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こがようこさん新刊記念トークイベント【開催報告】

9/26(日)に、絵本作家こがようこさんの新刊『どーこかな?』(瑞雲舎)の発売記念トークイベントを開催しました。

イベントの内容

イベントは、2部構成で、
(1部)おはなし会での読み方など
(2部)トークイベント(こがようこさん、瑞雲舎代表井上みほ子さん、えがしらみちこ、えほんやさんひろこ店長)
という流れでした。

第1部 おはなし会での読み方など

1部はみなさん、お顔をだしていただいて、にこにこ笑顔でいっしょに楽しんでいただきました!

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『ぺこぺこペコリン』(絵 くさかみなこ/講談社)のできるきっかけなどもお話しくださいました!

できるきっかけが、こがさんの娘さんが保健師さんに言われたホッコリする「音」の響きがきっかけだそうで…いろんなところにヒントがあるものなんだなぁと思っちゃいました。

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おはなし会で、こんな指人形などを使うとみんなが楽しんでくれますよ〜という説明されているところをパチリ。

この指人形もこがさんの手作りなんです!

こがさんのお話しのペース言葉遣いなど、穏やかな雰囲気に包まれて、私も思わずにこにこに笑顔になりながらお話を伺っていました。

第2部 トークイベント

第2部は今回のメインテーマであるトークイベント。

こがようこさんの新刊『どーこかな?』を出版されている瑞雲舎の代表井上みほ子さんにもご参加いただき、製作の裏話をおはなししていただきました。

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『どーこかな?』は瑞雲舎では23年ぶりのあかちゃん絵本で、「赤ちゃんがお腹の中にいるときから読んであげて、長く愛される絵本を作りたかった!」という井上さんの力の籠り具合が聞いているだけでも伝わってきました。

こがさんも、この1冊を仕上げるため、段ボールいっぱいに絵を描いたんだそう!!あかちゃんって、髪の毛の量が増えるだけで月齢が変わって見えるので、シンプルだからこそ難しさに苦悩されたようです。

でもたくさん描いたからこそ、こがさんの中にしっかりとできあがって納得のいく絵になったんですね^^

あかちゃんの表情もですが、ふくふくとした手の感じも難しく、ちょうどお孫さんがほぼ同居状態でいらして、いっしょに生活していたからこそ表現できたものだと思うとおっしゃっていました。

こがさんの苦労した点をたくさん伺いましたが、
難しいからこそ絵本作りはおもしろいんですよねー。」
という、つぶやきのようなことばが本音なのだなと感じられてとても印象的でした。

また、作中に出てくる「音」がとても変わっているのですが…これもお二人のこだわりポイントのひとつ。
絵本の中には、自分たちが普段口にしない「音」がたくさん出てきます。
それを絵本を読むことで、絵本を読む大人と子どもの共通言語になり、その家庭で普通に使われる言葉になっていきます。
大人が発する言葉の数には限界があるので、それを広げてくれるのは、絵本のいいところのひとつですね。

トークイベントを終えての感想

いつものトークイベントは、私が作家さんに質問してお話を伺う形式なのですが、今回はいっしょに絵本を制作された編集さんもご参加いただいたので、作家さんにこんな無理なお願いをした!などの思わず笑っちゃう話や、お二人の制作に対する気持ちを、そのときの状況を二人で思い出しながらお伺いすることができて、私だけでは作家さんから引き出すことのできない内容のトークイベントになりました。

作家さん、編集さんが思いをひとつにして、二人三脚でつくりあげていくお話を聞いたので、お客様に『どーこかな?』おすすめするときにも思わず力が入りそうです。

えほんやさんでは、こがようこさんのサイン入り『どーこかな?』を取り扱っています。

https://ehonyasan.shop-pro.jp/?pid=163330108

ぜひ手にとってご覧ください^^

こがようこさん、井上みほ子さん、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

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