【昨日の肉じゃが今日のカレー】⑭バレちゃった

13:00 午後の仕事開始
この日も電行の方々5人がお見えになった。
たく、も会議に出席。


16:00 主任が告げた。
みんな。30分、休憩を挟もう。
今日は残業になるからな。

ふぅー。

また中村さんが来た。
「山里さんは菊池くんの可愛さが気に入ったんですか？」
「、、、強いて言うなら、カレーですかね。」
「え！同棲してるんですか？！」
「中村さん声が大きいです。」
「本当に？」
「はい。彼は料理上手ですよ。」
「でも、なんで山里さんなんだろ。親子には見えなくてもそれくらい歳が離れているだろうに。。。マザコン？」
「聴いてみたらどうですか？」

菊池くーん！

忙しい！！

撃沈、、、、


そうこうしているうちに休憩終了。
仕事に戻る。

18:00
主任が告げた。
山里さん上がっていいよ。
貴女は金庫番なんだから。
しっかり休んでまた明日。
お疲れ様。

ありがとうございます。
お先します。

たく、は、まだ仕事している。

18分歩いて駅に着き電車に乗り3駅先にて降りる。
18分歩いて帰宅。

ただいま。
誰も居ないのに言ってしまった。

メールをする。
お疲れ様です。遅くなりそうだね。一応ご飯作っておくね。

着替えてメイクを落とし洗濯物をしまい、夕食の準備をする。

いただきます。
モグモグ。
ご馳走様でした。

1人で食べるご飯がやたら味気ない。

食器を片付け、お風呂に入る。
上がって、パックをして髪を乾かす。

ふぅー。

ガチャ。ただいまー。
飛び上がって出迎えた。

「おかえりなさい！ご飯は食べた？」

「はっはっはっー！ご飯にする？お風呂にする？それとも、、、わ、た、し？って？」

そんな事は一言も言ってはいない。

とりあえず寝る。
そう言って、たく、はまた脱皮をしてソファーで直ぐに横になった。

企画者だから尚更に大変だろうな。

「理帆。来て。」
「うん。」
今夜は私がしてあげた。

たく、は、果てて、ぐっすりと眠りについた。

お互いに、それも同じ職場で働いていたら、こんなにも素っ気なくなるものなのか。

仕方ない。
忙しそうだから。

♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫
♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫
♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫
♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫
【雨宿り】

今夜は、いつになく疲れてる。
早く休もう。

それにしても
あー。
バレちゃった。