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面会交流に見る、子どもの笑顔が多い理由。その裏には両親の努力がある。

今年も残せば…⁉

皆様、風邪などひかれていないでしょうか。今年は風邪よりなによりコロナが厄介ですよね。お子さん、お父さん、お母さん、みなさまが健康で年越しができますように。その前にクリスマス🎅でした。よいクリスマスを。

さて、今日は面会交流がどんな影響を子どもに与えるのか、ということについて書きたいと思います。

りむすびでは面会交流のサポートもしています。
スケジュールの調整や引き渡しだけでなく、その場に付き添うこともあります。同居親さんから別居親さんへ子どもを引き渡し、数時間別居親さんとお子さんと過ごす時間を共にしていると、私自身学ぶことがほんっとに(!)たくさんあります。

離婚・別居するほど夫婦関係が破綻している状況で穏やかな感情をキープするのは至難の業。一方で、子どもの生活は続行。親としての役割は一旦ストップ、とはいきません。

あるご家庭は、連絡仲介、面会の付き添いもりむすびが行っていました。
朝、同居親さんからお子さんの引き渡しがあり、その後、別居親さんのところに連れていくと、まずお子さんが「会いたかったよー!!」と別居親さんに抱きつきました。「うん。会いたかったよ」とお子さんをしっかり抱きしめる別居親さん。離れているからこそ、素直に気持ちを言い合えるのかもしれません。

その後、別居親さんにことあるごとに触れる子どもたち。それはそれは何気なくさり気なく。マスクをしているけれど、お互い目を見て笑い合う姿がとても印象的で、その時のお子さんたちには別居親さんしか映ってない、もうそこだけがひとつの家族の世界でした。とても入り込めないような。

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そして帰路に着きます。別れ際、ぐずりかけるお子さんに「またね。年末年始は会えないけど風邪ひかないようにね」と別居親さん。また1カ月後に。

駅で待つ同居親さんの元へお子さんを引き渡すと、私が報告をする前に、お子さんたちが今日の出来事のあれこれを一気に同居親さんに興奮気味で話しています。同居親さんの顔色を見ることもなく、ただただ夢中で話してる彼らがとても可愛くて、それはとても自然体で、ありのままの姿でした。
同居親さんは「そう、お土産いっぱいだね。よかったね」と声をかけます。そしてお別れしました。

私たちにとって大切なのは何よりも子ども。その子どもたちが面会交流の中において、「会いたかった」、「今日、とっても楽しかった」と、自分の気持ちをどちらの親にも話せる状況に感動します。忖度なく素直に思ったことを言える。彼らの中では、なんでもっと会えないの?なんでパパとママは一緒にいないの?いろんな葛藤もあるでしょう。けれど間違いなくどちらも必要、そして、そんな彼らを世界中で一番大切に考えているのは、紛れもなく両親しかいません。

そこのご家庭の同居親さん、別居親さんは、自分たちができる最大限の努力をされています。それぞれが自分の感情よりも子どもの気持ちを優先する、子どもにとって最良なことは?と考え、努力を一生懸命されていることで、お子さんたちはとても素直に育ち、自分の気持ちを屈託のない笑顔で伝えてくれます。

嫌な思いもする、納得のいかないこともあると思います。でも親の努力で子どもの笑顔はこんなにも増えるんだな、と改めて共同養育の大切さを学びました。もしも自分の子どもだったら、一瞬でも笑顔になってほしいと私は思います。

※写真はイメージです。Photo by my daughter



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