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INFINITY POOL / インフィニティ・プール

ミア・ゴスが同世代の女優の中では頭ひとつ抜けましたね。

オープニングタイトルは刺激的でかなり良いです。でも物語の始まりは至って静か。その後の大狂乱に発展するとはとても思えない嵐の前の静けさ。

そしてミア・ゴスです、彼女を中心に話が展開します。もう彼女が出てくるだけで映画のヴォルテージがダダ上がり。

ちょっと『パージ』シリーズを彷彿とさせる映画ですが、そこはそれブランドン・クローネンバーグですから自分のお得意の世界観に観客を引き込みます。

役者陣の豪華さも含め間違いなくネクストレベルを目指そうとしていますが、どうしても詰めの甘さが目立ちます。アレクサンダー・スカルスガルドの狼狽っぷりとミア・ゴスのキレキレの立ち回りによってその穴はかなり埋まっています。かなりオリジナリティ度は高いので異色ホラー映画として評価できます。


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