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【東京生活振り返り】ジェネシアやMAKERSを中心にお世話になった方々の紹介

ご覧いただき有難うございます。
大野エイトです。

このnoteは、
1. ジェネシア⋅ベンチャーズMAKERS UNIVERSITYの情報を求められている起業家の方々
2. 僕がお世話になっている皆さん
の順で、2種類の方々に向けて書いているため、少々読みにくいかもしれませんがお付き合いいただければと思います。

結構ボリューミーな文章ですので、MAKERSやジェネシアの情報をお求めの方は目次から各項目へ飛んでいただければと思います。

はじめに

この度、家事都合の為愛知に拠点を移すことになりました。2018年3月に高校を卒業し、上京して1年と9ヶ月。なるべくお世話になった皆さん全員へご挨拶に回りたかったのですが、少し急な話であった為この様な形でお礼させていただきます。改めて本当に有難うございました。

2018年は一人暮らしのおんぼろアパートでD2Cアクセサリーブランド hanazoe を立ち上げ、オンラインのビジネススクールの講義を受講し...と、正直孤独な時間を過ごしておりました。ですが有難い事に hanazoe も軌道に乗り、漠然と事業家としての基盤作りと孤独の軽減(笑)の為に2019年は修行の年にしようと決め、MAKERS UNIVERSITYという通年アクセラレーションプログラムへの参加、ジェネシア⋅ベンチャーズという独立系シードVCでのインターンシップを各々2月から12月までさせていただきました。

この2つの組織を中心に、僕が東京でお世話になった皆さんを紹介していこうと思います。

MAKERS UNIVERSITY

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MAKERS UNIVERSITY とは、NPO法人ETICが運営している通年型のアクセラレーションプログラムです。豪華メンター陣を始めとするプログラム全体の紹介は公式サイトを見ていただけると分かると思うので、こちらでは実際に1年間お世話になったからこそ書けることを書こうと思います。

第4期生として今年一年お世話になった中で、何よりも人生の財産となった存在、それは豪華メンター陣との繋がりではなく、同世代の挑戦者たち、MAKERS生でした。

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(2月 4泊5日のキックオフ合宿)

初対面にも関わらず、皆それぞれ成し遂げたい事や大好きな事について語り、傾聴し、昼夜問わず気が狂ったかのように話し合います。

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(11月 DEMO DAY 時の運営、メンター、4期生)

正直、MAKERS生は人生拗らせている人が多いです。特定の事が好き過ぎたり、社会的に同調が苦手であったり、若くて活動的というだけで変にもてはやされた事で孤独を感じていたり。切磋琢磨しながら精神的に落ち着く本当に心地好いコミュニティでした。有難うございました。

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起業するにあたり、登記が可能且つ面白い企業が沢山在籍しているコワーキングオフィスを探していました。そして辿り着いたオフィスがco-ba jinnanでした。

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(co-ba jinnan 1周年パーティー)

在籍している企業との横の繋がりがとても強く、僕の理想のオフィスでした。

また、コミュニティマネージャーのわださやさんをはじめ、運営の皆さんにも大変お世話になり(可愛がってもらい)、最高に居心地の好い空間で作業させてもらいました、有難うございました!

ジェネシア・ベンチャーズ

ジェネシア・ベンチャーズは日本・東南アジアにおいて革新的なデジタルビジネスを手掛けるシード・アーリーステージのスタートアップへ出資している独立系シードVCです。

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すべての人に豊かさと機会をもたらす社会を実現する” というビジョンを実現すべく、アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームをつくるためにベンチャーキャピタルとして活動しております。

2019年2月1日から12月25日まで、期間にして約11ヶ月間インターン生としてお世話になりました。

文章にすると小っ恥ずかしいですが、僕はジェネシアメンバーが大好きです。もう外の人なので、遠慮なく正直に彼らについて書きたいと思います。

ジェネシアのメンバー紹介


ここではこのnoteを読んでくださっている起業家の方がどのキャピタリストに連絡すると相性が良いのかを、国、事業領域ごとに区切りお伝えしたいと思います。

先ずは日本チーム、キャピタリスト三銃士から紹介させていただきます。彼らは大きく、ホリゾンタルXaaS(産業横断型)バーティカルXaaS(産業縦断型)2C領域・25歳以下 の3種類の特性をそれぞれ持っております。

