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アイマスリーグ~大会四日目 戦評〜


順位表(四日目終了時)

第一試合:シャイニーカラーズ高校(283プロ) VS 黒石東高校(連合プロ)
第二試合:シアターズ高校(765プロ) VS sideM高校(315プロ)
第三試合:シアターズ高校(765プロ) VS シンデレラ実業高校(346プロ)


シャイニーカラーズ VS 黒石東

■第一試合 シャイニーカラーズ 6-7x 黒石東

大会も終盤戦。四日目の開幕戦は共に三年夏に全国制覇を達成したシャイニーカラーズと黒石東の対戦。
ここまで打撃戦が多数を占めるアイマスリーグだったが、この試合は両エースが試合を作る熾烈な投手戦となった。

試合開始から危なげ無い投球で両軍共に0行進が続き、均衡が崩れたのは四回裏。伊集院のツーベースの後御手洗がタイムリーを放って黒石東が1点を先制。
追い付きたいシャイニーカラーズは五回表、4回1失点の小宮に代打を送る積極策を見せるも三者凡退に倒れ、玲音は5回無失点被安打4四球2で先発の防御率ランキングトップに立つ好投を見せた。

しかしこの試合はすんなりとは終わらない、六回表にこの試合は二番に抜擢された先頭の杜野が安打を放つと代走の七草を投入。すかさず今大会三度目の盗塁を決め、五番桑山のタイムリーで試合を1-1に戻した。
しかしその裏、黒石東が初戦以来の登板となった櫻木から秋月涼が値千金のタイムリーを放ち再び1点のリードを作って試合は最終回に。

崖っぷちのシャイニーカラーズはピンチヒッターに一年生の月岡を起用。見事期待に応えてヒットを放ち、代走は切り札の浅倉。盗塁を決め、代打樋口がしっかりと送って控え選手達が一死三塁のチャンスを作る。
芹沢が倒れて二死となるも、西城がフルカウントからタイムリーを放って同点。裏の攻撃は一死二塁のピンチを八宮のスーパープレイで抑え、今大会初の延長戦に突入した。

正に死闘。総力戦となった延長戦を制したのは―――黒石東。
4-2で迎えた八回裏。無死満塁で登場した代打斑鳩ルカがストッパー黛のフォークを完璧に捉えた同点タイムリーが決め手となり、粘るシャイニーカラーズを突き放して二勝目を挙げた。


シアターズ VS sideM

■第二試合 シアターズ 12-5 sideM

ここまで0勝3敗のsideMと1勝2敗のシアターズの下位対決。監督同士の因縁も渦巻く対決となった。

三回を終えて1-1と一進一退の攻防で迎えた四回表、古論の好走塁もあって作った二死二三塁のチャンスで八番蒼井亨がヒットを放ち2点のリードを作る。ここで三回1失点と好投している天道に対し、代打蒼井悠を送る攻撃的采配を見せるも結果は凡退。

sideMは四回裏のマウンドに今大会無失点の北村が立つが、これが大誤算。シアターズ打線の前にあっという間にリードを溶かし逆転を許してしまう。代わった天峰・紅井も勢いを止められず、蒼井悠を先に代えたことで一塁を未経験の冬美が守るトラブルもあり結局12失点で四敗目を喫した。

シアターズは六番で起用した永吉が大当たり。二塁打二本を含む、四打数三安打二打点の活躍で勝利に貢献した。


シアターズ VS シンデレラ実業

■第三試合 シアターズ 3-7 シンデレラ実業

最終戦のシアターズとシンデレラ実業の対決。共に2勝同士、ライバルチームが優勝に向けて負けられない戦いに臨んだ。

両軍合わせて四本の花火が飛び交う空中戦となったこの試合。

一発目は初回、この試合二番で起用となった福田のソロアーチ
二発目はその直後、三番望月がアベックホームランとなるソロ
三発目は二回先頭の鷹富士がお返しとばかりに放った150Mソロ

そして四発目は――

鷹富士が3ランホームランを放つ

3-3で迎えた五回表二死一・三塁で迎えたターニングポイントで初球を捉え、3点を勝ち越すこの日二本目の152メートル弾

この一撃はあまりにも大きく、シアターズは四回以降毎回ランナーを溜めるものの及川の前に後一本を放つことが出来ず敗戦。シンデレラ実業が地力を見せつける勝利で3勝目を手にした。


打者成績(四日目終了時点)

OPS順

投手成績(四日目終了時点)

防御率順

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