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「She」と「See」の発音の違いって?ー混乱の原因は「日本語」にあり!

あなたの人生を Re:プロデュースする
夢をかなえる英語発音コーチ・波動プロデューサー
Tamakiです。

ご無沙汰していました。
ようやく春の兆しが…みえてきたので、冬眠終了!(笑)


さて、時々質問をいただきます。
今回は、「She」と「See(Sea)」の違いについてでした。


「She」 と 「See(Sea)」の発音は、違うようで似ていますね。

そして、よくわからない!
そう感じるのは、実は、日本人だから! かもしれません。

SheとSee


She   [シi] と Sea 、See   [Sィ]

難しいと感じる人には、本当にむずか意志と思います。
が、スルッと行ける人には、「あぁ、はいはい…」という感じでしょうか。

She と See(Sea)が 混乱してしまうのは、
実は、日本語に原因があるのです。

ちなみに、五十音の「さ行」。ローマ字で表してみましょうか。

さ  SA

  SHI

す  SU

せ  SE

そ  SO

「い段」だけが違う…ってお気づきでしたか。

さ行を 「S」+「母音」 で表すなら…。

さ  SA

し  S I

す  SU

せ  SE

そ  SO

ですよね、

なぜか、「し」だけが  SI ではなく SHI。 

SI は日本語にはない音。

SI も SHI も英語には存在する音。

この辺りが、混乱の元になっているようです。


「S」+「母音」を見ると つい日本語の「さ行」を連想してしまいます。

そして 「I」 の響きを聞くと、

「S」+「I」 =  「シ」 = 「SHI」 という音と結びついてしまうのです。

特に外来語として、日本語になっている単語たち。

特に 「い段」は、

◆日本語が「シ」 BUT 英語は「Sィ」の場合

シルバー  Silver

シングル  Single

シンク   Sink

シスター  Sister

シックス   Six

これら単語は、日本語では 「SHI」という音になり、英語では 「SI」 という音に,なるパターンです。

ここが混乱のきっかけなのです。

「S」 + 「I」 の音は、

必ずしも

日本語の  シ [ ʃiː ]    (シi)

だけではなく、

英語にしかない  スィ  [ síː ]  (Sィ)

も存在するということ。


She [ ʃiː ]    (シi)

➡口の中で舌が横に広がり、口元にも力がはいり、
 騒がしい会場で「静かに!」「しぃ~~~~~!」
 あの時の「しぃ~~~!」と同じ音です。
 ちょっとツバが飛びそうな感じ…。


See,  Sea  [ síː ]  (Sィ)

➡口の中の前側の天井部分、歯頚硬口蓋の少し後ろあたりで、舌先が口蓋に  
  触れるか触れないか。そんなポジションで顎関節を閉じ気味にしながら、「ィ‐」の音を意識しながら、息を吐きだしたときの音。

違いをご理解いただけましたでしょうか。

これを解決する方法は…。残念なことに
徹底して、「音」と「口の動き」の連動を習慣化するして
身体に覚えさせる…方法しかありません。


例えば、

ちょっと遊びながら…。早口言葉を徹底するのもアリです。

初級編
She  sees   the  sea.
ʃiː      síː s  ðə   síː
シi-   Sィズ thァ Sィ‐

応用編
She  sells  seashells    by   the  seashore.
ʃiː  sɛlz   ˈsiˌʃɛlz  bɑɪ  ðə     síːʃ`ɔɚ
シiー セLz   Sィ‐シェLz バi    thァ Sィ‐ショrァ

※カタカナ、アルファベット混在の発音表記は、当発音塾で開発・提供しているものです。英語の音と、日本人の発想・意識の仕方を考慮し、特に英語が久しぶりの方には、あえて、このような表記で発音を指導しています。


これら早口言葉を、毎日、10回ほど(もっとでも可)連続して声に出す。
そして、慣れてきたら、必ず録音する!(←これ重要!)

そして、スペリングを確認しながら、録音した音源を聞く。
スペリングと音が合っていたらOK!

日々、楽しみながら、練習してみてください。

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===参考===

混乱を起こしていたのは、日本語の「さ行」 「い段」。

「さ行」の他の段の音、「あ段」「え段」「う段」「お段」は、
日本語も「S」+「母音」 英語も「S」+「母音」です。

(い段以外)

サックス(saー)    Sax

スーパー(su-)    Super

セミナー(seー)    Seminar

ソング(soー)     Song


そして混乱の原因でもあるのが、「さ行の「拗音」です。
いわゆる「しゃ」「しゅ」「しぇ」「しょ」。
「い段」に「小さな母音」をつける「拗音」たちです。

し = SHI 

はこのように表記されましたね、

「し」=(SHI) に 小母音をつけると…。

「しゃ」 =「SHA」 (SHiA) 

「しゅ」 =「SHU」 (SHiU)

「しぇ」 =「SHE」 (SHiE )

「しょ」 =「SHO」 (SHiO)


日本語が 「拗音」のとき、つまり、
「SH」+「いI段」+「小母音」=「拗音」の時、
英語も「SH」+「母音」の形になっています。

シャンプー (shaー)  Shampoo

シューズ(shuー)    Shoes

ショッピング(shoー)  Shopping

シェル(sheー)     Shell

このあたり、それとなく使っている日本語ですが、実は、そうとう器用に使いこなしていることがわかりますね。

故に英語の She  や See 、Sea などが混乱してしまうのだと思われます。


このように、日本人が英語の発音を学ぶとき、日本語独特の発音や
口・舌の使い方があるため、この辺りを理解してくれる先生でないと、
「なぜできない? WHY?!」 の連続になりかねませんね。

この辺りを踏まえた上で、どんな発音練習をしていったらいのか、
それがわかれば、もう少し英語の発音もよくなりそう…ですかね。(^^)
しかも、個人によって口の動かし方、舌の使い方などにクセがあるので、
一概には言えないのです。

このあたり、お一人おひとりに合わせた、その方に必要な方法をカスタマイズした上で、英語波動発音法でお伝えしています。


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※この記事は、アメブロの「伝わる発音塾」と連動しています。一本化する方向でまとめ始めています。重複する記事があるかもしれません、悪しからずです。

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