしたかな。
ずっと画面の中で見続けていた光景がそのまま飛び出してきたような、不思議な感覚だった。
初めての生SERIOUS BACON、本当に夢みたいだった。

YoutTubeに多数動画があります。


代官山ライブの方はさらに一歩も二歩も踏み込んだ感じで、凄く楽しかった。
日本語でリリースされた曲以外はタイ語のまま歌う。
個人的にはずっと聴いてきて馴染みのあるタイ語バージョンの方で聴きたかったから、本当に嬉しかった。
タイフェスで演った6曲プラス5曲。

タイで行われているようなライブをそのままやった感じ?
これが観たかった。

月曜日だったから行くのが難しい人も多かったと思うけど
もし次回があるとしたら、可能な限り単独系ライブの方も足を運ぶことをおすすめします。

MCは基本的に英語。挨拶は日本語。
英語の得意なMuangくん(思ってた以上にペラペラ)が中心ではあるけど
Cakeちゃんもすらすら英語でやりとりして
台本の丸暗記じゃなくて、その場で言語化して話しているのが分かるし、
さすがタイでトップの大学を卒業してるだけある。

タイフェスのときに通訳兼司会のPERTHさんが説明してたんだけど、
SERIOUS BACONの2人は「自分たちの言葉で伝えたいから、ステージで通訳は必要ありません」て言ったんだとか。
カッコイイ。
更に心を鷲掴みにされて大好きになる。
私は英語得意じゃないから聞き逃さないようついていかないといけないけど、大体は理解できるし、自分で伝えようとしてくれる姿勢がとても好印象。
その気持ち、受け取った。伝わった。

話の内容のチョイスも両日とも最高。
食べ物の話は万国共通で盛り上がるから😂

彼らは2024年タイフェスティバル東京においてPR会見に出席する大役を担っていたのだが、PR会見の時の映像よりも随分日本語が上手くなっていたし、なんならタイフェスの時よりも代官山ライブの時の方が日本語が上手だったように思う。
日本語は難しいってインタビューで答えてたけど、なんて吸収力とアウトプット力の高い人達なんだろうと思った。

日本語で歌ったのは「I (don't) MISS YOU」のみ。
挨拶こそカンペ見ながらだったけど
「I (don't) MISS YOU」は両日とも何も見ずに完璧に日本語で歌っていて
めっちゃ練習したんだろうな、と思うと胸が熱くなる。

代官山ライブのセトリで個人的に意外だったのは、コラボ曲が2曲あったこと。
BOXX MUSIC所属のPORTRAITさんとコラボした「ยิ่งเหงายิ่งคิดถึงเธอ」はMuangくんのお気に入りだと、何かで見た気がするけどソースはなんだったか思い出せない

思い出しました。これです。
4:43あたりを見てください。


Whal & Dolphとのコラボ曲「แป๊บนึง (Can you stay?)」は、結成前からファンだったという二人の直々のオファーで実現したそうだから、思い入れが強い曲をそれぞれ選んだのかな〜と想像してる。

「มีปัญหาปรึกษาดาว」のラスサビでみんなでスマホのライトを点灯させて左右に振る。
この日はシティポップ風アレンジの「Dear Stars」バージョンだったけど、一度やってみたかったことの一つ。
夢が叶って凄く嬉しかった。


後半への盛り上がりにつれてコールアンドレスポンスが増えていって
大合唱もタイと同じところで客席にマイクを向けられる感じ。

いつも動画で見てたやつがキタ━(゚∀゚)━!!!!!とわくわくした。
「เพื่อนดีเด่น(BEST FRIEND 4EVER)」の
F-R-I-E-N-D!!
ずっと言ってみたかったから、すっごく嬉しかった!!感無量。
音源もいいけど、ライブで化ける曲でカッコイイ。
この曲の時が一番楽しかった。
誰でも言えるキーワードだから、外国での公演に向いている曲だと思う。

あと、「ไม่อยากฟัง」の落ちサビのところと「พี่ๆ ตัดแว่นให้หน่อย」も、大合唱に加わることができて最高だった。

私はタイ語が分からずファンをやってるけど、
いつも聞いたまま「適当タイ語」で覚えて口ずさんでるから、部分的に一応なんとなくは歌えちゃうんです。
Muangくんの一瞬見せた「なんやみんなイケるやん!?」みたいな、驚いてるけど嬉しそうな表情を見た時は「やったー✌️」と私も嬉しく思った。
(私、関西在住なので例えが関西弁口調だ‪‪けど、そんな感じだったの😅‪‪)

今回、バンドメンバーも一緒に来てくれていることを前日にインスタで知ったときはとても嬉しかった。
BOXX MUSICの本気を感じる。
ライブの動画を見すぎてバンドメンバーの皆さんの顔も名前も全員覚えちゃって、いい雰囲気の人達だな〜といつも思ってたから。
タイフェスでセッティングされていた時に、バンドメンバーさん達も本物だ〜、と密かに感動してた😍
この人達も含めてSERIOUS BACONの演奏だと思ってる。
フルバンドの本物の生演奏で大好きなSERIOUS BACONの音楽を日本で聴けるなんて、なんて豪華なんだろう。
チケット代3倍払ってもいいくらい。
よくぞ連れてきてくださった。ありがとう。

