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退院


やっぱり最後まで1時間おきに目が覚めてよく眠れないまま朝を迎えた
やっと朝がきたー
退院できる

でもなんとなくほぼ歩いてない体で新幹線に乗ってちゃんと家まで帰れるのか不安になり、体力温存しとこうとベッドでダラダラゴロゴロ

8時過ぎ朝食
先にメイクしとこうかな
でも気合い入り過ぎてて恥ずかしいななんて思いながら、歯磨きして顔洗って少しずつ準備

口腔リハに呼ばれた
もう病棟から一人でも平気でその部屋に行ける
一定時間で唾を何回飲み込むことができるか?飲み込む力はどうかを確認された
朝起きたら痛いわけじゃないけど喉に何か引っかかってる感じがしていて、唾が飲み込みにくい感じがして不安になる

が、問題ないです、と
飲み込みにくい感じがしたんだけど大丈夫ですか?と聞いてみた
力あるし自信持ってください、と
この声かけ心強くなる

耳の下の感覚がないってどんな感じですか?
全く感覚がないというわけではない?
とパソコンに向かってたもう一人の先生が聞く
痺れた感じでと答える
次の診察のときにもう一度診させてもらいますねと

部屋に戻ると次は診察に呼ばれた
傷痕が腫れているということもなく問題ない
気になることは?と聞かれたから微熱があることと喉がつかえてる感じがすることを言うと
舌の動きと喉を診てくれた
炎症も起こしてないし大丈夫と
微熱は切ったことにより傷口は炎症を起こしてるから多少は熱が出るがそのうち治ってくるという
あとは貼ったテープが剥がれて来たら、3Mのマイクロポアテープを貼って、と
大怪我したことらある娘が愛用してるテープだ
あ、家にありましって言うとちょっと驚いた顔してた
病院のコンビニでも買えるし、あとはドラッグストアでも買えると

部屋戻ってメイクしてたら看護師さんが退院後の診察予約票と薬を持って来てくれ、着替えてくださいね
後で忘れ物ないか確認しに来ますから、と
え?待ってメイクしてないしまだ片付けも残ってるのにと思いつつ娘が来るまで待たないといけないし、ゆっくりしようとマイペースに準備
会計ですと精算書も事務の人が持って来ていよいよ追い出されると焦ったけど

メイクも簡単に済ませて、残りの荷物をキャリーに詰め込んで着替えも完了
看護師さんにチェックしてもらい、チェック表にサインしてお礼を言って病棟を後にした

会計は自動精算機でOKとのこと
並んでなくてすぐにクレジットカードで支払い完了
領収書やら何やら13枚も出てきた
多すぎやろーと心の中で突っ込む

この時点で10:30
娘が来るまで1時間あるから院内にある私の好きな某チェーン店のカフェでコーヒー飲みながら待とう

入院してから飲んでなかったから久しぶりのコーヒー
といっても牛乳ありの方が好きなのでカフェラテを注文
ゆっくりと日常が戻って来た感覚になる

娘が予定通り来てくれた
キャリーケースを引いてくれる

乗り換え駅でランチしようと電車の中でお店を決める
久しぶりに肉をがっつり食べたかったけど、年末に牛肉食べて具合悪くなったことを娘に指摘されて思い直す

無難にイタリアンのお店へ
並んだりせず程よい混み具合
サラダバーもあっておいしくて当たりだった

娘の彼氏の愚痴?悩み?を聞かされた
ごめんな、愚痴聞いてもらってって娘は言ったけどなかなか相談する人もいないだろうし、話くらいなら聞くよ
なかなか娘の気持ちに寄り添ったことは言ってやれなくて申し訳ないんだけど

新幹線の予約を変更してから店を出て新幹線の乗り口まで娘がついて来てくれた

前回売り切れてた人気のお土産を家で留守番してくれてた次女と三女に買うつもりだったのでそこへ直行
長女もおいしそうというのでお礼に買ってやり新幹線の時間まで待ち合いの椅子で待ってから別れた

娘たちはママになんかあったらどうしようと不安だったと思う
でもそんなことは一言も言わずに家のことは心配しないでと次女
長女も私が様子見に行くし、迎えに行って新幹線まで見送るし、と
三女はいつになく甘えてきた
不安とか口にしたらダメと思う子だから何も言わないけど不安なんだなと

不安やわとか細かいことを色々言ってきたのはダンナだけ笑
心配してくれてるわけだからそれは仕方ないと分かるんだけどね、、、

これを帰りの新幹線降りて、最寄駅に帰る在来線の中で書いている

新幹線では絶対寝れない私
グリーン車でゆったりしててもダメだった
でも全然平気
思った以上に元気に帰路についている

無事に終わった
今の時点でそう言える
ありがたい

家帰ったらお掃除したいなーなんていつもは手抜きのくせにそんなことを考えている

最後に新幹線から見えた富士山を
私が今までで見た中で一番雪が多いんじゃないかな

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