1人目は、ホリゾンタル(産業横断型)XaaSを主に担当している相良さん

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相良さんはトレジャーデータ出身で、データ活用に強みを持っております。
サービスをつくるに辺り、どのようなデータを取得し、活用する事で、どれだけ事業としてのアップサイドを上げられるか。創業時に先行他社の事例を交えながら一緒に考えます。

これまで蓄積してきた知見やノウハウの型化に注力しており、ジェネシア内でDX-Compassという各産業に応用可能なビジネスモデルの型を公開しております。シリーズ展開しているので是非都度ご一読ください。

DX領域でスタートアップに挑戦される起業家の方は是非相良さんに相談してみると良いかと思います。

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例えば、相良さんの担当しているBoulderは、代表の牟田さんの経験のもと、従業員が働きやすい環境をつくるための日本初のエンプロイサクセスプラットフォーム、Wellを創っております。
社内コミュニケーションツールから社員のコンディションを可視化し、独自のAIツールで検知、従業員が働きづらさを感じる前に課題を早期未然発見し、従業員も会社も気持ちよく仕事が出来る状態を生み出すサービスです。

相良さんの連絡先はこちら

2人目は、バーティカル(産業縦断型)XaaSを主に担当している水谷さん

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水谷さんは住友商事出身で、既存産業をディスラプトするサービスに強みを持っております。各産業のサプライチェーンを細分化し、それぞれどのような変化が起きているかを掴み、時代の潮流と既存プレイヤーを冷静に分析しながら活動しております。

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例えば、水谷さんの担当しているCrezitは、デジタルネイティブ世代が気軽且つ安心安全にお金を借りられるモバイルクレジットサービスを提供しております。日本・東南アジアを中心に金融業界を本気に変革されようとする代表矢部さんの想いとプロダクトに個人的にめちゃくちゃに惚れ込んでおります。

水谷さんの連絡先はこちら

3人目は、2C領域・25歳以下を主に担当している一戸さん

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一戸さんはCandle出身で、メディアを初めとした一般ユーザー向けコンテンツに強みをもっております。一戸さんの最大の強みは何と言っても姿勢。ビックリするほど起業家と同じくらい事業や組織に向き合う姿に、もしも僕が2Cで起業するならば、必ず一戸さんに担当してもらいたいと客観的に思っておりました。

一戸さんの連絡先はこちら

書きながら感じたのですが、全員を細かく紹介していると文量が余りに膨大になってしまう為、日本の起業家の方に関わる範囲で紹介させていただきます...

4人目は、東南アジア・日本両方を担当している河野さん

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“歩くTechCrunch”の異名通り、日本・インド・東南アジアを始めとした世界中のスタートアップの情報を持っています。グローバルマーケットを狙いに行かれる方は、簡単な壁打ちからご連絡してみると良いかと思います。
基本的に活動拠点はインドネシアであるため、あまり日本の起業家の方とお会いする機会は無いかもしれませんが、是非在日中のタイミングをTwitter等で見計らって連絡していただければと思います。

河野さんの連絡先はこちら

5人目は、日本の支援先を中心にバリューアップを担当している愛さん

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愛さんは支援先とジェネシア両方の組織づくりや広報を担当しております。
C I(コーポレート・アイデンティティ)と呼ばれる、ビジョン・ミッション・バリューを策定し、会社の軸と従業員の仕事に対する自己実現に向けた利己的な欲求の軸が、大きく且つ鮮明に重なり合う形となるよう支援先をサポートしております。スキル重視で採用しがちな創業期のスタートアップも、後に事業拡大の妨げとなる組織ではなく、事業拡大を促進する組織であるためには、始めから慎重に組織づくりをする事を推奨しております。

もし仲間探しや組織について悩んでいらっしゃる方は、愛さんのnoteを読んでもらえると良いかと思います。

愛さんの連絡先はこちら

そして、いよいよGPの紹介です!

