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英語の歌は、子音の「調音点」が正確に決まらないと発音がばれてしまう…ってご存知でしたか?

英語の歌を歌うって、いがいと簡単!と思える方と。
いえいえ、とても歌えない…と思われる方の2つにわかれるようです。

前者の方は、歌の基本的な発声法ができている方に多く、
多少の発音も「母音の響きでごまかせてしまう…」ことを知っている方です。

後者の方は、もちろん歌の発声ができている方は、耳がよいので、
まさか、下手な発音では歌いたくない…と思っている方が多いようで…。

さて、英語の歌のポイントは、
なんといっても、まずは「母音」の響きです。

ひとつの音に対して、母音が必ず1つ入りますね
1拍が 「ア」でも、
音符が長くつづけば、「アァァァァァァ」と続いて、
確かに、母音が響いています。

母音には、大きく分けて、
「母音」
「二重母音」
「三重母音」
「R性母音」 ※アメリカ英語の場合
などがあるので、
単語に沿って、正確に母音を発音するのは、なかなか難しいのが本当のところです。

母音は、調音点の喉の筋肉と、英語波動🄬(丹田下の発声法)ができないと、なかなか本来の音になりません。
歌唱力のある方は、気持ちよく母音を響かせることは得意だと思います。そのくらい、身体全体を響かせて発声する音たちです。

ところが、お本当に大事なのは、子音の発音です。
母音の響きを生かすも殺すも、実は「子音」にかかっています。
ここがあまいと(あいまいだと)、どんなに歌声が美しく、母音が正確であっても、明らかに、ノンネイティブが歌っていることは、すぐにわかってしまいます。

英語の曲のリズムや波動と合わないので、とミスマッチしてしまうし…。(英語の曲も、英語波動だからです)



気を付けたい「子音」は、
歯茎硬口蓋のあたりが調音点になっている「子音」たちです。

例えば 「n」 「t」 「d」 「L」 etc

これらが、きちんと正確に発音されていないと、一瞬にして、心地よさから現実に突き返されるます。

時に、聞こえるか聞こえないかくらいの「子音」の音であっても、
呼吸(息)の流れが違うので、すぐわかります。

呼吸(息)は、口の中を通って口の外に出るまでの間に、口の中のもろもろの障害が「子音の音」をつくるので、
・正しい位置に「舌」があるのか、
・「唇(両唇)」はlきちんと破裂しているのか、
  → 唇の代わりに前歯で代用していないか、
・「L」も母音を落としこみながら発音できているか

…などなど…endless …

このあたりの話しになると、かなりマニアックですよね…。
実は、プロの歌手の方でも、ノンネイティブの方が英語の歌を歌うと歌声(母音)の響きは素晴らしくても、「子音」の調音点が甘い方が多く、
とっても残念に思ってしまうことがよくあります。

しかも、それを改善するのは、ほんのちょっとの工夫なんです。

(例えば)
・舌先を あと1㎜~2㎜ 前にもってくればいいだけなのに…
・「舌」の力の入れるところを、おとがい筋を使ってひっぱればいいだけ
 なのに…

などなど。

そうなんです、あつかましくもこんなことが言えてしまうのは、
冒頭にも書きましたように、
「発音」からその方の口の中の様子が3D状態で見えてしまうから…なのです。

おそらく、かなり的を得ていると思うので、ご本人次第ですが、本気で調整しようと思う方は、修正にもあまり時間がかからないようです。

特に、母音の響きができている方は、「子音」を調整するだけで、
それはもう、かなりネイティブな発音ができる人…と思われることが多々あります。

英語の歌の「母音」は、身体全体を楽器に見立てて響かせ、
「子音」を正しい調音点」できちんと決めていいるか
…ということに
かかっています。

たとえ…、英語で日常化会話があまりできなくても、
歌の中で発音がきれいになってしまえば、自ずと、普段話す会話の発音が
ぐっと良くなっています!
よかったら、カラオケでこっそり?お好みの英語の歌を、
お試しになってみてください。
母音を意識して、その響きで気持ちよくなり、
子音を決めたら、それはもっと気持ちがいいはず…ですから…。


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