進撃のWEEK Day1

朝7時。
働くママにとって、1日で一番忙しい時間といえば、間違いなく「朝」。私の場合は娘が7時すぎに、息子が7時45分に家を出るものだから、毎朝が戦争である。

そんな朝7:00〜7:30という戦争勃発の只中、今日から5日の間、PC画面に向き合うことにした。今日はその1日目だった。
縁あって知り合ったZ世代のエンジェル投資家、戸村光氏が運営するセミナーに参加するためである。

初日から、気づきの多いセミナーで、ここから先は、その学びたてほやほやをシェアさせていただく。

会社の企業理念が必要な理由

会社を運営には波があるものだが、どんな企業も荒波に直面するタイミングがやってくる。そんなとき、会社に必要なのは「軸」である。
なぜなら、軸を持たなければ、判断に迷い、ブレてしまうから。

会社の(自分の)理念って何だったっけ?

これを掘り下げる必要がある。


働き手が場所(職場、業種)を選ぶインセンティブは3つ

  • 待遇   ・・・給与、ストックオプション

  • 成長   ・・・タスクの強さ

  • ビジョン ・・・自分理念と企業理念が合致していること


世界を変えようとした起業家はみな、人類の課題を解決するために起業している。

たとえばイーロンマスク。彼は地球が滅びてしまうから、人類が火星に引っ越せるようにとスペースXを作り、このままでは引越しのタイミングまで地球が保たないことから、地球のタイムリミットを1秒でも長くのばすためにテスラを買収。
こうした、世界レベルで人類の課題を解決しようという視座の高さに惹かれて、優秀な人材が集まり、投資家が集まる。
そして、この高い視座は「企業理念」によって示される。

企業に理念が必要なわけ

組織の課題とは、人と人の間に生じる。この課題を一つでもなくすために「理念」はある。
組織に所属する人は、同じ山(目的)を登ためにがんばるけれど、皆、どう登るかがわからず、苦戦する。そんなときに理念がないと組織が分散してしまう。
理念のない会社で働くとは、ハンドルのついていないバスに乗り込むようなものである。

自分の理念はどこから見つかるのか (3つの輪)

よく、「やりたいことが見つからないんです」という人がいるが、そもそも「できること」を増やさなければやりたいことも見つからない。

できることが増える→これによってやりたいことが増える→すると、やるべきことが増える。

これがサイクルとなり、この三つ巴の中心にあるものが、「自分の理念」になる。

そして、自分が「やれること」は何なのか、この答えは自らの過去を振り返る、棚卸しによって見えてくる。


自分の過去を棚卸しして、企業理念を作り、人・市場から選ばれる存在になろう!

・・・ということで、実際にやってみます!

何年に、どこに所属していたか、思い出深い出来事、考えたこと、感じたこと・・・(私の場合)

1984年
●都内のキリスト教系有名私立幼稚園
 皆が輪になって座っていてお行儀よく座っていなければならないのが苦痛でたまらなかった。

1985年
●近所の幼稚園
 幼稚園が嫌でストライキを起こし、転園。近所の幼稚園はのびのびとしていて過ごしやすかった。

1986年
●公立小学校
 ぬぼっとした子だった。歴史の授業がつまらなくて歴史嫌いになった。先生自身が歴史が好きじゃないことがよく伝わってきた。
跳び箱が飛べず、二重跳びができず、逆上がりができなかった。飛べない、できない、回れないまま現在に至るので、運動に対する苦手意識が強い。
誰から教わるかが大事だと思った。

1992年
●私立女子一貫校中学、高校
 A4の紙を真ん中に切り込みを入れて8ページの簡易製本をつくり、学校の先生やクラスの出来事を題材に読み切りマンガを書いていた。授業中にクラスの中をそれが回覧して読まれていたが、それが嬉しかった。書いた小説を親友が面白がってくれたことで小説家を目指すようになる。
倫理の先生の話が面白くて、当時はやりだったソフィーの世界をきっかけに、哲学に興味を持つ。

2000年
●私立哲学科進学
古代哲学史を学ぶつもりで入ったが、西田喜多郎の研究者のゼミに所属したことで東洋哲学に興味が移る。
文藝サークルの支部長・部長。学生新聞記者をやっていた。
このころは、制作サイドではなく小説家志望だった。

2004年
●玩具メーカー勤務
輸入課配属。のちに玩具の営業。課内で共用るカタログを作成したり、外部企画のプレゼン資料を作ったりした。
資料や文面は誉められたが、営業成績は誉められたものではない、、、汗。
働きながら小説を書こうと意気込んでいたが、結局書かなかった。

2006年
●タイ・バンコク駐在
結婚後バンコクに駐在。英語で学ぶタイ語学校だったので世界中に友達ができた。タイを中心に、カンボジア、インド、マレーシア、ブルネイなどいろいろ行った。
タイからカンボジアの陸路は砂利道で、カンボジアは地雷注意のドクロマークだらけ。裸足の子供たちが寄ってきた。
インドでも、スラムの子供たちが持っていたボールペンやら履いていた靴やらいろいろ欲しがり、あげたい気持ちと、複雑な気持ちになる。
縁あってインドのブッダガヤのフリースクールで日本語を教えたとき、目を輝かせて学ぶ子どもたちを見て、人は誰でも本質的に学びたいものなのだと感じた。
クーラーの効いた部屋で不登校になっている子も多い日本人はここから学ぶことが多い、インドの子と日本の子を行き来させたいと思った。