6人目は、GP/東南アジア担当のタカさん

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タカさんは基本的に東南アジアを担当していますが、河野さんと同じく日本案件も多く見ているので紹介させていただきます。
事業立ち上げの経験は勿論、8年以上に渡るインドネシアを中心とした東南アジアのマーケットでの出資実績があります。
グローバルで戦うことを大前提に置かれている起業家の方は、特にタカさんにお会いしてみると良いかと思います。

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例えば、タカさんの担当しているdreamstockは、ブラジルを起点にグローバルで戦うことを前提につくられた、世界中のサッカー選手を夢見る子供たちがプロになる事が出来るチャンスを創出しているサービスです。従来、プロ選手になる為に必要なものは、技術は勿論、セレクションを複数受ける財力、そして運が必要でした。ブラジルやアフリカ等では、サッカー選手になる事は自身の夢だけでなく、家族を支える多額の収入を獲得する事を意味します。その為に広い国土を動き回り国中のセレクションを受けたくても移動費や滞在費が無い。また、セレクションで活躍してもそのセレクションにスカウトマンが居るかさえ運任せ。そんな現状を打開すべく、自身のプレー動画をdreamstockにアップロードするだけで、世界中のスカウトマンがdreamstock上でプレーを見てプロ選考するというITイノベーションを実現させております。
また、選手がチームを移籍する際に移籍金という物が発生するのですが、そこには選手人生をマネジメントする代理人という人がおり、彼らは多額のマージンを得ながら活動しております。翻って、代理人として適切な仕事をする人が南米やアフリカでは大変少ない上に、ヨーロッパへ移籍する手立ても整っていない事が多い現状です。そこでdreamstockは代理人の立ち位置でも活動し、選手発掘からスター選手になった後まで一貫してサポートする体制を整えております。

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(シード調達後の決起会 写真左から前回ラウンドで出資されている赤坂さん、有安さん、dreamstock代表のマルセロさん、GVタカさん、相良さん、大野)
dreamstockは僕がただのサッカー好きというだけではなく、僕のソーシングから出資に繋がった会社という事もあり、大変思い入れが強い会社である為長々と書いてしまいました笑 
タカさんはたまに日本に居るので、是非連絡してみてください!

タカさんの連絡先はこちら

そして6人目は、ジェネシア・ベンチャーズ 代表/GPの田島さん

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田島さんは元々銀行で働いており、その後サイバーエージェントで事業立ち上げ&売却を経験、その後現在のCACでキャピタリストとなり、代表を務め、多数IPO社に出資した実績があります。

解像度の高い事業戦略は勿論、そして余り知られていませんが、田島さんは大変情熱的な方です。本人が読むと思うと少し恥ずかしいですが、お会いした事のある方の中で僕が一番尊敬する経営者であり、勝手に父のように慕っておりました。 

今の僕が在るのは、田島さんが何度もサシで僕の人生に向き合ってくださったからです。ジェネシアを離れた今でも僕の参考になりそうな記事をメッセージと共に送ってくださります。事業そのもだけでなく、事業によってつくられる未来、組織全員の自己実現、起業家の欲求にこれでもかと言う程向き合ってくれます。本気で社会を変えたいという方、是非田島さんに連絡してみてください。

田島さんの連絡先はこちら

ジェネシアには他にも、ベトナム担当のズンさん、インドネシア担当のエルシャさん、ポートフォリオ マネージャーの実希さんの3名が在籍しております。

ここからは僕がジェネシアでインターン生として過ごした中で得た経験や、少しエモーショナルな事を書こうかと思います。

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(2月 新メンバー相良さん、ズンさん、大野 歓迎会)

僕はベンチャーを起業するにあたり、投資側の目線に立ち事業を俯瞰して見る目を養いたいと思い、ジェネシアにインターンを申し込みましたが、1年を通して、起業家、ビジネスマンとしては勿論、1人の人間として育てていただきました。

皆ただ優しいだけではなく、僕がまだ見えていない、僕の人生数十年を自分ごとのように考えてくださり、僕の人間としての視座を深めてくださいました。

折角ですので、起業家の皆さん向けに、僕がジェネシアメンバーに言われて起業家としての考え方を改めようと感じた言葉ベスト3を紹介致します。
少し僕の言葉で落とし込んでいるので、ニュアンス違いがあるかもしれませんがご了承ください。

