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とある漫画の中のお話。【3分でサクッと読めるが割と感慨深いストーリー】


とても深い話になってるのでぜひ読んでみて下さい。

この話を読んであなたはどう思うでしょうか?
少なくとも俺は自分の行動や言動を見直すきっかけになりました。

それではどうぞ↓



これはとある漫画の中のお話ですが、個人的にかなり拡大解釈して、さらには妄想も添えつつ書き出しておりますのであしからず。笑



とある異国の地。

そこにはとても仲のいい夫婦がいました。


二人は決して裕福では無かったですがそれなりに十分幸せに暮らしていました。

ですが、
一つだけ周りの家庭とは違う悩みがありました。

それは、幼少期から身体が不自由な奥さんが自由に家から出る事が出来ないことでした。外の世界をあまり知らなかった奥さんは時折「外の世界はどんなかしら?きっと素敵でしょうね。私も一度でもいいから見てみたかったわ。」と冗談まじりに旦那さんを困らせていました。


そんなある日…

以前から奥さんに、少しでも外の世界を見せてあげたいと思っていた心の優しい旦那さんは、何か自分に出来ることはないかと考えあることを思いつきました。

動けない奥さんの為に自らが旅に出て、色々な国を周り、写真に納め、思い出話を添えて見せてあげようと。


幾月か時は流れ…

旦那さんは色々な国の風景や様々な観光地の景色、幸せそうな人々の光景を写真に残し、今までにないくらいの出会いと別れを経て、やがて沢山の思い出を作り無事に帰って来ることができました。


その晩…

すぐにでも奥さんを元気付けてあげたかった旦那さんは、さっそく自分が見てきた外の世界の美しさを伝え、楽しかった出会いの話や、切なくなった別れ話も、喜怒哀楽を全身で表現しながらとても楽しそうに旅の思い出を語り、世界にはこんなにも素敵な場所や、沢山の幸せで満ちているんだよとようやく教えてあげれたのです。


奥さんはそんな旦那さんの話をニコニコと微笑みながら、時にはうっすら涙も流しながら最後まで聞いてあげました。

そして、
奥さんの幸せそうな顔を見れてホッとした旦那さんは、いつの間にか寝てしまい、そのまま朝を迎えました。


朝日に照らされ目を覚ますと、隣に居たはずの奥さんはもう布団に居ませんでした。

辺りをみると、
ソファーで寝ている奥さんの後ろ姿が見えたので、ちょっかい好きの旦那さんは少し驚かせてやろうとゆっくりと近づいて行き、勢いよく奥さんに抱きつきました。








ですがなんと、驚いたの旦那さんの方でした。







旦那さんは膝から崩れ落ち、
ただただそこで泣き尽くすしかありませんでした。

ナイフで自らの命を断った愛する妻を抱きしめながら…








時に真実と現実は残酷なものです。


今までずっと知りたかった外の世界を知り、
妻は絶望したのです。
自分はこの先もこの家から大して出れずに一生を過ごし、旦那さんが楽しそうに教えてくれた「沢山の幸せ」とは相反する人生を歩むのかと…


知らなければ幸せだったと。。。



自分の価値観で物事を軽んじてはいけません。
相手の為、相手が喜ぶだろうと思ってしたことが逆に深く傷つけてしまうこともあるのです。



「他人の想いなど所詮計り切れないのです。」

Fin…


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