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数字な悪魔
かけるわるひくたす
これらを用いた数学はもはやあなどれない
きっと見たことのない世界を見ようとした人間の欲望に過ぎない
暗い夜道を歩くのが怖いから
先にマップを開く
この距離に通用するのがどこなのか
調べながら掛け算する
本当なら言葉がこれにあたるのに
いまは数学をやっている。
数字は悪魔だ。
ささやきは計算だ
何もかも壊してくる。
壊しては作り、問い質し、また壊し。
欲を数字に落ち着かせる。
少しの誤差もない答えが欲しいから計算し続ける。
たとえ答えが見つかったとしてもずっと計算し続ける。
答えが答えじゃなくなった時に方程式に問題があるのかと疑い出す。
いいや、数学をしている俺が間違いなのだ。
間違っていることに気づかない正解
もう、何を信用して何を頼ればいいのかわからなくなったときに些細なことに目をむける。
目を向けるだけで安心するが悪魔は死なない。
悪魔は目の前を彷徨い続ける。
人生は悪魔との闘いだ。
数字が悪魔なのか
悪魔が数字なのか
天使はなんなのか。
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