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息子の誕生日会に想う(「可愛がられることが一番大事!」)

昨夜は、息子の誕生日会を、昨年末の忘年会と同じ、銀座の焼肉屋さんで行いました。

息子も早いもので、27歳になりました。

会の冒頭、27歳としての抱負を聞いたら、「前向きに取り組む」「日帰り旅行をいっぱいしたい」とのことでしたが、離れて暮らしている親としては、健康第一で、元気に過ごして欲しいと願うばかりです。

また、「僕の良いところを3つ挙げてみて」と聞き返されました。昨年10月の私の誕生日の歳、妻と息子連名でのバースデーカードを貰った際、息子がカードに私の良い点を3つ書いてくれたことから、逆に、聞いてみたかったみたいです。

私は、「素直」「真面目」「楽しみ上手」を挙げました。

3つ目の「楽しみ上手」は、妻が私の良いところの一つに挙げてくれましたが、この点は、息子と私が親子である所以を感じるところではあります。

さて、この息子の良い点を考えていて、私は、ある言葉を思い出しました。

それは、「人は、可愛がられることが一番大事!」という趣旨の言葉でした。

そのように私に声を掛けてくれたのは、息子がまだ小学生の頃、当時、私がボランティアで務めていた、とある公立中学校陸上部の顧問の先生でした。

その先生は、特別支援学級の担任をしていました。息子が、中学校から特別支援学級で学校生活を送ることを決めた際、私に掛けてくれた言葉だったと記憶しています。

「伊藤さん、息子さんがこれから成長して、社会に出た際、一番大切なことは、可愛がられること。周りの人から可愛がられる存在になれば、周りが勝手に助けてくれるようになるから」

先生は、そう私に話してくれました。

私は、その時、「息子であれば、このまま成長していけば、必ず『可愛がられる』存在になる」と確信していました。

他人の悪口を決して言わず、コツコツと物事に取り組み、笑顔を絶やさない息子であれば、きっと、周りの人たちから可愛がって貰えると思ったからです。

その私の確信通り、息子は、素直で、真面目に物事に取り組み、ヒーロー好きな、純心な気持ちを忘れない、素敵な大人へと成長してくれました。

最初の職場では、その真面目さ、優しさ故に、人間関係で悩み、転職することになりましたが、今の職場では、誰からも信頼される存在になっているようです。

これからも、息子が、今の素直さ、純心さを、安心して持ち続けられるように、父親として、温かく見守り続けていきたいと思っています。

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