(1) 成功する者はギバー(与える人)のみ。失敗する者もギバーのみ。両者の違いは周りにテイカー(搾取する人)が存在するかどうか。

(2) 生き急いで登った山の頂点がとても低く、時間をかけて力を養い、大きな山を登った方が高い事の方が多い。一度登った山を降りる事は難しい。初めから大きな山で山頂を目指せ。

(3) 視座の高い大きなビジョンを本気で目指し、且つ緻密な戦略まで落とし込める起業家が社会を変革する。欲求のタンクが大きい起業家は常に視座が高まり続けるし、緻密な戦略を描く事が止められない。

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(12月 経営合宿in上海)

ジェネシアは僕にとって元インターン先以上の意味を持つ会社です。それは代表を始めとしたメンバーの背中は勿論、何よりも会社の目指す世界、創り出そうとしている社会に自分自身が心から共感し、自分の成長≒自己実現がこの会社で成果を挙げる事で獲得出来るという、個人のWillと会社のWillが大きく重なっていたからだと思います。

どうしても1年お世話になったジェネシアの文量が多くなってしまうので、ここら辺で終わらせます。本当に有難うございました。

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(僕の一番好きな写真 5月 日本チーム1Day経営会議)

方南町、友達

最後は起業家の方には全く役に立たない、僕が東京で住んでいた町“方南町”と友達への感謝です。

僕が住んでいた方南町は、新宿から丸ノ内線で荻窪方面に進む、中野坂上で枝分かれした杉並区の最南地に位置します。

高三の頃、東京の満員電車に恐怖を覚え、上京したら新宿と渋谷に自転車通勤出来る家を探していたことがきっかけで住むことになったのですが、方南町はびっくりするほど面白く、優しい人が商店街を賑わす少し変わった町でした。

斎藤さんという同じ愛知出身の愉快な方を中心に、子供が多くエレベーターの無い方南町駅東口に立ち、ベビーカーが来たら親御さんからベビーカーを階段で受け取り運ぶ「ベビーカーおろすんジャー」や、おばけんというお化け屋敷のメンバーの方々など、本当に面白い方が多い町です。

個人的な話だと、家系ラーメン壱角家方南町店に足しげく通っていました。間違いなく僕の尿酸値が+8.0になった理由の一つです。とても美味しい上に、大将と女将さんがとても優しく、息子のように可愛がっていただき本当に嬉しかったです。MAKERSで同期だった北斗くんや近所の美容院LUTHの店長りきくんと共に夜な夜な集まり話す時間がとても好きでした。

また、上京してすぐから、プロパティーズという花屋に入り浸っておりました。インスタのストーリーし過ぎて、愛知の友人の殆どからは花屋でバイトしていると勘違いされておりましたが、店長の横山さんと店の奥で花に囲まれながらゆったり話していました。身につける花瓶のhanazoeのアイデアもこの花屋で着想し、横山さんにボロクソに言われながら始めました。笑

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太田市場に花の仕入れに連れて行ってもらったり、花の水やりをやらせてもらったり、悩んだ時は無愛想な態度を取りながらとても親身に相談に乗ってくれたり、僕にとってムーミンのスナフキン的存在でした。

また、地元の親友や高校の同期達、仕事で出会った友人、街中でたまたま仲良くなった友人、色々な人に支えられながら本当に楽しい時間を過ごしました。

さいごに

気がついたら、愛知よりも人が多すぎて苦手だった東京の方が過ごしやすくなっていました。留学から帰ってきた時と同じ気分です。
実はこのnoteを書き始めた頃は愛知でしばらく活動する予定でしたが、日々状況が変わり、1ヶ月後、どこでどのように過ごしているのかまだ未定です。

愛知に居るかもしれないし、ロサンゼルスにある親戚の家に居るかもしれないし、東京に居るかもしれません。

弱冠21歳、人生何があるか分からないけれども自分の欲求に愚直に向き合うことで視座を爆上げし続ける次第です。

今後とも何卒宜しくお願い致します。

                              大野エイト

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