2009年
●芥川賞作家の助手として働く
生まれた子供が希少疾患のある子で0〜2歳のあいだに手術が20回を超え大変だったが、そんな環境で働かせていただけてありがたかった。
口述筆記は先生の文章の一番最初の読者になれる仕事。お金もいただけ、文章も学べ、業界のことも知ることができ楽しかった。

2011年
●ビジネス・実用書ライターへ
ビジネス書、医療、実用のライティングの依頼が来るようになって、フリーランスで書いた。

2019〜2021
●個人事業のまま出版社を立ち上げ、法人化。
ライターや外部編集者として働いた経験上、いま一歩、詰めたいところでタイムリミットがきて心残りのあるまま書店にならんでいく本が多く、本当にいいな、と思うものを世に出したい、そのためには自分で出すことが大切だと思った。
また、本当の意味で必要な読者届く、良い本を作りたいと思った。

●今後の展開
現代は、ブログやネットなど気楽に誰でも発信できるようになった反面、人々が良質な文章に触れる機会が減ったと思う。
読書のきっかけになるよう、オーディオブックや漫画、アニメ、映画など、積極的なメディアミックス、海外展開にもチャレンジしていきたい。

また、人類には本に触れる楽しさを「読む楽しさ」と「書く楽しさ」の両面で感じてもらいたい。
なかでも日本人にとって日本語は母語であり思考言語であるから、理路整然と考えられること、自らが何を考えいるのかを的確にアウトプットできるためにも日本語力は絶対に必要。
良質な読み物を刊行していくことで、日本人が深い思考力、洞察力を身につけられるよう、貢献していきたい。日本は資源はないけれど、頭脳でここまでの国を作り上げてきたのだから。



●理念設計 キーワードと思い出深い体験

・家族・・・初めて産んだ子が70〜100人に一人の希少遺伝子疾患で、知的や視覚に障害があったことで、私の人生の中に「障害福祉」というキーワードが入った。彼を中心に家族の絆が深まっているし、弊社で障害福祉関連の書籍を刊行するきっかけにもなっている。

・創造・・・まだこの世の中にないものを作り出すことにワクワクする。人との出会いによって、新しいアイディアが掛け算されることに大きな喜びを感じる。長男の関連で点字図書館が発刊しているオーディオブックを聞く機会があり、読書体験の未来は「耳」にあると思った。既存のオーディオブックを超える、全く新しいオーディオ×書籍を模索していきたい。

・面白い・・・3年前、ロイス・クルーガー氏とエリック・クルーガー氏が主催する体験ツアーでユタ州を訪れた。クライミング、ジップライン、急勾配のごつごつした岩道(国立公園)をジープでグイングイン走るなど、新しい体験をしてワクワクした。このとき、人生とは「体験」だと思った。生きている間に様々な体験をしたい。体験の幅が人生の幅だと考えるようになった。「ワクワク」が大事。

・発想・・・「ひらめき」をメモに収めている。ユダヤの家庭に伝わる様々な原理原則を私に教えてくれたユダヤ人富豪が、「ノートを取る時には真ん中に線を引いて左に「ひらめき」、右側に「行動」を書くんだよ」と教えてくれた。
なるほど、発想はまだ体験したことのない「未来」だから、閃いた瞬間にキャッチして書き留めないと抜けていってしまうんだなと思った。それからいつでもメモを持ち歩き、実践している。

感謝・・・20代の頃にアメリカの学レイノルズ博士から学んだコンストラクティブ・リビングの中に、日本の内観療法の教えがあり、実践した。「していただいたこと・して差し上げたこと・ご迷惑をおかけしたこと」の3つに対し、過去を遡っていくとと、この世界は涙が溢れるほど感謝の連続なのだなと思った。


5つのキーワード全てを利用して、心がときめく状態を文章で表す

「読む」「書く」「作る」の3つのベクトルから、私は本が好きだ。
書き手になると、よい出来事だけでなく、どんなことでも創造に活かせる。たとえば、私は息子は生後1ヶ月で遺伝子疾患が見つかり、先天緑内障のため22回の手術を受けたものの片目が失明してしまったのだけれど、それも「人と違う体験は物語になる」と知っているから、当事者でありながら客観的に面白がる視点が持てた。
企画や編集といった作り手の立場からすると、いいアイディア(発想)が生まれることに、ゼロイチで創れることへの喜びを感じる。
読む体験によって、他人の人生を擬似体験できる。世界中の人が、人生という「体験」にワクワクし、

●私理念、企業理念(案)
ワクワクの「本」体験をお届けし、日本の思考力底上げに貢献する。
すばらしい日本の思想を世界に発信する。



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