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【これから「副業」する人におすすめの知識】『ターゲットの理解と仮説の立案』について

こんな人におすすめの記事です。

  • これから副業をしたい人

  • 働きながら独立の準備をしたい人

  • 新規事業開発などに携わっている、あるいは興味がある人

こんな悩みはありませんでしょうか。

  • アイデアを思い付いたけど、どこから手をつけたらいいのか分からない。

  • 仮説がなんとなく納得できず、進まない。

  • ターゲットを正確に把握することができず、商品やサービスの改善につなげられない。

こんな悩みを抱いている人に向けて記事を書きました。
主な原因は、ターゲットと仮説の関係性を考慮して検証できていないことが多いです。
今回は、その悩みが解決できるよう『ターゲットの理解と仮説の立案』についてまとめました。

『ターゲットの理解と仮説の立案』とは

 ターゲットの理解とは、ターゲットが何を求めているのか、どのような問題を抱えているのか、どのような心境でどのように行動するのか等を理解することです。
 仮説とはまだ実際には確かめられていないが、今ある限られた情報だけで問題の本質や解決策をイメージし、現時点で最も妥当だと思える見解のことです。一般的にある事柄を理由づけるための仮の答えです。
 それでは、この2つの関係性は以下の通りとなります。

『ターゲットの理解と仮説』の関係性

 仮説とターゲットは密接な関係です。
 ある現象や問題に対して、その原因や解決策を推測するのが仮説となります。ターゲットは、その仮説が対象とするものです。
 そのため、仮説が正しいかどうかを検証するためには、適切なターゲットを設定することが必要です。

≪例≫ある商品の需要が増加するという仮説の場合
 そのターゲットはその商品を購入する顧客です。
※仮説の検証をするには、その商品を購入する顧客を正確に把握することが必要です。また、実験や観察による検証や統計的手法による検証などの方法を商品やサービスに応じて選定し、検証する。

【ターゲットの理解と仮説の立案の方法とその検証】

■プロセスの全体像

 まず仮説を立てる。仮説から調査項目を考察し、その項目の確認をして不足する情報をリサーチする。
 このステップでは外部環境やターゲットを正確に捉え、仮説を立案、検証することを目的とし、適切な情報ソースにあたり必要な情報・事実をおさえることが重要です。

 ①仮説を立てる

 考えたアイデアや詳細に設定したペルソナから仮説を立てます。
 ターゲット顧客がどんな課題・ニーズを抱えていて、どのようにそれを解決するかを検討したかと思いますが、そのターゲット顧客を対象に考え出した解決策が最適かどうかを問うように仮説を立てます。否定文にせず、分かりやすく立てましょう。否定系の仮説は立証できないため、悪魔の証明とも呼ばれます。

≪例≫
 品川駅周辺のオフィス街において、駅徒歩10分以内にオフィスのある会社に勤める30歳前後の女性を対象に栄養バランスがよく、オシャレで、でも腹持ちがいい食べる具沢山スープの販売をすると売れるのではないか。

 ②仮説をリサーチ課題へ変換する(=複数の視点からターゲットを考える)

 調査項目を考察できるように立案した仮説を複数の課題に変換します。
立案した仮説からどんなことが分かれば、検証できるかを考えて変換することが重要です。
 ターゲットの「リアルな行動の情景」を把握するためにニーズ・不満は行動から確認する。以下のような問いをベースに確認しましょう。
 最近○○したのはいつか。いくらくらいで○○しているのか
⇒その行動は「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」したのか

≪例≫上記①の例を参考に複数の課題に変換。
ターゲットの30歳前後の女性は、品川駅周辺のオフィス街にどれくらいいるのか。
ターゲットの30歳前後の女性は、どうやってどんなランチを選んでいるのか。
ターゲットの30歳前後の女性は、どこでランチタイムを過ごすのか。

 ③課題をクリアにする(=ターゲットの理解を深める)

 複数の課題を客観的なデータやインターネットリサーチによる定量調査と、インタビューやヒアリングなど人に聞く定性調査を行い、ターゲットの理解を深めます。
 まず、どれくらいのニーズがあるかやマーケットの大きさ、ある程度は数値的に把握できるデータを定量調査を行い、その次にターゲットの「リアルな行動」と「経緯や背景、理由」を定性調査にて行う。
※定量調査はインターネットリサーチのみでも、実際にアンケート調査を行ってもどちらでも良いケースもありますが、状況によって判断しましょう。

 ④仮説の再検討を行う

これまで調べた情報・調査結果に基づいて、仮説を再検討します。この際、当初の仮説をブラッシュアップしてより確からしい仮説を立てましょう。

【ターゲット理解の目的と重要なポイント】

検討中のアイデアにおける最適なマーケティング戦略を効率的に行うためにターゲットの考えていることが分かる状態になることが不可欠です。
そこで重要なポイントは以下の通りです。

■ターゲットの行動を理解する

「いつ、どこで、誰が、何を、どのように」したのか。細かく分解して理解することがポイントです。

■なぜ、その行動をとるのかを理解する

 一つ一つ細かく分解した行動をそれぞれなぜそうしたかを理解することがポイントです。なぜ「その時に、その場所で、それをそのように」したのか経緯や背景を理解できる状態になりましょう。

■「行動パターン」を理解する

 ターゲットに聞かなくても、ターゲットの行動が手に取るように分かり、行動パターンが把握できていることが重要です。

以上が、ターゲット理解のポイントです。
ご参考になれば幸いです😊

【ターゲットの理解と仮説の立案】のまとめ

《本記事のまとめ》
 ターゲットの理解と仮説の立案は、アイデアの具体化とマーケティング戦略の構築に役立つものです。ターゲットの理解は、マーケティング戦略の内容やその一貫性・整合性の指標になります。
 ターゲットの理解を適切に行うには、ターゲットのボリュームを確認する定量調査と専門家や周囲の人にヒアリングする定性調査を行うことが重要です。その上で、仮説をより確からしい見解にすることが理想です。

※次回の「小さな検証」について記事を書きたいと思います。よろしくお願いします。


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