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Coffee Break

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EIS NetworkのCoffee Breakでは、グローバル消費者トレンドの2大震源地でもあるロサンゼルスとパリに拠点を置くEISスタッフが注目する、ローカルトレンドや話題の… もっと読む
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#フランス

日本好きが集まる、パリの蚤の市

蚤の市はフランスで定着している伝統行事です。アンティークや中古品を扱うこの市場は、町の路上や広場で定期的に開かれています。長い歳月をかけて蚤の市は人々の生活に浸透し、熱狂的なコレクターや希少品やオリジナル品を求める好奇心旺盛な人々を魅了し続けています。 フランス人は昔から日本文化に強い関心を持っており、日本の芸術や文化をいち早く発見してきました。今日は、2023年2月11日と12日にパリの門前にあるLa Cité Fertileという場所で行われた、日本のビンテージのお宝を

クラシック音楽家を通じた、富裕層観光誘致の新たな試み – GOKAN

11月16日(水)、エッフェル塔内のGustave Eiffelサロンにて、弊社Exa Innnovation Studioが手掛ける東京観光プロモーション事業の一環で、クラシック・コンサート「五感」を開催しました。なぜ、エッフェル塔におけるクラシックコンサートが、東京のプロモーションに繋がるのか、こちらの記事を読みながら、その理由を紐解いていただければ幸いです。また、記事の最後にコンサートの動画を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。 私、磯部里紗はEISメンバーとして

SIAL Paris 2022で出会った最先端の食品トレンド

SIAL Paris 2022は、食品業界最大のショーケースで、今年は10月15日から19日までの5日間、パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場にて開催されました。毎年、100カ国以上から7,000社以上の企業が、自社の革新的な食品・製品・機器を出展します。特に、農産物に関して、バリューチェーンのあらゆるレベルで多種多様な企業が参加しています。また、来訪者は、世界中の企業と交流し、最先端の食品トレンドに触れると同時に、食品業界の課題に対処するための新たなネットワークを築くことを

パリの古着市場、独自のサステイナブルな生態系

近頃、90年代ファッションやY2Kトレンドのリバイバルによって、古着の人気が若者の中で高まっています。YouTubeやTik Tok上で、古着屋をインフルエンサーが訪れる様子を目にすることも多いのではないでしょうか。実際に、世界の古着市場は2021年から2027年まで、2021年に実施されたREPORTOCEANによるレポートによると、年平均成長率11.1%で成長する見込みです。 ここフランス、パリでも多くの古着屋を目にします。ヴィンテージのフレンチラグジュアリーグッズを展

フランス社会とラップ

「フランスの人気歌手」と聞いて、皆さんは誰を思い浮かべますか?フランスの音楽は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、SpotifyやApple Musicなどの音楽配信アプリでは、Jul, Ninho, Damso, Orelsan, Napsといったフランス出身のラップアーティストがTOP50チャートを独占しています。フレンチラップの影響力は国内に留まらず、多くのフランス語圏の国々でも楽しまれています。ではなぜ、フランスではラップが音楽チャートを席巻しているのでしょう

フランスで甘酒?!パリで人気の発酵食品専門店に行ってみた

最近、世界では発酵食品市場が盛り上がりを見せています。いくつかの研究によると、発酵食品市場は2016年の約6,400億ドルから、2023年には約8,900億ドルへと約5%の年平均成長率が見込まれていたり、発酵食品及び飲料市場は2017年から2022年の間にかけて年平均成長率7%が予測される等、大きな成長が期待されています。この動向はフランス市場においても確認されており、世界中で「発酵食品」と銘打たれた食品・飲料の発売が最も多いのはフランスであるということも示されているそうです