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ドラムヘッドのサイズがわからない!(^_^;)

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「すいません、30cmのヘッドが欲しいんですけど?」

「すいません、ドラムセットのヘッドが欲しいんですけど?」

店頭でこんな声をたまに聞くことがある。。。

サイズ、たとえそれがcmであっても、わかっていればヒントにはなる。
ところが、後者の場合、

「サイズはどんな感じですか?」

と、聞いても、

「普通のセットなんですが。。。」

という返事をいただくことが多い。。

お手上げである^_^;

ドラムセットというものは、ある程度標準的な内容が決まってるとはいえ、元々がいろんな打楽器の寄せ集めであり、実際にどんな内容なのかは使っている人にしか把握できないものである。
サイズがわからないままお店に買いに行っても、お店のスタッフはちょっと困ってしまうのである。
自分たちの使っているドラムセットの内容をしっかり把握してもらっているのが最善なのだが、
わからない場合、出来れば実際に大きさを測ってきてもらうのがいいと思う。
測る場所は「リムの内側で最大直径」出来れば「ヘッドを外してもらって、シェルの外側での最大直径」!
どうせヘッド張り替えるのだから、はずすのは問題ないでしょう。
それでも自信がなければ外したヘッドをお店に持って行って、
「同じサイズをください!」
というのが、一番間違いが無いでしょう!

ついでに、ヘッドに関する豆知識!

1″ (1インチ)は25.4mm (2.54cm)

スネアで多い14″の直径だと35.56cm

バスドラムに多い22″だと55.88cm
という感じになる。

ちなみに、
ヘッドの厚みを示す単位として「mil」というのが使われていることが多いが、これは
「1mil」=1/1000インチ
です!

ヘッド最大手のREMOのアンバサダーは10mil、ディプロマットは7.5mil、エンペラーは7mil+7mil、スネアサイドのアンバサダーで3mil。
コンサートスネアドラム用として人気の高いスキントーン、フィルム自体は5milとかなり薄く、これはスネアサイドのエンペラーと同じ厚みなんですね!(← 5milフィルムに3milのファイバーをラミネートして全体で8milと表記されています)

そして更に!
ラディックのミディアムは7.5milと実はREMOのディプロマットと同じ薄いヘッドだったんです!

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※当店オリジナルのスムースホワイトディプロマットコーテッド「雷鼓ヘッド」

いろいろ興味を持って調べると楽しいことがいっぱいわかってきます。
膜鳴楽器であるドラムのサウンドの肝はヘッドにあるといって過言ではないので、
ヘッドの特性を知ることで、音作りの役に立ちますよ!!!

いろいろマニアックなモデルも取り揃えたヘッドコーナーはこちら >>>

※この文章は、2012年 8月 20日にFacebookへの投稿に加筆修正を加えたものです。

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