イケメンのギタリストHonさんがあんなにノリがよく熱い演奏をする人とは今まで気づいていなかった。クールな人だと思ってた。
この方の「แฟนฉัน (Love Ads)」のギターソロが大好きなので、本物を聴けて感激だった。
冒頭のMuangくんとのツインギター、かっこよかった。

オープニングSE、タイでも同じものが使われているのを知ってるけど、両日とも凄く良かった。
あと、「เพื่อนดีเด่น(BEST FRIEND 4EVER)」とか「พี่ๆ ตัดแว่นให้หน่อย」は歌始まりの曲だけど、ライブの時は出だしに前奏が追加される。それが私は凄く気に入っている。
こういうのも全部Muangくんが手掛けていることを、前にインスタのストーリーでCakeちゃんが明かしていた。天才。

Billboardのインタビューでどういうライブを心がけているかが載っていたので引用。

なるほど。

Cakeちゃんは、思っていたとおり本当に可愛らしい女性だった。
本当にいい声だし、歌上手いし、一つ一つの動きや仕草が可愛くて、同性の私もキュンとする。
こんなに可愛いのに、SERIOUS BACONの作詞作曲のほとんどをしてる凄い才能の持ち主だなんて信じられないくらい。
私にとっては大先生です。

「1001(You’re Lovely)」のMuangくんのソロパートのところで、Cakeちゃんがフラダンスみたいな手の振りをするやつが凄く可愛かった。
あの時の、思わず踊りたくなるピアノの楽しい音は、音源にはないライブアレンジで大好きです。
キーボードのお姉さんは、Cakeちゃんの大学時代の同級生で、自身のユニットで歌ってる曲もあるんだけど、凄く可愛い声なので聴いてみてほしい。いい歌。



Cakeちゃんがラストのデビュー曲の時に、歌いながらちょっと涙ぐんでいるのが見えて、もらい泣きしそうになった。
撮影した動画を見直すと、Muangくんも結構感極まってて、本当にいいライブだったなぁ〜と1ヶ月経っても思い出に浸ってしまうのです。

ということで、その時のMuangくんの言葉を書き起こしました!
(実はここ、英語長めだったから途中で集中力が切れちゃって一部聞き取れなかった😅‪‪動画を撮っていたので聞き直すことができたけど、それでも抜けや間違いがあるかも。‪‪)

This next song is our last song, and it's also our first song as an artist.
So we released this song about four years ago, and back then we didn't think that we would get a chance like this, to come here and play for you guys.
Very thanksful to be here. Thank you, Thank you, Thank you...

訳:次で最後の曲になりますが、それはアーティストとして最初の曲でもあります。
僕たちはこの歌を約4年前にリリースしたんだけど、当時はこのようなチャンスを掴んで、ここに来て、皆さんの前で演奏できるなんて思ってもみなかった。
ここに来られてとても感謝しています。ありがとうありがとうありがとう...

私もまさかこんな機会があると思っていなかったから、こちらこそありがとうです。
タイから日本に来て歌ってくれて本当に本当に本当に嬉しかったよ...
😭😭😭


↑これね、なぜかたまに翻訳ボタンが出ないことがあるんだけど

Googleレンズの開発者は本当に神ですね。
翻訳できないものやコピペできないものは
いつもスクショ→レンズ
本当に助かる✨


可能ならまた日本で公演してほしいけど
日本に限らずとも、彼らならどこの国でも大丈夫なのではないかな。
Muangくんって最初に私が見ていた頃の動画ではいかにも「弟」感が満載で、Cakeちゃんがしっかりしていて、という感じだったのに、いつの間にこんなに堂々と頼もしくなったんだと惚れてしまう😍


SERIOUS BACONのライブに行く夢を何度も今までに見たことがあって、でもいつも歌が始まる前に夢は終わってしまう。
日本に来てもらおう!というよりは、私はいつかタイまでワンマンライブを見に行くことを目標にしていたので。
けどせっかくコロナ禍が収束したというのに
親が病気になってしまって、私も海外旅行には行きづらくなってしまい…

まさかこちらからタイに出向く前に、日本でSERIOUS BACONのライブが実現するとは、
最初のnoteを書いた2年前は本当に1ミリも思っていなかった。

言霊...案外書いてみたら叶うのかも。

凄くいい曲を作る才能ある2人。
歌声は相性の良い最高の組み合わせだし、頭が良くて礼儀正しく真面目で好印象、笑顔の素敵な人達。
日本でも広く受け入れられると思うな〜。
そうなってほしいな。
(彼らの魅力に3年前に気づいた私って、めっちゃ見る目あるな、と自画自賛してる🎶)

また日本でのライブが実現することを願う。
毎年タイフェス&ライブに来てほしいな。
出たいとインタビューで答えてたサマソニ出演も、叶うよう祈ってる。
そんな日が、近い将来にまた来ますように。‪‪


<Billboard JAPANのライブレポート>


今回、ライブ情報が出てから“行く”一択で、私史上最速でチケットを申し込んだから、最前列の特権を生かして撮った動画を共有したい。
縦映像で下の埋め込みだと画面が小さいから、YouTubeに飛んで全画面で見た方がいいです。
本当にいいライブだったな〜
あの日の、この時間に戻りたい。