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なぜ発表会というプロセスを通すのか?はじめてみたい発表会を考える|日々思考雑記

 僕が運営に関わっているフューチャーセンターならしので絶賛参加者募集中のはじめてみたい発表会(1/14 土 10:00~)について考えていこうと思う。

そもそも「はじめてみたい発表会」とはなんぞや?という話をしよう。
「はじめてみたい発表会」は単体のイベントではなく、その後の「はじめの一歩フェスティバル」に企画者としてイベントを行うための企画プレゼンの場である。ここで発表をしないと、はじめの一歩フェスティバルでは企画を行えないという具合だ。
発表会には、企画発表者だけでなく施設スタッフや、発表を聞きにくる一般の方もいる。その中で「やってみたい」を発表してもらうのだ。

リスナーも意外と多い。

では、本題の「なぜ発表というプロセスを通すのか?」という話に移ろう。
「やりたこと」をわざわざ人前で発表しなくてもイベントができるスペースはたくさんあるし、発表なんて恥ずかしいから嫌だという人がいることも理解しているつもりだ。
それでも、僕はこの発表というプロセスを重要と考えていて、それには下記の狙いがあるからだ。

1回目の発表会で発表している僕。後から見るとやっぱり恥ずかしい。

発表をすることの狙い
・発表の準備をすると自分の企画を客観的にみる機会が増える。
「何をどんな順番で話そう?」「どうしたら相手に伝わるかな?」と発表の準備をしていると、自分が相手に伝えるために、やってみたい企画の内容、目的、対象者などを整理して考え一度アウトプットが生まれる。
また、発表時間も限られているので盛り込める内容も限られる。
「本当に自分がやりたい事」を考えるいい機会だ。

・時間をかける&誰かに話すと「実現したい」というモチベーションが高まる。
これは、愛着と覚悟の話し。企画者が「実現したい」と思わないとスタッフがどんなにアドバイスしても企画は実現できない。
時間をかけると愛着が増すし、誰かに話すと覚悟が生まれる。
第3者の干渉がモチベーションを高める要素になると思っている。

・リスナーからのフィードバックが得られ、企画をより良くするヒントが得られる。
意外と第3者から意見をもらえる機会は少ない。大学の課題や仕事ではあっても、プライベートで行う活動に意見をもらう機会は少ないと思う。
発表会では、さまざまなフィードバックが付箋で帰ってくる。

付箋に良いところやアドバイスを書く。人の真剣な姿勢を見ると親身に答えたくなる。

・企画内容に共感する協力者が現れる。かも。
発表会には発表を聞くリスナーも参加しているから、企画内容に共感して「一緒にやりたい」「何か手伝いたい」というリスナーが企画のフォロワーに変わる瞬間も時々ある。(これは、リスナーの興味と発表内容があった時に起こるので必ず起こるものではないが)
 また、僕らスタッフは来館者の「やってみたい」を仕事柄たくさん聞くが、僕らが手助けできることは、やはりリソースに限界がある。
だから「やってみたいの聞き手」が僕らだけではもったいないと発表会を始める前は思っていた。
聞き手が増える事で僕らだけでは突破できない課題も突破できるかもと思っている。それに「やってみたい!」と必死になっている人を見たら、助けたくなるものだよね。

いま、僕の視線から見えているのはこんなところ。
自分の中で企画をつくって、近くの貸しスペースでイベントを行って、というプロセスでは、得ることのできない広がりがあると信じている。

1回目の一歩フェス集合写真。やり切った笑顔である。

あと、僕が個人的に発表会の好きなところは、「つくり手として、自分の暮らしをより良くしよう」と手をあげる仲間がいる事を知れるのが何より嬉しい。それに、毎回発表会の時間はいろんなアイデアが聞けて、自分自身のやってみたいが溢れてくる。とても有意義だ。

やってみたい事は、基本的にはなんでもOK。
一緒に「やってみたい」を形にしてみません?
あなたの参加を楽しみにしています。
申し込みはこちらのフォームからできます!
https://forms.gle/ERBnfX3PFcpTaYYr8

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