見出し画像

お腹と背中

これは人間の話ではありません。
犬の話です。
私は、犬が大好きです。
犬達も私が犬好きだとわかるレベルの犬好きです。
遠足の最初から最後まで犬がついてくる・・なんて経験数知れず。
これまでも今も、飼ってきた犬とはお話ができます。
(これ以上続けると変な人と思われる可能性あり、やめておきます。)

高校生の頃、うちには「姫ちゃん」という名前のビーグル犬がいました。そして、私の家の敷地内に捨てられた犬「ちび」が一緒に居ました。
「姫ちゃん」と「ちび」。なんだか名前が不公平?
でも彼らは仲良しでした。
姫ちゃんはとてもかしこい犬でした。
ビーグル犬は寒がりで、陽にあたりたくて犬小屋の屋根に上ります。
姫ちゃんも陽の光が犬小屋の屋根にあたる時間になると、必ず屋根に上りました。

屋根に陽が当たる前の数時間、陽の光が家の壁にしか当たらない時間があります。どうしても陽にあたりたい姫ちゃんは、雨戸の戸袋(わかりますか?)に左手をかけ、右手を柵にかけ、壁を背にして2本足で立ち、お腹に陽を当てていました。
姫ちゃんはお腹が寒かったのです。

ちびは、姫ちゃんほど頭は良くありませんでしたが、忠実な雑種犬でした。
お姉さん犬の姫ちゃんの真似をします。
姫ちゃんがお腹に陽の光を当て始めると、その隣に、壁側を向いて2本足で立ちました。

姫ちゃんはお腹、ちびは背中を陽にあてて、並んで何時間も2本足で立っています。
私が2階の窓からのぞくと、姫ちゃんは左目、ちびは右目で私を見上げ、にまっと笑い、次の瞬間「トン」と降りてしまいます。

どうしても写真を撮りたい!
隣は空き地だったので、空き地へ・・と
カサッと音がすると降りてしまいます。
どうしても写真が撮れない!

空き地の隣に、1軒の家がありました。
我が家とは特にやりとりがないお家でした。
写真撮ってください、撮らせてください・・と、言いにいきたかったのですが、今よりずっと控えめだった高校生の私は、お願いすることができませんでした。

よって、証拠写真はありません。
文章で説明することしかできません。
あ、絵で描けばよいのかな?
一応美大出だし・・(笑)
ダメ、描けない。

ということで記事にしました。
懐かしい思い出です。



いろいろつながっていただけると嬉しいです😊

✅Facebook→ @valueoflife202203
✅Instagram→ value_of_life_eikosuya
✅Twitter→ @EikoSuya


ご質問・ご要望等、クリエーターへの問合せからお気軽にご連絡ください。

クリエーターへの問合せ



よろしければサポートをお願いいたします。「個の輝き」「企業の成長」「選ばれる品質」をモットーに2022年3月に起業しました。いただいたサポートは、多くに皆さまへの気づきのエッセンス提供に役立ててまいります。