ジョニー・マーが『Heaven Knows I'm Miserable Now』について語っています。
※動画を再生してから、インタビューを読むのがオススメです。
こんにちは、今回はまさにこのギターでThe SmithsのHeaven Knows I'm Miserable Nowを書いた時の話をしようと思う。
1984年1月2日にこのギターを手に入れたんだけど、その数週間前にThe SmithsがSire Recordsと契約しようとしていたとき、Seymour Steinが僕らをディナーに連れて行ってくれたんだ、ワインとダイナーでね。
彼からはいろいろなバンドの話を聞いていたんだけど、ブライアン・ジョーンズをニューヨークに連れて行ってギターを買ってもらったときのことを話してくれたんだ。
そこで私はチャンスだと思い、「もしニューヨークでギターを買うために私を連れていってくれたら、あなたのレコード会社と契約しましょう」と言いました。
すると彼は弱気になったのか、「ギターを買ってあげるよ」と言ったんだ。
私は、本当に、契約したらギターをくれるの?
それで、彼の言葉どおり、一日中待たされたけど、ニューヨークの48番街に行って、彼と一緒に、店が全部閉まるときに、「このチャンスを逃すわけにはいかない」と思って、この店でギターを見たら、その周りに光が輝いていて、それが僕の欲しいギターだったんだ。
とにかく、彼はそのギターを買ってくれて、もちろん超嬉しかったし、そのままホテルに帰ってケースから取り出して、最初に弾いたのがこれだった。
ギターを手にしたとき、文字通りそう思ったんだ。
これは一体どこから来たんだろう、だからこれを歌にした方がいいんだ、という感じだった。
スミスの曲かどうかはわからなかったが、間違いなく曲になっていた。
この曲について言っておくと、僕はこのリフを25年以上弾いていないから、もし僕が失敗したら、25年後に弾いてみればいいんだ。よくわからないけど。
だから、ニューヨークで1時間かそこらでその曲を全部完成させて、その次に弾いたのはリフだったんだ。
そして、そのリフがロックンロール・ギターのように見えたからか、ピアノの曲として想像していたものが、Girl Afraidになったんだ。
そしてこれがそのギター。
ノエルがBig Red 355を弾く理由はこれと同じで、まるでロックゴッドが待っているかのように、僕のギターを見て、ずっと気に入っていたからだと言っている。
だから、それが彼のイマジネーションを掻き立てたのだと思うし、これが理由だ。
バーナード・バックリーもこれを持ってたんだ。
だから、僕ら3人はみんな、このすごくかっこいい355を持っていて、それがきっかけでバンドが生まれたという話なんだ。