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リンキング(リエゾン)は、習うのもではないのですね?-お客様の声から

あなたの人生を Re:プロデュースする
夢をかなえる英語波動🄬発音コーチ・波動プロデューサー
Tamakiです。

「先生!  リンキングって、習うもの…ではないのですね!」
とは、発音塾にて7か月ほど、レッスンをご受講のお客様の声です。

そう、リンキングって、本当は、勝手にできてしまうもの…なのです。
って、ほんと???

いきなり…ですよね。

英語のリンキング(リエゾン)…が勝手にできてしまう??…んなこと、ありえないでしょう!(…って思っていませんか?笑)

英語のリンキング(リエゾン)って、単語の語末の「子音」と、
次の単語の語頭の「母音」が繋がって、別の音ができてしまうこと…。

例えば)
This is an apple.

単語をそのまま読んだら、
This   [ðís]
is [ɪz]
an [ən]
apple [ˈæpl]

Tamaki 式発音記号で表記すると…笑
THズィs
イz
アn 
eアapl

別々に聞こえますよね。
➡ Click! ➡ 【This is an apple】

ところが、続けて読むと
This is an apple. ðísɪzənˈæpl
ズィスィーザNナeアapl    (←あまり使いたくない表記ですが…💦)    

伝わりますでしょうか? 笑
単語だけ並べたときには、決して聞こえなかった「ヘン?」
な音が混ざっていますね。

スィ  ザ  ナ   ご覧になってお分かりの通り、
前の単語の 語末 + 次の単語の語頭 がくっついてできた音。

これ、よく 「教えてください」 といわれる部分です。

私の感覚では、頭の中では、単語一つ一つを発音しているつもりなのですが、口の中は、そうはなっていないらしくて…。(無意識)

つまり、ひとつひとつを いちいち?発音していられるかぃ?って
(舌や、口の筋肉、喉の筋肉が言っているのかは知りませんが)
まるで、ひとつひとつを発音するのが面倒?
いや、
物理的に間に合わないために、つながってしまうのが、
リンキング現象の始まりではないかと。
ですから、あえて教える 感覚ではない…というのが本音でもあります。

◆リンキングに関する参考記事
リンキングを読み解く秘訣 その1
調音点が物理的に間に合わない結果の音たち」
https://ameblo.jp/hatuonjyuku/entry-12342955149.html

で、冒頭のお客様が 「リンキングは、習うものではないのですね?!」とおっしゃった理由は、この方は、地道な発音練習をなさっていて、調音点がとても正確なのです。

つまり、単語の発音の際に、例えば
舌の位置、唇の形、喉の使い方…これらを 調音点といいます。
この位置がとても正確なので、つまり、単語一つ一つの音がとても「正確」なのです。
その上で、この方は、英語波動®の意味を理解されていて、(声の出し方)
丹田の下から、音を響かせること
を習得されつつあるのです。

英語本来の発音は、口先の小技(コワザ)だけでは、とうてい、本来の音にはなりません。(※ここ重要!)

英語波動®の響きがあって、初めて、口先の小技が活きてくるからです。

このお客様が、レッスンの中で
Its bed time!
She asked to her parents if she could go out.

このような並びの英文を読まれたときに、
bed time を ベッTアイm
➡ Click! ➡ 【bed time】

asked to を astゥ
➡ Click! ➡ 【asked to】

と見事なリンキングでサラリと音読されたのです。
(※音源は原山の声です…)

特に「つながり方」「つなげ方」を、お教えしたわけではありません。

調音点が正しいために、どうしたって
bed time の d の音を
asked to の d の音を

省略(reduction)して、その次にある 「T」の音につなげないことには、
実は、言いにくくてならないのです。

「d」 があると、 もどかしいというか、引っかかるというか。
二度も、舌先を歯茎硬口蓋で、タンギングしなければならないからです。

なので、口の中では、よりスムーズな動きをしたいために、
自ずと不要な子音は省略(reduction)されたり、
リンキング(つながる)が発生する… することになります。

これが英語の単語の音が繋がってしまう理由です。


特に、英語で歌を歌う方は、尚更。
英語の歌の中で、不要な子音を削除していかないと、
リズムの拍に収まらなかったりします。

リンキングは、その方法を「教える」「習う」ということよりも、
単語一つ一つの本来の音を丁寧に発音できるようにしておくことで
自然にできてしまいます。

そうでなければ、
an apple   ənˈæpl を
n と a を繋げて 「na」になるから、
アナップル です…と、ひとつひとつ教えられてしまうと、
学ぶ方も、たまったもんではありませんよね。💦

リンキングに関してもう少し知りたい方は、こちらをご覧ください。
◆リンキングに関する記事一覧



https://www.reservestock.jp/page/inquiry_form/15859

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